さよなら、躁。
ここ数日寝付くのは遅いし、目覚めるのは早い。
睡眠時間は4時間切るぐらい。
朝早く目覚めてしまうので二度寝しようと思うけれど、全く二度寝出来ない。
身体は早く布団から飛び出したいと思ってて、結局、二度寝を諦めて朝から元気に活動しています。
朝起きて、植物にお水をあげて、トイレにも行かず、何も食べずに、本を黙々と読んでいました。
躁転しちゃったかもしれません。
このままではまずいな…と心の何処かではわかっているけれど、朝が苦手な私が、朝早く起きて周りが寝静まっている中、好きなことに集中できるのが快感で、躁に身を任せてしまっています。
昔は躁になっているときにその自覚はなくて、ただ調子が良い、病気が治ったと思っていました。
振り返ってみると、大学時代は卒業制作を、2週間ほとんど寝ずに作業していたのに、作業すればするほど楽しくてどんどんテンションが上っていっていました。
とんでもなく集中力が上がっていたので、普段の3倍くらいで作業を進めていました。
そして、作業中に誰かに話しかけられても全く気が付かず、無視してしまっていたこともあったかもしれません…
その後の就職活動も毎日面接や説明会に最低3社は行っていました。
ものすごく緊張しいで、初対面の人と話すと手も声も震える私が、恥ずかしがらずに堂々と面接出来ていたのも、今考えればものすごくおかしなことだったのに…
調子が良かったのではなくて、躁転していたんだと思います。
気がつけなかった。
卒業制作が終わったあとは抜け殻になり、数日寝込み、ベッドから出られませんでした。
就職活動が終わって就職したあと、面接のときみたいにハキハキと喋ることが出来ず、常に声が震えていて、業務中も勝手に涙が溢れていて、その涙にも他人から指摘されるまで気が付かない状態でした。
休日は家から一歩も出られない…というか、ベッドから一歩も出られなくて、朝だと思って起きたら22時だったこともざらにありました。
躁からの鬱が本当に怖い。
身体は鉛のように重くて、ご飯を食べる作業が面倒。
そのうち食事をほとんど取らなくなり、痩せて体力が落ちて貧相に見える。
悲しくないのに涙が勝手に溢れてくる。
夜、布団に入り眠れないまま、カーテンの隙間から入ってくる朝日に絶望を感じる。
鬱の期間は本当に辛い。
絶対になりたくない。
でも、躁だと、いつものどんくさい私ではなくなり、テキパキと何でもこなせる気がするのでほんの少しだけでも躁を味わいたい。
心が揺れます。
答えは病院に行って躁状態を落ち着かせることだと決まっているのに。
双極性障害の人で、この躁転することに快感を覚える人は多いんじゃないかなぁと思っています。
躁状態は身体に負荷がかかり、周りに迷惑をかけてしまう場合があるので良くないことだとはわかっているけど、
鬱期の何も出来なくて、普通の日常を送っている人たち、みんなが羨ましくて羨ましくてちょっとでもみんなみたいになりたいと冷たい布団の中から覗いていた外の世界見ていたあの日があるから、
躁状態を早く治療しないとって、わかっているけど、躁状態でいたいと思ってしまうのかな。と、思います。
でも、もう辛い思いを繰り返したくないので、病院に行ってきます。
さよなら、躁。
さよなら、元気いっぱいの私。
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