【目指せバレエ留学】太らず身長を伸ばしたい 食事編1
ずいぶんと間が空いてしまった。
何をどこまで書いたか忘れてしまったくらい。
が、とりあえず遺伝子に逆らってかなり健闘してくれた娘の食事について。
バレエの世界では、身長や細さが求められる。
しかし筋肉も必要という、謎の体型バランスが必須だ。
なんじゃそりゃ。
「どうせえっちゅーの!」
バレエに必要な筋肉や体型は、毎日のレッスンで作られるはず。母親として私ができることは、健康を維持しつつ、太らずに背が伸びるという謎めいたバランスを考えた食事を与えることだ。
幸いにも、私は管理栄養士の母のもとで育ち、調理師免許も持っている。
さらに最近では夫も栄養学に興味を持ち、食生活アドバイザー2級の資格を取得した。
我が家では「食事でどうにかする」ことが、家族ぐるみのミッションのようになっていた。
実は、うちの長男は中学入学時、132cmしかなかった。
成長障害を疑って、いろいろな病院に通ったが、結局治療はなし。
でも今じゃ165cm。大きくはないけど、十分育ったと思う。
中学の頃の小柄さを思い出すと、無事に育ってくれたことに本当に感謝しかない。
ふたりとも成長期が遅めだったのかもしれない。
だから、小中学校で低身長な子の親の不安な気持ちはすごくわかる。
根拠はないけど、参考になることがあるかもしれないと思って、試行錯誤した記録を残しておく。
背が伸びるサインと、バレエの矛盾
子供の背が伸びる時って、体が一時的にちょっと丸くなる。
そのあとグンって伸びる。
でも、バレエやってると、この「ふっくら」を「太った」と指摘されることがある。さらに、「痩せろ」と追い討ちをかける先生もいる。
まだ成長期真っ只中の小学生なのに「あなた太ったわね。痩せなさい」なんて。こういう教室の中高生は、細いけど小柄な子が多い。
娘が通っていた教室でも、もっと痩せないと次の舞台に立たせない、という厳しい指導があった。子供はいい役で出たいから、やみくもに食事を減らして痩せようとする。
これは見てて本当に心配だった。
運動量が多いのに十分な栄養を摂らなければ、健康を損なう危険がある。
実際、同じ教室の先輩の中には、中学卒業しても生理が来ない子が何人かいるという話も耳にしていた。
体重よりも見た目を重視
身長が伸びれば体重も増えるのは当たり前。
そこで娘は、体重よりも筋肉。
見た目が太って見えないラインをキープし、とにかく「ダイエットしろ」と言われないことを目標にした。
炭水化物や糖質を摂りすぎないことを意識しつつも、極端に制限することはしないようにした。
そして、背を伸ばすには欠かせないカルシウム。
しかし、カルシウムだけでは意味がない。
カルシウムの吸収を助けるビタミンDやビタミンKが重要だ。
ポイントは3つ:カルシウム、ビタミンD、ビタミンK。
バレエの身体作りに必須なのは筋肉だ。
バレエはアスリートみたいなものだから、脂肪を減らして、柔らかい筋肉をつける。
柔軟な筋肉をつけるため、脂質の少ない良質なタンパク質を摂って、低脂質・低糖質の高タンパク食を心がけた。
その際に、圧倒的に効率的だと感じた食材が「高野豆腐」。
スーパーに売ってる小さくカットされた高野豆腐。これを野菜スープやお味噌汁に毎回投入するだけで摂取できる。最近ではパウダータイプのものも出ている。
背を伸ばしたいという点では、おからパウダーより、カルシウムや鉄分などミネラル豊富な、高野豆腐の粉末の方が効率がいいように思う。
高野豆腐は、毎日摂取するようにした。
プロテインと食事の工夫
ビタミンDは通常の生活をしている日光浴で賄えるので、
小中学校に登校してる子なら問題はなさそう。
切り干し大根、干し椎茸や干物なども活性型のビタミンDが含まれているから
お味噌汁や和風のスープに意識的に毎回入れることでクリアできる。
あとプロテインも活用した。
大塚製薬のジョグメイト。
↑くれぐれもアフィリエイトとかではないです笑
中学生からプロテインを摂ると腎臓に負担がかかるんじゃないかと心配だったので、レッスン後に1日1個だけ摂取するようにした。
とはいえ、実践には苦労もあった。
娘には、太りにくい体づくりのために、腸を冷やさないように夏でも冷たい飲み物を避け、水筒には常温の麦茶、冬には体温よりも温かいお茶を入れて持たせた。朝はもちろん白湯。
当時はコンビニでも常温の水は売っていなかったし、娘が夏でも冷たいものを飲まないことで、友人に笑われたりもしたらしい。
けれど、今でいうところの「温活」だったんだと思う。
実際に効果があったのかどうかはわからないけど、身長は伸び、現在も娘は、バレエ体型をキープしている。
だから高野豆腐は減ったけど、温活はやめられない。笑