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守るべきモノが欲しい。


今日の記事を記載する前に
みなさんにぜひお礼を言わせてください。


前回と、前々回の記事。
たくさんのコメントやメッセージ、個別に連絡くれた友達。本当に、本当にありがとうございます!

とても重くて、ネガティブで、他責発言勃発。
見ててイライラされる方もいるだろうに…
溢れるほどの温かい言葉に、驚きが隠せません。

ひとつひとつ噛みしめて、何度も読み返しました。


noteという、自分をさらけ出せる場。
けれど、SNSという場だからこそ、多少の描き方は気にしないわけではない。このバランスが良い塩梅となり、私に自信を届けてくれます。
note最高!

さらにみなさんからのお言葉も重なり
想像していなかったほどの勇気と自信をいただきました。感謝してもしきれません。


みなさんへの感謝も考えるほど
徐々に前を向いて行けるよう頑張ろう、いつかまた明るい記事を描けるよう頑張ろう!と思えました。

なりたい未来があるだけで幸せです。
これからも、よろしくお願いします✨️




─── 2週間前

春に、コーチングWEB講座を共に受けた仲間と
コーチング練習をしたことをきっかけに、「避けてきた負の感情」と向き合おうと思えた私。


6月に経験した、名古屋での失恋。


失恋自体には立ち直れているものの
「名古屋での辛かった経験」からは立ち直れていないことに気づきました。



─── 人のことを信じるのが怖い


人生で初めて、わがままの私が
誰かのために向き合い続けられた。自信を持てた経験だからこそ、想像以上に、自分で自分を苦しめてしまうほど悲しい経験になっていた。


─── もっと辛い経験をしている人はいるのに、何でこんなことで落ち込んでいるんだ…


「辛い」の基準なんてないし、定義は人それぞれ。周りと比べても仕方がないことなのに、それすらも頭と心が追いつかず、さらに自分を責める…苦しめる…


自分への嫌いが止まらない。

自分を苦しめすぎて、感謝していた家族や友達、会社のみなさんにもイライラしてしまう日々。周囲は何も悪くないからこそ、イライラするたび自己嫌悪に陥り、どんどん自分を嫌いになる。


負の循環でした。



翌週。父の支店のハワイ社員旅行に、
社員の家族も参加させていただく…という幸せすぎる空間でも、思い出したくない経験が頭から離れない。


周りにバレないよう、止まらない涙を1日中流し続けた時間 を記載した前回の記事。ネガティブが止まらなかった。


今思い返しても本当に辛かった…



仕事も人間関係も、不自由なく恵まれているものの、何に対しても目標がなくなってしまった。明るい未来が見えなくなってしまった。


人生をもっと豊かにしたくて
あえて苦手なことを"仕事"にしているけど、「得意なことが増えて何になるんだろう…」という考えに陥ってしまう。そして、


「生きる意味ってなんだろう」

という考えが浮かんでしまった…。
落ちるところまで落ちようと、深夜のビーチに1人で行き、泣き叫んだ。



「このままでは、私、おかしくなってしまう…」


危機感を感じたことで
もう涙も出ないくらい落ち込もうと決心。

気づけば早朝になっており、見上げたきれいな空を見て


「自分の気持ちを、文字で表現したい」


と思えました。






荒んだ心。
緩やかな波の音が、少しずつ、絡んだ糸を真っ直ぐにしてくれる。

辺りを見渡すと、
聞き慣れないアメリカ英語の数々。日本では見られない、低い雲。沖縄とは異なるヤシの木。


ここは日常の場ではないことを
ハワイのビーチは、360度で感じさせてくれた。


ノイズを感じることなく、自分の「負の感情」と向き合える✨️


8/4(日)のコーチング練習を思い返す。

得た気づきを、文字に起こす。


名古屋の経験を、最初から思い返す。

名古屋で得たことを記載した、noteを見返す。


彼に送った最後のLINE。
冷静になれた時、"彼に届ける言葉はこれが最後になるだろう" と感じていた。何日もかけて考えた、自信を持って伝えられた言葉の数々。その下書きを、何度も見返した。


途中、感情的になりそうな場面があったとしても
ビーチの落ち着く雰囲気が、良い具合に私を流してくれて、冷静に思い返すことが出来た。ここまでした上で、noteに想いを描いてみる。


ビーチでは、下書きでタイムリミットが来てしまったけれど、それだけでもとても大きな自信となれた。


自分に向き合って、自分に正直になること。

とても簡単なようで、なかなかできない。
でもできた時は、こんなにも大きな自信となるのか!と、改めて気づくことが出来ました。






ホテルに戻ると、1人の女の子が私を迎えてくれた。

「私、おさやちゃんの妹になる!!」


ハワイ行きの空港からこの日まで
ずっとそう言い続ける8歳の少女。仮名「むぎちゃん」

彼女は私に纏わりついた
黒くて、かたくて、絡んだ糸を、毎日根気強くほどいてくれた。


「お姉ちゃーん!一緒にご飯食べよう!!」

「私と同じお花の髪飾り、おさやちゃんもお揃いでつけよう?」

「むぎね、このお店でかくれんぼしたいっ!」


ストレートに気持ちを伝えてくれる彼女が、羨ましくも感じた。


■むぎちゃん
犬の散歩がないの、楽だけど寂しくもあるなぁ

■おさや
ワンちゃん飼っているんだ!何の犬?

■むぎちゃん
柴犬!真っ白なんだよ!

