人の不幸を喜んでしまうのはなぜ?〜ネット炎上とシャーデンフロイデ
私たち人類は、ずっと何かに苦しんでいる。
その苦しみの原因を考えると、根本的に誰かと比べるという行為が苦しみの大きな要因であることがわかる。
情報化社会になって、一般人がSNSで大きな影響力を持つ時代。
人よりも『成功している』人が、何かスキャンダルを発生させると
今まで全くその人に興味がなかった人も、寄ってたかって、『成功している』ように見える人を、引き摺り下ろそうとするネットでの炎上行為。
SNSで、顔を隠し、名前も偽名の人ほど、有名人や芸能人を引き下ろそうと、あらゆる批判を浴びさせ、集団で引きずり落とそうとするのだ。
人間には、人と比べて自分よりも成功している人が不幸になる様子を見たいという感情が、誰の心にも大小関わらず存在する。
日本語では、『他人の不幸は蜜の味』という言葉で喩えられる、この感情をドイツ語では『シャーデンフロイデ』という。
そもそも、なぜ、この『シャーデンフロイデ』という感情が私たちに存在するのか。
そして、この『シャーデンフロイデ』という感情は、本当に私たちに『幸福』を与えるのか。
本日は、SNS情報化社会において、これから、最も狂気となるSNS上の吊し上げであるネット批判が、どれだけ罪なのか、そして、この吊し上げ行為こそが、『エデンの園』を追放された人類最大の恥の行為であることを、歴史とともに、お伝えしていこうと思います。
人間の意識レベル『恥:20』が最も低い理由
『人間の意識レベルを測る科学〜パワーかフォースか』の著者デビット・R・フォキンズ博士によると、
人間の意識レベル(精神レベル・魂レベルともいう)が最も低い値なのは、『恥』の領域であると伝えています。
恥って、根本的に何を指す感情なのだろうと、掘り下げて考えていくと、
人類は、他の動物と違い、二足歩行であるき、道具を使い、火を使って、脳を大きくさせ、認知革命によって意識を誕生させた。『サピエンス全史より』
サピエンス全史では、この認知革命をユダヤの聖典に書かれている『知恵の木の実の突然変異』と伝えている。
ユダヤ教の聖典である『創世記』によれば、人間はエデンの園に生る全ての樹の実は食べても良いが、知恵(善悪の知識)の樹の実だけは、食べては行けないとヤファウェ(ユダヤの神)に禁じられていた。(創世記:2章9節以降)
しかし、人間を神に背かせようとする蛇に唆されて、アダムとイヴが知恵の木の実を食べ、裸の姿を恥ずかしいと思うようになりイチジクの葉で陰部を隠したことで、神に食べた事実がバレて、エデンを追放されている。(ウィキペディアより一部抜粋)
このイチジクの葉で、陰部を隠すという行為。
実は、この行為は、人間特有の行為です。
私たちは、チンパンジーと遺伝情報が98.77%同じと言われています。
でも、チンパンジーは陰部を葉で隠したりしません。
このアダムとイヴが知恵の果実を食べて、陰部をイチジクの葉で隠したという行為は、
「自分たちは野生の猿と違う」と他の生き物と人間を差別する行為とも言えるのです。
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