すんどめも信じた道をいく(1)
朝、妻が土煙をたてて出勤。その後、娘と息子を学校に送り出す。
「おとう、傘いる?」
「大丈夫やとおもうけど一応持っていったら?」
「わかった、持ってく。いってきま!」
「いってらっっっシャイ!!!!(にっこり)」
あいさつのアレンジも底をつき、マンネリ化した朝の掛け合い。最近お互い暗中模索、スベりたくない父と娘。双方逡巡しながらも安牌を選ぶ。娘はそのまま集団登校へ。
息子は彼女と自転車で…ムスコはカノジョとジテンシャで…カノジョと…かのじょと……ジテンシャ…
いってき