春夏秋冬 春 Ⅶ
before
風は唄い
軽やかに踊る
憎しみも柵も縛りも後悔も
全てを脱ぎ捨てて
悲しみは要らない
両手を宙に投げ出して 自由の空を飛びたい
後悔も要らない
両手で大地を蹴り上げて 未来へと手を伸ばして
時は過ぎるもの
止まることは叶わないもの
この命は時の川に流れる船のようなもの
海原に渦巻く絶望は要らない
望み無き世界にさえ 光を探していたいから
失望に沈む必要もない
失った望みにさえ 救いを探すために
between
おおまかには変えない。
風は唄い
軽やかに(踊るように)
(憎しみも柵も縛りも後悔も)
全てを脱ぎ捨てて
踊るように
悲しみは要らない
(両手を宙に投げ出して) 自由の空を飛びたい
後悔も要らない
(両手で大地を蹴り上げて) 未来へと手を伸ばしたい(←て:形式をそろえる)
時は過ぎるもの
止まることは叶わないもの
この命は時の川に流れる船のようなもの
海原に渦巻く絶望は要らない
(望み無き世界にさえ) 光を探している(←たいから:ここでは結びになってくるので、その船はどうなっているかを表したい。言い切った方が自然)
失意(失望:ちょっと重すぎるかな?)に沈む必要もない
(失った望みにさえ 救いを探すために:どん底、という言い方がある。失われても大局的には大丈夫。底も天もない。それはなんていえばいいのか。)
失った分身軽になったから(悟った感じがするが、だが、脱ぎ捨てていった先にあるのは、結局は自由ではないか。その自由さを感じさせるには、これくらいの方が分かりやすいか。)
after
風は唄い
軽やかに
全てを脱ぎ捨てて
踊るように
悲しみは要らない
自由の空を飛びたい
後悔も要らない
未来へと手を伸ばしたい
時は過ぎるもの
止まることは叶わないもの
この命は時の川に流れる船のようなもの
海原に渦巻く絶望は要らない
光を探している
失意に沈む必要もない
失った分身軽になったから
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