げりすんどめ

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マガジン

  • 石山寺へ行く

    中年が真っ昼間から仕事サボって石山寺に行くおはなし。

  • 海遊館へ行く

  • USJに行く。

    愚かなわたしとその家族がUSJできゃっきゃしてる様を生暖かく愛でる場所です。

  • 大腸内視鏡検査

    私のような愚か者が大腸内視鏡検査を受けるとこうなります。

最近の記事

さっき、娘が鼻息荒く作業場にきた。 「あかくてまるい、二個ちいさいのがパッと空に出て、パッと消えて、にし、西の空…」 友達とUFOをみた事を身振り手ぶり。一生懸命説明していた。 「それ、UFOやな」 「やなぁ!」 親子ふたりで大興奮。 外に飛び出てさぶ空、西を見上げる。

    • アミノ式ざる蕎麦、ぺろり

      お昼。IHクッキングヒーターの前。 蕎麦を湯掻く鍋は音もなく沸騰している。 対流に身を委ねて、お蕎麦はしなやかにエンドレスバク転をしている。 眺めてるだけで気持ちがいい。 燃焼系 燃焼系 ア ミ ノ 式 燃焼系 燃焼系 ア ミ ノ 式 腹ペコは、からだを揺らしてリズムを刻み、声高だかにアミノ式。 燃焼系 燃焼系 ア ミ ノ 式 燃焼系 燃焼系 ア ミ ノ 式 こ ん な うん どう し なくても ネンショウケイ ホッホッホ アミノ式 お蕎麦め、気持ちよさそうだ

      • 祝福

        月にいちどニ時間会う。 これを1年。 トータル24時間の逢瀬。 まやかしの空間に浸る過程で芽生えた感情。ビジネスライクというにはあまりにも心が揺れすぎた。 その輪郭のぼやけたなにかをなんと呼べばいいのか。 それはどうやら恋らしい。 いや、名前なんてつけなくてもいいのかもしれない。 その形の定まらないなにかは、由鶴の感情のひだをこまめに刺激しては身悶えさせた。 それは柑橘の強炭酸が喉を駆け抜けるような刺激。 瞬間的で持続性のない、それでいて後味として爽やかに残るほ

        • これ美味しいよ〜。

          ただ今、仕事が完全にオーバーフロー状態なので、noteを封じているのです。 見始めるとチラチラみちゃうんで完全に封じてます。 ですが、いま食べたコレ↓↓ ↑↑コレが頭おかしくなるぐらい美味しかったので「これはnoteだ!」と急ぎ筆を取った次第であります。 餅が完全に狂ってます。もう普通のもちには戻れません。さようならモチ。こんにちはもち。 手にとって、大事にそろっと持ち上げると、自重で勝手にのびるもち。白いおもちがたゆんたゆんにのびて、ちょっと官能的。 おもむろに

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        • 石山寺へ行く
          7本
        • 海遊館へ行く
          5本
        • USJに行く。
          7本
        • 大腸内視鏡検査
          8本

        記事

          たのしいよどおし。

          インドのやまおくで、しゅ〜ぎょ〜おしてぇ〜 ダイバ〜ダッタの〜たのしい夜通し〜♬ 小学生だった当時、なんとな〜くてきと〜に雰囲気だけで歌っていた。今、仕事しながらレインボーマンの歌を聴いて正解を知った。 だ〜いば〜だったの〜たましいやど〜し♬ まぁ、絶対ちがうとはおもっていたけど、個人的には楽しい夜通しが好き。当時、提婆達多が人の名前だということも理解していたかどうだか…バッタの親分みたいな名前だなぁ程度の理解だったと思う。 それにしても〝楽しい夜通し〟ってめっちゃ楽

          たのしいよどおし。

          暑いですね!…鍋でもするかw

          夏の暑さをなめんなっ!とお怒りの声をよそに、ただ今、一人鍋を敢行。 えぇ、お外で。 なんで?と言われれば決めてたから。 知らない料理を知ったんだ。『痛風鍋』 日々家から出ないから世間をまったく知らないわたし。 通風鍋やるぞってなって食材求めて夕方スーパー。フグの白子あん肝などのプリン王の魚介類を探し求めて右往左往。 無いことは百も承知。一縷ののぞみを持ってそれでもハシゴ。 道中の空がとってもキレイ。 やっぱりなかった。 こうなったらと、鳥やらえのきやら、賞味期限瀬

          暑いですね!…鍋でもするかw

          ルックバック

          観たかった。 仕事を休んででも。 前評判がいいのは知っていた。友達も絶賛していた。ただ事じゃない作品だという匂いは感じていた。 原作は読んでいなかった。 が、予告をみて泣いた。 観にいかなきゃ、っておもった。 そして仕事を放り投げて、観にいった。 その感想を、書きたい。 『じゃあ、藤野ちゃんはなんで漫画を描くの?』 帰りの車中、運転しながら劇場では処理しきれなかった『ルックバック』のこのセリフにおもいを巡らす。 自分なりの答えがでた瞬間、一気に感動が押し寄せて

          ルックバック

          思い切ってお仕事休みました!今から観てきます♬

          思い切ってお仕事休みました!今から観てきます♬

          息子どもに、花が さいたよ 花が 花がさいたよ 惡の華をおみまいする。

          ちょうなん と ちょう なんの かのじょ を えい が かん に  おく おくって いった よ く る ま にのせ て え いが に おく おくって  いったよ 車の後部座席に二人並んで仲睦まじく座っている。 ランダムに流れる〝私セレクトミュージック〟そのなかの『点描の唄』が二人の世界をラブワールドへと連れて行ったらしく、バックミラー越しに絡まり合う二人を確認。 お父さんもいますよ。 おーい、おっ始めるんじゃないでしょうね!!これは……イケナイ!! 〝は な が 

