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音無蓮/Ren Otonashi
2021年9月5日 23:58
書いている原稿が詰まって丸一日悶々としていた。原稿自体は3000字ほど進んだが、いかんせん小説じゃないので進捗がすこぶる悪い。あと1日か2日で書き上げたら、小説に取り掛かりたい。小説と小説じゃない文章の書き方は違う。根本的な文章作法は同じだが、構成の練り方が違う。私は基本、理解しやすい文章を作るようにしている。巧みな比喩が使える自信はないので、気持ちいい感覚で使ってみた喩えを、読み返して
2021年8月27日 23:59
ワクチン接種1回目が終わった。副作用が怖かったので、帰宅してすぐ、冷房をかけた部屋で床に入った。1日休みを頂いていたけれど、休みは寝て起きて文章を書いていたら終わってしまった。キャラクタの設定を書きながら、初稿プロットを書き直したい衝動にかられている。筆が進まないときは、焦って机に向かったところで進まない。人の頭は正直だ。ひねり出すものがないときは無理して吐こうとしない。脳みそに吐きダ
2021年8月26日 23:05
Yogee New WavesのCAN YOU FEEL ITを流しながら記事を書いている。この街で 生きた頃のことよければ踊って 過去を踏みつけてよそのままでいてね 夏の日よスコールが香って 季節をやり過ごす いつもYogee New Wavesは、アルバム『BLUEHARLEM』しか聴いたことがない。Twitterのフォロワーから勧められたのだが、彼は私の好みを熟知しているよう
2021年8月18日 07:26
深夜のコンビニは、田舎育ちの若者にとって、大人の階段を昇るのと同じくらい貴重なことで、ぼくもまた、その若者の例に漏れなかった。 夜天の花曇りを透かせば、淡い金色の、欠けた月と相まみえる。ここ数年で、たちまち入れ替えられたらしいLED電灯のせいで、夜は人の手で汚されたように見えた。 深夜のコンビニに出向く理由に大層なものなんてない。なくていい。小腹が空いたから夜食目当てで、だったり、口が寂
2021年8月12日 07:40
休日の6時前だっていうのに、カーテンの外からはぎらぎらとたくましい日差しが降り注いでいる。 おかげで目覚ましをかけてないのに、ぱっちりと目が冴えてしまった。 いつもより、陽の光が彩られて見えるのはなぜだろう。 考えるまでもなかった。 あの子のおかげだ。 マットレスのスプリングの上で跳ねてみる。 ごくわずかな無重力は、きっと私の心を表している。 窓を開ければ、からっとした夏の風