売れるためのマーケティングは3段階で考える『STP』とは?
売れるためのマーケティングは、3つの段階『STP』で考えるのが基礎になります。
『STP』とは、商品やサービスのマーケティング計画の基本で、(S)市場を細分化し、(T)ターゲットを絞り込み、(P)ターゲットのニーズに適合するように位置をとることです。
今回は、売れるためのマーケティングは3段階で考える『STP』について紹介していきます。
STPとは?
『STP』とは、商品やサービスのマーケティング計画の基本で、(S)市場を細分化し、(T)ターゲットを絞り込み、(P)ターゲットのニーズに適合するように位置をとることです。
S:細分化(Segmentation)
Sのセグメンテーションとは、市場細分化のことで、年齢・性別・職業・婚姻・所得・家族数・教育水準といった人口統計学的な細分化することです。
T:絞り込み(Targeting)
Tのターゲッティングとは、決めたセグメントの中から目標を決めることです。
例:東京都の女子大生にターゲットに絞る
P:位置づける(Positioning)
Pのポジショニングは、「東京都の女子大生」にターゲットを絞った場合、低価格帯or高価格帯か?機能性orファッション性か?で商品の位置づけをすることです。
トヨタのフルライン政策
大手自動車メーカートヨタでは、各所得層に合わせた価格帯の車種を提供しており、複数のセグメントをターゲットにしています。
普段使いの「パッソ」118万円or「ルーミー」156万円
小回りが利いて運転しやすく、車内スペースも広いので、普段使いのファミリーカーとして人気があります。
普段使いの車として、パッソは低価格帯でルーミーは高価格帯として販売しています。
家族用ミニバン「シエンタ」181万円or「アルファード」352万円~
トヨタのミニバンは、比較的コンパクトなものから大型の重量級まで、幅広いニーズをカバーしています。
ミニバンの魅力は、5~8人の乗車が可能な広い車内空間ですが、シエンタは低価格帯で、アルファードは高価格帯で販売されています。
STPとは、人口統計から売る層を決め(S)、ターゲットを絞り込み(T)、ターゲットに対して低価格帯か高価格帯で攻めるかのポジション(P)を決めるマーケティング方法になります。
最後に
今回は、売れるためのマーケティングは3段階で考える『STP』について紹介しました。
売れるためのマーケティングは、3つの段階『STP』で考えることが基礎になります。
『STP』とは、商品やサービスのマーケティング計画の基本で、(S)市場を細分化し、(T)ターゲットを絞り込み、(P)ターゲットのニーズに適合するように位置をとることです。
トヨタのような大企業ならば、全ターゲットを攻略することも可能ですが、通常では『STPの3段階』が売れるマーケティングのポイントになります。