時空絵巻 13頁

「進化の果て」

海から目覚め
陸地に上がり
そして空を望み
極寒を闊歩し
灼熱を舞い
森林に叫び
雨に咲き
雷鳴に散る
閃光が大地に降り注ぎ
星が歌い
種が撒かれた
屍を食らい
それは歩み始める

食らい 食われることで知った生命の在り処
どのように動き 呼吸し 心臓を動かし そして生きていくのか
生きていくことは生命の試行錯誤であり
弱き物はより強さを求め
強き物は蹴落とされないような遥かな高みを目指す

死を食らって生きることを紡ぐ
生と死のそれは螺旋のようだ
生命の果てに何があるのか

生命が枝分かれし
やがて生きる者死ぬ者に分かれていく
死せり者たちは新たな生に紡がれる物語を託し
生を歩む者達はその命尽きる時まで歩み続ける

だが強さとは弱さであり
弱さとは変化によって強さにもなりえることを
移ろいゆく時の中で彼らは知っていく

強さとは一つの山の頂に過ぎず
その頂点から見下ろしたところでその景色は一通りでしかない

強さを極めるが故に滅びる物たちがいつか必ず現れるだろう
その時生命を謳歌するのは蹂躙されていた弱き者達であるだろう

between

一息で言ってもいい

海から目覚め 陸地に上がり
(そして)空を望み 極寒を闊歩し
灼熱を舞い 森林を(に)彷徨い(叫び)
雨に咲き 雷鳴に散る

閃光が大地に降り注ぎ 星が歌い
種が撒かれた 屍を食らい (それは)歩み始める

食らい 食われることで知った生命の在り処
(どのように動き)呼吸し 心臓を動かし (そして)生きていく(のか)
生きる(ていく)ということは生命の試行錯誤(であり)
弱き物はより強さを求め
強き物は蹴落とされな(いような)遥かな高みを目指す

死を食らって命(生きること)を紡ぐ
生と死の(それは)螺旋のような(のようだ)
生命の果てに何があるのか

急に語りだすみたいな、ここらへんもカットでいい

(生命が枝分かれし)
やがて生きる者死ぬ者に分かれていく
死せり者たちは新たな生に紡がれる物語を託し
生を歩む者達はその命尽きる時まで歩み続ける)

(だが強さとは弱さであり
弱さとは変化によって強さにもなりえることを
移ろいゆく時の中で彼らは知っていく)

(強さとは一つの山の頂に過ぎず)
(その頂点から見下ろしたところでその景色は一通りでしかない)

頂点に立つが故に脆くもあり(強さを極めるが滅びる物たちがいつか必ず現れるだろう)
自然と環境の変化によって世界はひっくり返る
(その時生命を謳歌するのは蹂躙されていた弱き者達であるだろう

after

海から目覚め 陸地に上がり
空を望み 極寒を闊歩し
灼熱を舞い 森林を彷徨い
雨に咲き 雷鳴に散る

閃光が大地に降り注ぎ
星が歌い 種が撒かれた

食らい 食われる生命の在り処
呼吸し 心臓を動かし 生きていく
生きるということは生命の試行錯誤

死を食らって命を紡ぐ
生と死の螺旋のような
生命の果てに何があるのか

食物連鎖の頂点に立つとしても
同時に脆くも危うく
自然と環境の変化で世界はひっくり返る
生命の革命が起こる

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