春夏秋冬 夏 Ⅰ
before
可憐な花は灼熱の太陽に焦がされる
燃え上がるそれは恋のよう
歩む者は砂漠の暑さに意志を燃やされる
その広大さに道を見失うだろう…
森は鬱蒼と茂り
植物の中で弱肉強食が起こる
乱立する木々の迷宮に入り込む者よ―覚悟せよ
花は甘い蜜で獲物を待ち 木はあなたを惑わせるだろう
命の強大な力は他の弱き命を圧倒し
その巨大な力で翻弄するだろう
荒ぶる海に溺れる者よ
果たしてその道を歩めるのか
灼熱の大地は歩む者に蜃気楼を見せ
ありもしない幻を見せる
オアシスは干からび―それは夢に消える
―信じることはできるのか…
信じる者よ
汝が救われるのではない
歩む者よ
信念を現実に宿す者が自らを救うのだ
――その意志によって
砂漠の夜空に星の導きを見出し
森の中に一筋の光を見つけ
海の波に航路を切り開くだろう
砂漠は道を示し 森は道を開け
海は誘い―そして太陽は導くだろう
風の流れるままに―魂の行方に従って
between
いきなり展開がシビア
もっとコンパクトにしたい。
ネガティブな感じにはしなくないが
暑さ→過酷さ、みたいな演出は活かすかどうかは後で考える。
(可憐な:可憐ってなに、て感じ。なんか冷めてしまう。)花が灼熱に焦がされる
燃え上がるそれは恋のよう
(歩む者は砂漠の暑さに意志を燃やされる
その広大さに道を見失うだろう…)
森は鬱蒼と茂り
(植物の中で弱肉強食が起こる:怖い)
乱立する木々の迷宮に入り込む(者よ―覚悟せよ:怖い)
(花は甘い蜜で獲物を待ち 木はあなたを惑わせるだろう)
(命の強大な力は他の弱き命を圧倒し)
(その巨大な力で翻弄するだろう)
海は荒ぶる(荒ぶる海に溺れる者よ)
果たしてその道を歩めるのか
灼熱の大地は(歩む者に)蜃気楼を見せ
ありもしない幻を見せる
オアシスは(干からび―それは)夢に消える
(―信じることはできるのか…)
(信じる者よ
汝が救われるのではない
歩む者よ
信念を現実に宿す者が自らを救うのだ:謎の格言)
(――その)意志によって
砂漠の夜空に星の導きを見出し
森の中に一筋の光を見つけ
海の波に航路を切り開く(だろう)
砂漠は道を示し 森は道を開け
海は誘い(―そして)太陽は導く(だろう)
風の流れるままに(―)魂の行方に従うように(って)
春は失われるものと思い出の関係を描き
夏は過酷な環境と心の奥の声の関係を描く
after
花は灼熱に焦がされる
燃え上がるそれは恋のよう
森は鬱蒼と茂り
乱立する木々の迷宮に入り込む
海は荒ぶる
果たしてその道を歩めるのか
灼熱の大地は蜃気楼を見せ
ありもしない幻を見せる
オアシスは夢に消える
意志は砂漠の夜空に星の導きを見出し
森の中に一筋の光を見つけ
海の波に航路を切り開く
砂漠は道を示し 森は道を開け
海は誘い 太陽は導く
風の流れるままに 魂の行方に従うように
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