春夏秋冬 夏 Ⅵ

https://youtu.be/WDRNsuiHWkE



before


夢の跡に何が残るのか

夢の先には何が待つのか
終わりはどこにあるのか

全てが終わるわけではないというのに
なぜこんなにも足は重たく 心は苦しいのか

足を引きずり 心は衰え
足は止まり 心は呆然とする

―この道は―なぜ途切れるのか…
―彼方の星よ―お前まで…私を置いていくのか…
道を見失った私は…一体どこへ行こうというのか…

この力なき手では…それも仕方のないことなのかもしれない
たとえ彼の天に聳える山の頂に立とうとも
彼方の光には届かないのだから

between

ネガティブ笑
もっとなんか違う展望はないか。
山を登り、それより高みはない。しかし、そこから広がる景色がある。みたいな。
違う展望への展開。

夢の彼方に何があるのか(先には何が待つのか:全体的にはシンプルな言い回しにしていく)
(終わりはどこにあるのか)
(それは)峰には足跡が残っている

(全てが終わるわけではないというのに
なぜこんなにも足は重たく 心は苦しいのか)

(足を引きずり 心は衰え
足は止まり 心は呆然とする)

(―この道は―なぜ途切れるのか…
―彼方の星よ―お前まで…私を置いていくのか…
道を見失った私は…一体どこへ行こうというのか…)

(この力なき手では…それも仕方のないことなのかもしれない
(たとえ彼の天に聳える山の頂に立とうとも)
彼方の光には届かない(のだから)

「Ⅲ」の手直しで削除した問答を一度復活させる。

――――――

涙も 握りしめた拳も 振り解いて
それは滝のように崩れ落ちていく

木は問うだろう
―何になりたいのかと

砂漠は問うだろう
―どこへ行きたいのかと

海は問うだろう
―何を信じるのかと

そして心は問うだろう
―何をしたいのかと

――――

握りしめた(=執着していた夢)拳を
涙を流すように(葛藤)解く

この世界は心に問いかける
その行方はどこにあるのかと(問答を二行に短縮)

世界は高く聳えているのではなく(峰とかけている)
眼前に果てしなく広がっている
「眼前」という言葉は、trash box jamの「三グラムの奇跡」という曲で初めて知った
あとは、youtubeの「ゆっくりまうんてん」の「登山」も、すごく参考になった。
その他中村氏の引退後の動画とかで選手からコーチになるという話とか、上った後の展望を考える上では、インスピレーションには、なったかも
出会ってなかったらもしかしたら作れなかったかも?

地上は空のように
滝のように崩れ落ちてもなお残った道がある(冒頭の形と合わせる)

目標、高み
色んな目指すものがある中で
道は一つではなく
この世界は地平状に広がり
何処へでも行ける
何かを目指すということは
そこにしかいけない、ということでもあるが、
たどり着いた先は、より高いところにあるのではなく、
むしろ全く別の場所の、遠い地平にある
という奥行があるのが、人生の歩みというもの

After

夢の彼方に何があるのか
峰には足跡が残っている
彼方の光には届かない

握りしめた拳を
涙を流すように解く

この世界は心に問いかける
その行方はどこにあるのかと

世界は高く聳えているのではなく
眼前に果てしなく広がっている

地上は空のように
滝のように崩れ落ちてもなお
残った道がある

詩人です。出版もしております。マガジンで書籍のご案内もいたしております。頂いたサポートは出版の費用にさせていただきます。