春夏秋冬 夏 Ⅲ

https://youtu.be/JXC9OX2vGVM



before


照らす光の眩しさに夢を見て
沈む夕日に明日への希望を託して

地平線の彼方にあるもの
それは自分だけにしか見えない灯台
己の心にのみ昇る太陽

その光の照らす先を目指す草木のように
光が瞬くのはしかし蛍光のように儚い

光に向かって歩む道筋はまるで風の薫りを辿るかのようであり
光射す方へ道に芽生えるのは瑞々しい若葉だったのかもしれない

心が泉ならそれは沸々と湧きでるもの
その水面下の深淵なる闇さえも湛えて

涙も 握りしめた拳も 振り解いて
それは滝のように崩れ落ちていく

木は問うだろう
―何になりたいのかと

砂漠は問うだろう
―どこへ行きたいのかと

海は問うだろう
―何を信じるのかと

そして心は問うだろう
―何をしたいのかと

風が死ぬのならこの歩みでもって刻めばいい
水が失われるならその内なる泉によって蘇れ

胸に秘めた光を
もう一度握りしめて

光は胸の奥で煌めく星となり
その心を照らすだろう

between
なんか大仰というか、かっこつけてる感じがする。

照らす光の眩しさに夢を見た(て:素朴な感じにしたい)
(時間軸を取り入れたいので、朝日で始まり沈む夕日で終わる、みたいな感じにしたい
(沈む夕日に明日への希望を託して:後半にもっていく)

地平線の彼方にあるもの
(それは:言葉は削っていく)自分だけにしか見えない灯台

(その)光(の照らす先を目指す:言い方がまわりくどい?)へと手を伸ばす草木のように
(己の心にのみ昇る太陽
光が瞬くのはしかし蛍光のように儚い:あとでどこに挿入するか考える)

光に向かって歩む道筋はまるで風の薫りを辿るかのようであり
(光射す方へ道に芽生えるのは瑞々しい若葉だったのかもしれない:削除)

一度ここまでの流れを整理する。

照らす光の眩しさに夢を見た

地平線の彼方にあるもの
自分だけにしか見えない灯台

光へと手を伸ばす草木のように
(光に向かって歩む道筋はまるで)風の薫りを辿る(かの)ように(であり)
もっとわかりやすく。

次の二行は後半で使う。
己の心にのみ昇る太陽
光が瞬くのはしかし蛍光のように儚い

心(が)の泉に(ならそれは)輝くように沸々と湧き出る(もの)
(その)水面下には(の)深淵なる闇をも(さえも)湛えている

(涙も 握りしめた拳も 振り解いて
それは滝のように崩れ落ちていく)

(木は問うだろう
―何になりたいのかと

砂漠は問うだろう
―どこへ行きたいのかと

海は問うだろう
―何を信じるのかと

そして心は問うだろう
―何をしたいのかと:この一連の問答は削除)

風が動かなくても(死ぬのなら:表現がネガティブ)この歩みでもって刻んでいく(めばいい)
水が失われ(るならその)てもなお内なる泉によって蘇る(れ:命令調は合わない)

胸に秘めた光を
もう一度握りしめるように(て)

光は胸の奥で煌めく星となり
(その)心を照らす(だろう)

ここまでを整理する
「己の心にのみ昇る太陽/光が瞬くのはしかし蛍光のように儚い」を埋め込む。

風が動かなくてもこの歩みでもって刻んでいく

心の泉に煌々(←光のように沸々:「煌々)の一語でまとめられる。)と湧き出る
水面下には深淵なる闇をも湛え(ている)

水が失われてもなお内なる水脈(泉:前で使っているので言い方を変える)によって蘇る

胸に秘めた光を
もう一度握りしめるように

(光は胸の奥で煌めく星となり
心を照らす:表現が被るので削除)

己の心にのみ昇る太陽(光が瞬くの)は
しかし蛍光のように儚く

心強さを演出するかとおもいきや、実はそれは儚いものなのだ、と告げる。

沈む夕日に明日への希望を託して
(最後に夕日になって終わる。)

after

今日を照らす光の眩しさに夢を見た

地平線の彼方にあるもの
自分だけにしか見えない灯台

光へと手を伸ばす草木のように
風が動かなくてもこの歩みでもって刻んでいく

心の泉に煌々と湧き出る
水面下には深淵なる闇をも湛え
水が失われてもなお大地に眠る水脈によって蘇る

胸に秘めた光を
もう一度握りしめるように

己の心にのみ昇る太陽は
しかし蛍光のように儚く

沈む夕日に明日への希望を託して

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