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#毎日新聞
「雑談」を少しあらたまって言うと「対話」になる件 斎藤環氏の災厄論
▼2011年の東日本大震災と、現下(2021年春)のコロナ禍との共通点を探る試みが2021年3月12日付の毎日新聞で行われていた。
精神科医の斎藤環氏のインタビューから。
〈結論求めぬ「対話」こそ〉
▼まず、「ケガレ」意識による差別について。
ここでいう「ケガレ」は、「放射能の汚染」(東日本大震災における)や、「コロナウイルス感染」(今回のコロナ禍における)のことだ。斎藤氏は、東日本大震災
毎日・八田浩輔記者の記事が抜群に面白い件 コロナワクチン開発
▼毎日新聞の2021年3月17日付1面トップに、コロナワクチン開発についての抜群に面白い記事が載っていた。八田浩輔記者。
〈コロナで変わる世界 第3部 イノベーションの時代/1(その1)/mRNAワクチン立役者 テディベアに全財産隠し/「鉄のカーテン」越え渡米後、研究に心血〉
〈東西冷戦期の1985年、共産主義体制の東欧ハンガリーから「鉄のカーテン」を越えて米国へ向かおうとする1人の女性科学者
東京は残念ながら医療崩壊しつつある件
▼海外から小誌を読んでいる人もいるようなので、東京の現在の報道をいくつか点描しておく。
▼まず、多くの日本人にとっておなじみの顔になった尾身茂氏のインタビュー。新型コロナウイルス感染症対策分科会長。2021年1月6日付の読売新聞から。鷹尾洋樹記者。適宜改行。
〈日本はリスクコミュニケーションが苦手です。
専門家は技術的なことを提案し、政治家が決定します。国と専門家の意見が食い違うこともありま
木村花氏は「誓約書」に縛られ、事務所にPRのためSNSを使うよう頼まれていた件
▼女子プロレスラーの木村花氏(22歳)が、フジテレビの「テラスハウス」視聴者からの暴言を浴びて、自殺と見られる死を選んだ事件について。毎日新聞が重要な記事を二つ掲載していた。
▼一つめは、2020年7月5日付。
〈「テラハ」出演 故 木村花さんの母/「スタッフにあおられ…」告白受けた〉
〈3月末、花さんはリストカットした写真をSNSにアップ。その後、SNSのアプリを自身のスマホから消し、見