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2023年11月の記事一覧
時空絵巻 25頁 おまけの詩 おまけトーク(お金の使い方)
「動物と人間の隔たり」
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人は人間であり―同時に動物であり
生命であると同時に―一つの輝きである
動物と人間の違いは果てしてどこにあるのか
遺伝子にそれは宿るのか
歴史を紐解けばそれは明かされるのか
それは心か―思考か
精神とは人間のみが持ち得るのか
しかしならばなぜ人は
馬と―犬と―猫と―鳥と―他の動物たちと心を通わせることができうるのか
動物にも心があるのか
彼らを本能
時空絵巻 24頁 おまけトーク(ちょっと立ち止まって見る)
「悠久の時」
山が山として存在すためにどれ程の時が必要だろうか
川が川として存在するためにどれ程の時を経るだろうか
例えばいつも目にする川
昨日―それはいつもの姿であり
一昨日―そうであっても変わるはずがなく
一年前―変化があったとしても水量くらいだろうか
二年前―三年前―十年前―百年前―千年前―まだそれは川として存在する
二千年前―三千年前―一万年前―十万年前―都市はそこになく―人の姿
時空絵巻 23頁 おまけトーク(気づいてバランスをとる)
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「命の系譜」
なぜ生き物は生存するのか
灼熱の大地に
極寒の大陸に
深海の暗底に
天空の山脈に
世界が闇に包まれ―絶滅した時代に
彼らは辛酸を舐めることになる
地べたを這い蹲り
地泥を啜り―それでも呼吸をする
小さなその命が生き延びようとするのは本能の為せる業なのか
暗澹と混沌の狭間で必死に自らの命を握りしめたのは――哺乳類という系譜
生き延びた先に―世界に太陽の光が舞
時空絵巻 22頁 おまけトーク(お金のブロック)
「たとえ生命が異なろうとも」
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ありとあらゆる生命はたとえ姿形が違えども
我らと共にこの世界を生き抜いていることは変わりない
我々人類の祖先は―人が人の形である前の汝は―どこにいる
哺乳類が生まれる前の我らはどんな姿形をしていたのか
我らが蔑み―醜くも忌み嫌われる存在もまた
我らの系譜の何かに関連していたのかもしれない
あるいは慈しみ―愛でるその姿はかつて我らの敵だったのか
時空絵巻 21頁 おまけトーク(自愛について)
「共に歩むということ―進化」
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あなたが歩くことを欲し―足を求めるのなら
私はあなたの歩める大地を築きましょう
あなたが羽ばたくことを願い―羽根を探すのなら
私はあなたの住まう空を描きましょう
あなたが美しいものを祈り―旅に出るのなら
私は花となってあなたの安らぎを授けましょう
私は命絶える時
あなたは私の欠片を手にし―大地にその種を捲くのです
私はあなたのために生きていま
薄れゆく思い出は遠い日に見た流れ星だったかもしれない
誰もがあるかもしれない
でも誰でも知ってるわけでもない
秘密みたいな うたがある
大事な人との思い出の場所
一緒に過ごした時間
くだらない話
どれも言葉にしたら陳腐になってしまうから
あえてむやみに言葉にしたりしない
二人だけの秘密
いつか 自分だけの宝物
いつか忘れるのかな
忘れたらなくなってしまうのかな
遠い日々の記憶
いつかの星が輝いた光の跡
影みたいに 昨日みたいに
心の中を残