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金時草
年に1度だけ食べる金時草。
独特の香りがあり、この香りであれば好きだと思える方は多いのではないかと思っています。
今回は金時草のことについて調べてみました。
入手方法と、私がいつも調理している食べ方についてもご紹介します。
金時草とは
金時草とは石川県、熊本県、沖縄県などの地で育ち、地元食材として親しまれている葉野菜です。
標準和名では「水前寺菜(スイゼンジナ)」と呼び、熊本県ではそう呼ばれているそうですが、石川県では「金時草」、沖縄県では「はんだま」、他には「式部草」などとも呼ばれることがあるそうです。
葉の表は緑色で裏返すと紫色になっており、
他の葉野菜とは異なる独特の香りがあることと、茹でることでぬめりが出てくるという特徴があります。
7月頃から9月頃までが旬とされていますが、最近は他の季節でも入手できるお店が増えているのだとか。
参考⇒ スイゼンジナ、特徴と旬の時期や産地
食べた時の個人的な感想
私はねばりがありつつもあっさりした食材が好きです。
例えばもずくやめかぶといった海藻類がそれらに属しますが、金時草もそれらのような感覚で食べられる野菜というイメージであり、あそこまでねばりがあるわけでもなく、さっぱりとしています。
初めて家族が買ってきた実物を見た時は「なぜこんなシンプルな葉野菜を買ってきたのだろう?」と疑問だったのですが、
金時草でしか得られない香り、若干のねばりからすっかり虜になってしまいました。
調理方法
金時草の調理方法についてですが、自宅ではいつも軽く茹でておひたしにして食べています。
昨年はサラダにもして食べてみたのですが、私としてはサラダよりも茹でた方が香りが立ったことと、ねばりも感じられたので好きです。
他には天ぷらにするといった調理方法も好まれているようです。
金時草が獲れる土地であれば他にもおすすめのレシピをご存知の方がいらっしゃるのではないかと思います。
入手方法について
石川県、熊本県、沖縄県あたりに住んでいない人ならわかると思うのですが、金時草を見たことがない、むしろ聞いたこともないという方が全国的には多いのではないかと思います。
私もそうで、ここ2~3年前に初めて知り初めて食べた食材だったので、人に買って来てもらいようやく年に一度食べられるかどうかといったところです。
近場にあるあちこちの地域の生鮮食品を取り扱うような店で手に入るといいのですが、私が住む街ではそのような店でも手に入りません。
やはりネットを利用し取り寄せるか、石川県、熊本県、沖縄県あたりへ旅行する人に買ってきてもらうといった方法しかないようです。
まだまだ知らない自然界の食材が世の中にはたくさんあると思います。
風変わりな香りや食感、見た目の食材をもっと食べてみたいところです。
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