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2022年12月の記事一覧
春夏秋冬 夏 Ⅵ
https://youtu.be/WDRNsuiHWkE
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夢の跡に何が残るのか
夢の先には何が待つのか
終わりはどこにあるのか
全てが終わるわけではないというのに
なぜこんなにも足は重たく 心は苦しいのか
足を引きずり 心は衰え
足は止まり 心は呆然とする
―この道は―なぜ途切れるのか…
―彼方の星よ―お前まで…私を置いていくのか…
道を見失った私は…一体どこへ行こうとい
春夏秋冬 夏 Ⅴ
https://youtu.be/2ZgiFINqmSc
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心の内に煌光と燃える炎は
青白く光るのだ
心の内なる情熱が赤い炎とするなら
心の内なる意志は青い光なのだ
赤い炎は雨に打たれれば消え
風に扇がれれば勢いをつけるだろう
それは天候のように移ろい
信じる者に信念と懐疑を抱かせるだろう
だが青い光は雨に打たれても
風が吹いても その輝きが変わることはないだろう
光は突然
春夏秋冬 夏 Ⅳ
https://youtu.be/2ZgiFINqmSc
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道に迷い 選択に戸惑い
この道が無駄ではないかと足を止める
そんな時に思い出すのは
道を歩んだ理由となる原風景だった
大地を支える幹であり 心が還る場所に
それはあったのだ
旅に出れば帰ることもなくなり
大地を支える大樹さえも思い出さなくなっていく
それはいつしか霧に覆われて見えなくなってしまう
しかしそれは見え
春夏秋冬 夏 Ⅲ
https://youtu.be/JXC9OX2vGVM
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照らす光の眩しさに夢を見て
沈む夕日に明日への希望を託して
地平線の彼方にあるもの
それは自分だけにしか見えない灯台
己の心にのみ昇る太陽
その光の照らす先を目指す草木のように
光が瞬くのはしかし蛍光のように儚い
光に向かって歩む道筋はまるで風の薫りを辿るかのようであり
光射す方へ道に芽生えるのは瑞々しい若葉だったの
春夏秋冬 夏 Ⅱ
https://youtu.be/9-fMAwRIwbg
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森を抜け 砂漠を越え
広がる海原を越えた先に何があるのか
冒険者よ
果てに何を見たのか
未開の地が怖くはないのか
そこに何を見出すのか
苦しくはないのか
辛くはないのか
そこに何が見えるというのか
山の頂の光景を知っているか
海の果てに眠る大地を見たか
命を賭けて歩むのは
生きとし生きる全てのものが―同じではな
春夏秋冬 夏 Ⅰ
https://youtu.be/PFMOAbT5Nlw
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可憐な花は灼熱の太陽に焦がされる
燃え上がるそれは恋のよう
歩む者は砂漠の暑さに意志を燃やされる
その広大さに道を見失うだろう…
森は鬱蒼と茂り
植物の中で弱肉強食が起こる
乱立する木々の迷宮に入り込む者よ―覚悟せよ
花は甘い蜜で獲物を待ち 木はあなたを惑わせるだろう
命の強大な力は他の弱き命を圧倒し
その巨大な力で翻
春夏秋冬 春 Ⅸ
https://youtu.be/yUUPLGGBGeE
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花弁が風に乗ってそよぐ
春の薫りを引き連れて
木々は柔らかく迎え入れる
草原に寝転がり 木々を仰ぐ
木漏れ日は夜空の満天の星に似て
光を空に散りばめる
目を瞑れば温かな日溜まりに包まれて
―これからどんな日々が訪れるだろうか―
鳥は空を泳ぎ 光に向かって飛び立った
見上げた果てに朗らかな光が輝いている
陽の優しさは愛す
春夏秋冬 春 Ⅷ
https://youtu.be/zDfsHwNw4ok
before
ⅰ
あの頃の思い出にもう一度会いたい
痛みを切り離したくても
温もりを失いたくないから切なくなる
懐かしい温もりは薫りと共に蘇る
手は空っぽのままで何も残さないから虚しい
今まで歩いた軌跡が今宵の空を照らし出す
夜空の果てに太陽が昇る
もう戻ることはない それは過ぎていくもの
空はこんなにも青く 光に抱かれている
春夏秋冬 春 Ⅶ
https://youtu.be/i6VWpI8JG5Q
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風は唄い
軽やかに踊る
憎しみも柵も縛りも後悔も
全てを脱ぎ捨てて
悲しみは要らない
両手を宙に投げ出して 自由の空を飛びたい
後悔も要らない
両手で大地を蹴り上げて 未来へと手を伸ばして
時は過ぎるもの
止まることは叶わないもの
この命は時の川に流れる船のようなもの
海原に渦巻く絶望は要らない
望み無き世
春夏秋冬 春 Ⅴ
https://youtu.be/bSl3wLxgMW8
before
道端に落ちるたんぽぽの胞子は
まるで羽を休める鳥のよう
風に揺られて地面を転がって
それは何度も立ち上がろうとして倒れるかのよう
幾多の足に踏まれて
それは花のように散り散りになっていく
通り過ぎていく――足が止まって――振り返った……
何度踏まれても―何の抵抗もせず―されるがまま……
その姿がどうしようもなく―
春夏秋冬 春 Ⅳ ⅱ
潮に運ばれて風が吹きつける
海の匂いはどこか懐かしい
船が着く度に
あの人を探してしまう
それは蜃気楼のような幻想 まだ心は海の彼方を彷徨っている
そういえば あの人は海を愛していたことを思い出す
風が海を渡るなら この思いもまた届くだろうか
一瞬の光のように指先から 風に飛ばされて
風が耳元に囁いて振り返る
声が…聞こえた気がした
思い出はいつもここに
優しさで包むように 温かな風がい
春夏秋冬 春 Ⅳ ⅰ
before
丘に吹く清風 花片の散る草原に
丘の見下ろす町並みに 石造りの道を歩く
愛しい人の影を探す もういないと分かっている
似た人の面影にはっとして―でもそれは違う人
立ち止まって空を見上げ 暖かな日差しに目を細め
あなたもこの空を愛していたことを思い出す 目を瞑って両手を組む
人々は歩みを止めずに 通り過ぎていく
なぜならその祈りの声が聞こえないから
その時一陣の風が吹き抜けた
春夏秋冬 Ⅲ ⅱ
https://youtu.be/ULGjZuY2idM
before
傷だらけの心の中に咲く一輪の花
その光はまるで光のよう
この世界の中で唯一明日を待ち望む
まさに希望のよう
それは―知られざる物語
受け継がれる―その続き
埋められない溝に 言えない傷に
許しと救いのように訪れる 勇気と情熱のような温かな風
止まった時は動き出し 目覚めは訪れて 息吹は蘇る
優しく薫り 柔らかに光り