          息子どもに、花が さいたよ 花が 花がさいたよ 惡の華をおみまいする。

          すんどめも信じた道をいく(8)真昼のまひろとそして、いと。

          平日の真っ昼間、中年男はぽやぽやと石山寺。 光堂を後にすると、ゆるゆると坂をくだりながら次の目的地「紫式部像」を目指す。 緩やかな坂から急勾配の階段へと差し掛かると、眼下に広がる樹々のあいだから紫式部のお姿がチラチラと見えた。はやる気持ちを抑えて、ゆっくりと階段を降りていく。 階段を降りてほどなく、紫式部像の前でインテリ神様老夫婦が記念撮影をしているのを肉眼で確認する。奥様が紫式部像の前に立ち、にっこり笑う。旦那様がよだれを垂らして、推し活ばりにパシャパシャいく。 近

          すんどめも信じた道をいく(8)真昼のまひろとそして、いと。

          すんどめも信じた道をいく(7)胡蝶の夢を見る。

          両脇を緑一色に染めあげた山道は、緩やかな下り坂になっている。私は、敷き詰められた玉砂利をジャリジャリと鳴らしながらそんな山道を歩く。時折、頬を撫でるそよ風が気持ち良くて目を細める。 豊浄殿を出ると、やはり新緑がまぶしい。山の中とはいえ、切り拓かれた山の側面には太陽の光が満遍なく降り注ぐ。 高い陽射しが葉の表面に反射して、山全体が白くかがやく。青葉が放つ反射光は、私の視界の隅々にまで拡がる。こうも陽射しが強いと、落とす影もやはり濃い。 玉砂利を踏み締める音が、心地よく弾む

          すんどめも信じた道をいく(7)胡蝶の夢を見る。

          すんどめも信じた道をいく(6)平安京カーチェイス

          前回同様、石山寺豊浄殿にて、『石山寺と紫式部展』を観覧している。 石山寺縁起絵巻の紫式部関連の物が展示してある。 石山寺縁起絵巻第3巻。 私の走りメモには、藤原兼家、道綱、東三条院詮子、藤原実資とだけ書いてある。 えっ、終わり!?……思い出せ、思い出せ…くぅ、思い出せない……!! ………おれ…何みたんだっけ……メモを書いてる時にはこれだけで再生できるとおもっていたらしい。たぶん、石山詣の様子が描かれていたのだと思うけれど曖昧。 あのときのオレよ、よく聞いてください。

          すんどめも信じた道をいく(6)平安京カーチェイス

          すんどめも信じた道をいく(5)白銀のインテリ無双。

          MURASAKIと別れた後、ようやく『石山寺と紫式部展〜紫式部をめぐる人々〜』の展示物がある空間へと進む。 中は撮影不可なので、展示物についてスマホにちょこちょこメモを走らせる。 以下、走りメモを頼りに書く。 ドンと、硯が展示してある。 紫式部が使用したと伝わる古硯。 照明を受けて鈍色がまぶしい。 長方形、底の四方に脚が付いていて紫瑪瑙で出来ている。 少なくとも私が知っている硯とはちょっと違う。 硯の高い所、これを〝丘〟という。 その丘を左右二分するように、二つ

          すんどめも信じた道をいく(5)白銀のインテリ無双。

          雨に飛び込む。

          日曜日、大雨。 甲高く、やたら優しい鉄琴の音が鳴り響く。 iPhoneには、黄色い三角、黒いエクスクラメーション。 大雨特別警報。 前日からの宿雨が勢いを増す。 10トンダンプが荷台を上げて、屋根に小砂利を延々流し続けているのではないのかと疑いたくなるような雨音。そんな雨音が耳を支配する。 『羅生門』の雨はこんなイメージ。 だが、はっきりと言わせてもらう。 大雨だろうが鬼雨だろうが我ら父娘には喜雨も喜雨!!『羅生門』のように暗くはないのだ!! 「おとう!」「

          雨に飛び込む。

          すんどめも信じた道をいく(4)寂寥のMURASAKI

          必死にめかくし岩に抱きついた私は、老夫婦の後につづいてヨタヨタと歩き、さらに上へと登ってゆく。この時、うっかり順路をショートカットしていて月見亭をすっ飛ばす。 月見亭とは、後白河天皇の御幸の際に建てられた建物。近江八景の一つ、『石山の秋月』として有名である。 月見亭 こんな素敵な場所をスルーしてしまったとは不覚! 近江八景を逃した……。 そんな事とは露知らず、意気揚々と坂を登る。程よい負荷が心地よい。軽く荒れた呼吸によって、新鮮な空気が矢継ぎ早に肺に流れる。濃い酸素に

          すんどめも信じた道をいく(4)寂寥のMURASAKI

          何気なく笑点のテーマをちょっぴり変えて口ずさんだら母親が、秒で神がえししてきた。 《わたし》 てんてけてけてけ、イ・ビョンホン♬ 《母親》 チェジュゥ!!(あのパフゥってとこ) どんな脳みそしてんだよwww

          何気なく笑点のテーマをちょっぴり変えて口ずさんだら母親が、秒で神がえししてきた。 《わたし》 てんてけてけてけ、イ・ビョンホン♬ 《母親》 チェジュゥ!!(あのパフゥってとこ) どんな脳みそしてんだよwww