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石山寺へ行く

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中年が真っ昼間から仕事サボって石山寺に行くおはなし。
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記事一覧

石山寺へ行く(完)すんどめは信じた道をいく

あまつかぜ〜☆おまたせ〜!(伝わるかな) 石山詣も最終回だよ。 車は石山寺を出て、琵琶湖…

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石山寺へ行く(10)恋するもののあはれ

大河ドラマ館を出るとすぐ隣でやっていたのが、『源氏物語 恋するもののあはれ展』 どんな展…

げりすんどめ
1か月前
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石山寺へ行く(9)光る君へ

思いつきで訪れた石山寺。 まさかここでも大河ドラマ館をやっているなんて。 とはいえ、よく…

げりすんどめ
2か月前
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石山寺へ行く(8)真昼のまひろとそして、いと。

平日の真っ昼間、中年男はぽやぽやと石山寺。 光堂を後にすると、ゆるゆると坂をくだりながら…

げりすんどめ
7か月前
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石山寺へ行く(7)胡蝶の夢を見る。

両脇を緑一色に染めあげた山道は、緩やかな下り坂になっている。私は、敷き詰められた玉砂利を…

げりすんどめ
7か月前
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石山寺へ行く(6)平安京カーチェイス

前回同様、石山寺豊浄殿にて、『石山寺と紫式部展』を観覧している。 石山寺縁起絵巻の紫式部…

げりすんどめ
7か月前
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石山寺へ行く(5)白銀のインテリ無双。

MURASAKIと別れた後、ようやく『石山寺と紫式部展〜紫式部をめぐる人々〜』の展示物がある空間へと進む。 中は撮影不可なので、展示物についてスマホにちょこちょこメモを走らせる。 以下、走りメモを頼りに書く。 ドンと、硯が展示してある。 紫式部が使用したと伝わる古硯。 照明を受けて鈍色がまぶしい。 長方形、底の四方に脚が付いていて紫瑪瑙で出来ている。 少なくとも私が知っている硯とはちょっと違う。 硯の高い所、これを〝丘〟という。 その丘を左右二分するように、二つ

石山寺へ行く(4)寂寥のMURASAKI

必死にめかくし岩に抱きついた私は、老夫婦の後につづいてヨタヨタと歩き、さらに上へと登って…

げりすんどめ
8か月前
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石山寺へ行く(3)緑園にて、岩を抱く

多宝塔が天高く飛んでいくのを見送った後、すぐそばにある宝篋印塔2基を肉眼で確認する。 宝…

げりすんどめ
8か月前
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石山寺へ行く(2)鐘楼五月雨撞き

紫式部源氏の間をどっぷり堪能した後、すっかり千年前の世界を旅している気分になって本堂を出…

げりすんどめ
9か月前
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石山寺へ行く(1)仕事をサボる

朝、妻が土煙をたてて出勤。その後、娘と息子を学校に送り出す。 「おとう、傘いる?」 「大…

げりすんどめ
9か月前
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