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記事一覧
詩集シリーズ season7.13 公園で子供還り
詩集 日々を生きる
「受け入れるということ」
大変で 上手くいかなくて
思うように全然進んでいけなくて
焦ったり 傷ついたりもして
自分や誰かを嫌ったり
許せなくなるほど
苦しくなるから
救いにもなる
返答詩集 出逢いと旅 別れと続く道
「思い出の在処」
誰も知らない胸の奥
壊れそうな儚い器に
皹が入って零れたものが涙
傷だらけの美しい器が
一杯になって溢れたものが涙
涙は痛みと微
7 12 詩集シリーズ 仕事の気づき
詩集 日々を生きる
「その手にあるもの」
途中で挫けても
積み重ねた努力は無駄になんかならない
全部抱えて
未来に持って行けるから
返答詩集 出逢いと旅 別れと続く道
「心の行方」
偶然すれちがって
触れあった手と手は
流れ星のように 一瞬のうちに
離れていってしまう
立ち止まって 振り返った
繋いだ手に残ったものが
痛くて 温かい
残った思い出は色褪せていても
宝石みたいに煌めい
7 11 ヨッシーアイランド
詩集 日々を生きる
「意味」
明日は分からなくても
今日だけなら頑張れる
毎日 違う一歩に
同じくらいの重さを賭けようとして
続けることがとても大変なことだから
続けたことが意味になる
返答詩集 出逢いと旅 別れと続く道
「孤独の場所で 触れた温もり」
零れていく雨を一粒一粒拾うように
失われていく時計の砂を精一杯受け止めるように
流れていく時間の中で握りしめたものたちが囁いている
夜
7 10 詩集シリーズ
詩集 日々を生きる
「歩み」
一歩が どんなに重くても
辛くても 苦しくても
生きているだけで
進んでいる
思想詩集 光と闇の物語 十章
「夜の物語」
月が歌い 海が眠り
山を奏で 木々が囁く
花が揺れて夢を見る
夜は宇宙の姿
闇は星一つ見えない空
閃光と暗黒の衝突
散る火花と瞬く漆黒
散りばめた星と広がる闇
光と闇は互いに絡まるように
鬩ぎ合い 煌めき 瞬き 散る
世界の螺旋の形
7 9 詩集シリーズ
詩集 日々を生きる
「優しさ」
空気みたいなもの
誰も気にもとめない
重さにも気がつかない
かけがえのないもの
思想詩集 光と闇の物語
九章「命の物語」
紡いだ言葉を胸にして
世界を彩る光に出逢う
誰か一人でも欠けたら終わりの物語
今まで続いていることが奇跡の軌跡
名前を呼んで一緒に見た景色を言葉にする
伝えたかった気持ちも忘れないように
思い出になって
心に残り続ける
返答詩集
7 8 詩集シリーズ
詩集 日々を生きる
「痛み」
大切にしたいのに
全然できなくて
どうしてだろう
胸が
くしゃくしゃになりそうな気がして
痛くて
大切にできなくても
痛みを感じることは
絶対に大切にしていい
思想詩集 光と闇の物語
八章「星の物語」
星はたった独りで輝いていました
闇の中でどうしていいのか分からず
手を伸べるように 星は歌うように光るのでした
光は彼方に届くことがあるだろうか
希う永
7 7 詩集シリーズ
詩集 日々を生きる
「クレヨン」
描けば描くほど 先が丸くなって
失われて 消えていく
蝋燭のように
止まらずに奔り続けるのなら
命の時間さえも描けるのかもしれない
失われた風景は 星のように
どこかに残り続けるのかもしれない
幼い手が残した クレヨンの落書きのように
懐かしい場所で ひっそりと 守られているのかもしれない
思想詩集 光と闇の物語
七章「孤独と温もり」
夜 闇の中で独
7 6 詩集シリーズ
詩集 日々を生きる
「微笑み」
何だか哀しい
秘密を湛えているのかもしれない
微かな日溜まりのような
零れたのは優しさかもしれない
思想詩集 光と闇の物語
六章「兎の物語」
1
月には兎が住んでいます
月は海底のように静かで
とても寒い場所で 白銀の砂漠のようでした
森にいた時
見上げた夜空に浮かぶ月は とても美しく
兎は月へと跳んでみたいと思いました
どんなに跳んでも月には届
7 5 詩集シリーズ 頭と腹と
詩集 日々を生きる
「天の邪鬼」
しなければならないと思うとやる気が出ないのに
しなくてよくなった途端にやる気になったりする
残酷な人でも優しい手を知っている
もしかしたら宿しているのは座敷童
天使のような温もりと
悪魔のような冷たさを併せ持つ
人は矛盾している
自然さえも そうなのだから
思想詩集 光と闇の物語
五章「山と風」
ⅰ
風は自由な旅人
木々と戯れたと思ったら空へと飛
7 4 詩集シリーズ 2525のミラクル
詩集 日々を生きる
「色彩」
知らない景色は 触れたら
知っている風景に 塗り替わる
未来も きっと過去も
今 目の前の光景も
思想詩集 光と闇の物語
四章「涙と花と」
花は詠う
風にそよいでゆらゆらと
香りに歌詞をつけてふわふわと
風の音を伴奏にして聞こえない歌を
雨の陽は交響曲を
雷の轟きには静寂の音を
風の静けさには凛と立つ高らかな鐘の音を
聞く人がいなくても 花は歌う
深紅
7 3 詩集シリーズ
詩集 日々を生きる
「言葉にすること」
大変なことも 些細なことも
心が揺らいで 震えたから
言の葉になって
落ちてきた
言葉になったから
形を纏い 鼓動を始めた
誰かが両手で放った
羽根のように 空へと誘われて
出会って 触れて
姿を変えて 旅をする
見上げた空に 出会った言葉の始まりを
知らなくても 生き続ける
触れたことのない
温もりを秘めて
思想詩集 光と闇の物語
三章「月
7 2 詩集シリーズ (人生初池袋)
詩集 日々を生きる
「温もり」
伸ばした指先を掴む
小さな手
一つの大きな指にも満たない
小さな指たちが掴んだ
弱々しくもできる限りの
一生懸命な力で
指が掴んだものは
未来かもしれない
思想詩集 光と闇の物語
「月と夜と」
1
月は静かに光る
眩く 消え入りそうな儚さで
勇気づけるように力強く
傷ついた後ろ姿のように弱弱しく
月は夜の背中に隠れてしまう
夜が尋ねると
月は自分の
7 1 詩集シリーズ(コーヒーについて)
詩集 日常を生きる
「日常」
一歩を積み重ねて
自分だけの道を
形作っている
白紙に今日を描いて
淡々と押し流されそうになって
溢れ出すような何かに翻弄されながら
必死に握りしめている
当たり前であるのに
奇跡に満ちた
日常という 営み
思想詩集 光と闇の物語
一章「影」
足元の影は深い海のように
痛みを引き受けている
世界に訪れる暗い夜のような
壊れたピアノみたいな音を立てて
影
6 18 詩集 リバイバル おまけトーク(マックチキンの裏側で)
返答詩集 余韻
「もう一度始まる歌」
陽が落ちれば
夕暮れは胸をしめつける
なくしてしまった想いが 変わってしまった気持ちが
夜の中に溶けていく
足下に咲く花と 彼方の星の語らいは
蝋燭の火のようで 小さな鼓動は勇気のようで
朝陽の煌めきは 未来まで見渡せそうなくらいに眩しくて
流れていく雲のように遠くて
もう一度続けられるかどうかも分からない
挫ければもうやめてしまうかもしれない
光