春夏秋冬 夏 Ⅵ
before
夢の跡に何が残るのか
夢の先には何が待つのか
終わりはどこにあるのか
全てが終わるわけではないというのに
なぜこんなにも足は重たく 心は苦しいのか
足を引きずり 心は衰え
足は止まり 心は呆然とする
―この道は―なぜ途切れるのか…
―彼方の星よ―お前まで…私を置いていくのか…
道を見失った私は…一体どこへ行こうというのか…
この力なき手では…それも仕方のないことなのかもしれない
たとえ彼の天に聳える山の頂に立とうとも
彼方の光には届かないのだから
between
ネガティブ笑
もっとなんか違う展望はないか。
山を登り、それより高みはない。しかし、そこから広がる景色がある。みたいな。
違う展望への展開。
夢の彼方に何があるのか(先には何が待つのか:全体的にはシンプルな言い回しにしていく)
(終わりはどこにあるのか)
(それは)峰には足跡が残っている
(全てが終わるわけではないというのに
なぜこんなにも足は重たく 心は苦しいのか)
(足を引きずり 心は衰え
足は止まり 心は呆然とする)
(―この道は―なぜ途切れるのか…
―彼方の星よ―お前まで…私を置いていくのか…
道を見失った私は…一体どこへ行こうというのか…)
(この力なき手では…それも仕方のないことなのかもしれない
(たとえ彼の天に聳える山の頂に立とうとも)
彼方の光には届かない(のだから)
「Ⅲ」の手直しで削除した問答を一度復活させる。
――――――
涙も 握りしめた拳も 振り解いて
それは滝のように崩れ落ちていく
木は問うだろう
―何になりたいのかと
砂漠は問うだろう
―どこへ行きたいのかと
海は問うだろう
―何を信じるのかと
そして心は問うだろう
―何をしたいのかと
――――
握りしめた(=執着していた夢)拳を
涙を流すように(葛藤)解く
この世界は心に問いかける
その行方はどこにあるのかと(問答を二行に短縮)
世界は高く聳えているのではなく(峰とかけている)
眼前に果てしなく広がっている
「眼前」という言葉は、trash box jamの「三グラムの奇跡」という曲で初めて知った
あとは、youtubeの「ゆっくりまうんてん」の「登山」も、すごく参考になった。
その他中村氏の引退後の動画とかで選手からコーチになるという話とか、上った後の展望を考える上では、インスピレーションには、なったかも
出会ってなかったらもしかしたら作れなかったかも?
地上は空のように
滝のように崩れ落ちてもなお残った道がある(冒頭の形と合わせる)
目標、高み
色んな目指すものがある中で
道は一つではなく
この世界は地平状に広がり
何処へでも行ける
何かを目指すということは
そこにしかいけない、ということでもあるが、
たどり着いた先は、より高いところにあるのではなく、
むしろ全く別の場所の、遠い地平にある
という奥行があるのが、人生の歩みというもの
After
夢の彼方に何があるのか
峰には足跡が残っている
彼方の光には届かない
握りしめた拳を
涙を流すように解く
この世界は心に問いかける
その行方はどこにあるのかと
世界は高く聳えているのではなく
眼前に果てしなく広がっている
地上は空のように
滝のように崩れ落ちてもなお
残った道がある
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