石山寺へ行く(5)白銀のインテリ無双。
MURASAKIと別れた後、ようやく『石山寺と紫式部展〜紫式部をめぐる人々〜』の展示物がある空間へと進む。
中は撮影不可なので、展示物についてスマホにちょこちょこメモを走らせる。
以下、走りメモを頼りに書く。
ドンと、硯が展示してある。
紫式部が使用したと伝わる古硯。
照明を受けて鈍色がまぶしい。
長方形、底の四方に脚が付いていて紫瑪瑙で出来ている。
少なくとも私が知っている硯とはちょっと違う。
硯の高い所、これを〝丘〟という。
その丘を左右二分するように、二つ