#53 「生姜」のガチ解説
こんばんは。3日に1回記事を投稿と、徐々にコンスタントに出せるようになってきました。今後の目標は、2日に1記事投稿ですね。がんばります🔥
ということで、今回は「生姜」のガチ解説。
「生姜」は、風邪をひいた時に取ると良いなど、健康面に良い効果を与えてくれるものという印象がありますが、実際はどうなのか。解説していきます。
○「生姜」の基礎基本
「生姜」は、紀元前3,000〜5,000年の時点でインドで、保存食や薬効品として食べられていた記録が残されています。
また、中国では、約650年頃「孔子」が食べていたという記述も残されています。
日本で「生姜」は、昔は『呉のハジカミ』と言われていました。
”ハジカミ”とは、顔をしかめる、または刺激的なという意味があり、「生姜」の刺激的な辛味のことを表現して言われていたのだと思います。
「生姜」以外にも元々山椒を”ハジカミ”という風に呼んでいて、「生姜」が誕生してから、山椒=和のハジカミ、「生姜」=呉のハジカミと呼び分けるようになったそうです。
そこから室町時代に入ると、”ハジカミ”から「しょうが」と呼び名が変わり、「生姜」という漢字を当てるようになったのは、江戸時代ごろとされています。
「生姜」は江戸時代には、関東以西で広く栽培されるようになり、当時の栽培地のいくつかは現在も引き継がれて栽培されています。
栽培地が増え、徐々に生産量が増えたことで、徐々に庶民にも手に入るものになり、普及が進みました。
明治時代になると、「生姜」の食材としての地位が確立し、この頃に「風邪の引き始めには生姜湯を飲むとよい」という民間療法が広く知られるようになりました。
戦時中になると、そこまで栄養が豊富ではない「生姜」は、重要視されなくなり、生産量が減りましたが、戦後になると需要が再び伸び始め、生産量が増加し始めましたが、その頃から徐々に輸入品の「生姜」が増え始めたそうです。
「生姜」にも種類がありますが、分け方に特徴があります。
まずは、大きさによる分け方で
『大生姜』・・・晩生で茎や葉が大きく成長し、根茎はよく肥大している
もので、一般的に『国産生姜』と呼ばれている品種。
国内での栽培量が最も多く、約20,000トンと言われています。
『中生姜』・・・中生〜晩生で、大生姜と比べると小ぶり。
在来種よりも香りや辛みが強いが、線維が少ない特徴がある。
『小生姜』・・・早生で、サイズは小さい。
昔は、このタイプが主流だったが、現在は数が減少している。
肉質が黄色みがかっていることから『黄生姜』とも呼ばれる。
次に、収穫後の状態による分け方で
『囲い生姜』・・・収穫後、2ヶ月異常保管された生姜。
一般的な市場に出回っている生姜のこと。
『新生姜』・・・文字通り収穫したての生姜。
収穫したてなので、期間が限られている。
『親生姜』・・・種生姜として植えた生姜を収穫したもの。
辛味が強い生姜である。
『葉生姜』・・・根茎が小さく柔らかい時期に葉をつけたまま収穫したもの。
このように分けることができます。
○「生姜」の栄養価
「生姜」に含まれる栄養価は、主に
『ビタミンB1』、『ビタミンB2』、『ビタミンC』、『ビタミンE』、『ナイアシン』、『葉酸』、『カルシウム』、『マグネシウム』、『カリウム』、『リン』などです。
しかし、「生姜」の大きな特徴は、ここにあげた栄養とは別のところにあり、『香りや辛味の素』になっている
『ジンゲロール』、『ショウガオール』、『ジンゲロン』
という3つの辛味成分です。
『ジンゲロール』は、生の「生姜」に多く含まれている辛味成分で、血行を促進する働きがあります。また、殺菌作用や抗酸化作用などもあり、体の免疫機能を活性化するなどの働きもあります。
『ショウガオール』と『ジンゲロン』は、『ジンゲロール』が加熱や乾燥した時に生成されるものです。『ショウガオール』は、『ジンゲロール』よりも強い血行促進作用を持ち、体を温めたり、新陳代謝を活発にしてくれる働きがあります。
○「生姜」をとることによる効果
「生姜」をとることでどのような効果があるのかを見てみましょう。
・冷え性予防
これは非常に有名な効果ではないでしょうか?
「生姜」を摂取することによって、体温が上昇することがわかっています。
先ほど書いた『ショウガオール』などの働きによって、体温が上昇し、冷え性の改善に繋がるとされています。
・血糖値上昇抑制
生の「生姜」に含まれる『ジンゲロール』は、血糖値の上昇を抑制してくれる効果があることが判明しています。
血糖値が急激に上昇すると、糖尿病や高脂血症、高血圧、鬱や精神疾患といったものと関係があるとされているので、血糖値を急激に上昇させないためにも「生姜」は有効であるということになります。
・脂肪燃焼効果
「生姜」の辛味成分は、内臓脂肪蓄積の予防や糖尿病予防への効果も期待できます。脂肪細胞が増えると、アディポネクチンという動脈硬化や糖尿病を防ぐ生理活性物質の分泌が減少してしまいます。
このアディポネクチンの発現を高めるために「生姜」が役に立つことから脂肪燃焼効果も期待できます。
・消化機能の改善
「生姜」には、胃液の分泌を促してくれる効果があり、さらに、胃から続く消化器官の十二指腸の運動機能を高める効果もあります。
これにより、食欲増進となることが期待できます。
夏バテや食欲不振の時には、「生姜」や以前紹介した「梅干し」などを有効に活用すると良いです。
・殺菌・抗菌作用
生の『ジンゲロール』には、殺菌作用があります。
「生姜汁」には抗生物質と同等以上の殺菌・抗菌作用があると言われているので、料理が傷まないようにするために「生姜」を使うと有効です。
お寿司屋さんに「生姜」があるのも、殺菌してくれる役割があるからです。
○「生姜」をとる際の注意点
ここまでは、「生姜」の良い点を挙げさせてもらいましたが、いくら「生姜」が体に良いと言っても、取り過ぎれば悪影響があります。
「生姜」を食べ過ぎたことにより起こることは、腹部不快感や胸焼け、下痢及び放屁など出そうで、重症に至るような副作用はないとのことですが、注意が必要です。
ちなみに「生姜」の1日の推奨摂取量は約10g程度。料理のレシピで見る”生姜一片”がちょうど10g程度です。
これを目安に、コンスタントに摂取していくことをおすすめします。
「生姜」は、やはり体に良い効果をたくさんもたらしてくれる食材です。
冷え性や食欲がわかない時などには、非常に有効なものだと思いますので、ぜひ有効活用してもらえると良いと思います。
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