(名古屋で飼っていた犬と一緒だ…)


■私の両親
・・・(゚Д゚;)(゚Д゚;)

(横を見ると、驚きすぎている私の両親。犬に未練タラタラな私が泣かないか、すごく心配そうに見てくれていた顔が、なんだか可愛かった笑)


■むぎちゃん
本当は豆柴が良かったんだけど
ペットショップ行ったら柴犬しかいなくてさ~。
でも柴犬の赤ちゃん小さいから、何とかなる!
と思ったら・・・もう10kg。デカすぎ。

■おさや
笑笑笑
白柴ちゃんの写真、見たいな~^^

■私の両親
・・・(゚Д゚;)(゚Д゚;)(゚Д゚;)(゚Д゚;)

親よ。31歳にもなって心配かけてごめんよ…笑


白柴ちゃんを見せてもらうと・・・


「か、かわいい・・・」


名古屋で飼っていた、白豆柴の”こま”。
こまを思い出して、涙腺が緩んだ。でも…



─── あれ。全然嫌じゃない、、


日本にいた時までは
こまを思い出さないようにしていた。いつか犬を飼いたいけど、新しい犬にも申し訳ないから、柴犬は…白い犬は…辞めようって呪文のように唱えていた。


名古屋で毎日、犬と遊ぶ場所を調べていたからこそ、いまだに出てくる「東海×犬」に関する広告。インスタも、Yahooも、Twitterも・・・何もかもに出てくることがしんどくて、ハワイに来てからはスマホを見ることもできなかった。


でも・・・

白柴ちゃんを見た時、
むぎちゃんがほどいてくれた糸に、明るい光を照らしてくれたような気持ちになった。


■むぎちゃん
白柴ちゃんかわいいでしょ?
むぎの姉妹みたいなんだ~

■おさや
むぎちゃん、習い事3つもやっているけど
お散歩は、毎日むぎちゃんが行っているの?

■むぎちゃん
そだよ!学校があっても
習い事があっても、朝晩必ず行ってる!
最近は、むぎ1人で行けるようになったんだ!

■おさや
す、すごい!!
白柴ちゃんのこと大好きなんだね^^

■むぎちゃん
うん!大好き!パパと同じくらい好きな家族!
デカいし、アホだけどね。笑


むぎちゃんは一人っ子。
親御さんのご年齢がとても離れていることから、自分にはもう「兄妹ができない」ということを分かっていた。

だからこそ、犬を大事に育てるむぎちゃんが、とても誇らしかった。


さらに・・・
ずっと一緒にいた、計4組の家族。



─── 年の差夫婦であるむぎちゃんの両親

パッと見で年の差と分かるものの、ご両親はとっても仲が良い。むぎちゃんと3人でいる姿は、とても絵になるほど眩しかった。


─── お父さんと一番仲良しの後輩さん

連れてきていたのは弟さん。奥さまとはご離婚され、お子さまとも離れ離れに。お酒とたばこが辞められないのは、その理由からだろうか…。それでも、誰よりも周りへの気遣いをされている姿は、とても勉強になった。


─── 弟よりも年下の24歳夫婦

高校時代の同級生で、学生結婚。既にお子さまは2人。結婚式は挙げられていない。それでも"人生に後悔はないし、この先も後悔をしたくない"と言っていた。妻子の為に働くパパは、とってもかっこよかった!


─── 私たち4人家族

お父さんとお母さんは、とても仲が悪い。学生時代「離婚する!」という言葉は、もはやBGMのように聞いていた。弟が社会人になったら離婚すると言っていたが、その時私が初めて親にキレた。

「離婚はあんたら2人の問題ちゃうで。自分は家族仲良く幸せな家庭で育ってきたかも知らんけど、子ども2人のことも考えろや。」


その日以降、離婚という言葉は二度と聞かなくなった。今でも仲良くはないけど、会話もないけど、家族でご飯を食べることもないけど、一緒に生活はできている。
ハワイでは、周りから「自由でうらやましい」と言われた。私の友達ですらも、よくそう言ってくれる。


「家族って、いろんなカタチがあるんだな・・・」



ご飯を食べ終えると、
お父さんが、むぎちゃんをおんぶして歩いていた。


■お父さん
こういうの懐かしいなぁ。
おさやちゃんのことも、よく抱っこしたな〜
お父さん、すぐ周りの子どもに懐かれてまうから、嫉妬したおさやちゃんはすぐ泣いてたんやで笑

■のりこ(母)
今では考えられないけどね。笑

笑笑笑


こんな会話は微笑ましかった。

幼い頃、私はすぐ泣いてたし、一方でよく笑ってた。


でも私は、鼻の穴ひろげて
大笑いしてるおさやちゃんが大好き!

のりこがこんなことを言ってくれた。

これ以上サバサバな人間を見たことがないほど、ちょーさっぱりなのりこ。こんなこと言ってくれると思わなかった。すごく嬉しかった。


でも、そんな私はどこに行ったんだろう…


一瞬虚しくなったけど、
ずっと私の手を繋いでくれるむぎちゃん、目の前にいる4組の家族を見たら、もっと大きな感情が生まれてきた。



私にも、守るべきモノが欲しい



守るべきものが出来たら、生きる意味を見出せる気がした。


名古屋にいた時、
2歳の犬と、それ以上にわがままな30歳の犬。慣れない土地で2人と過ごすのは、楽しいことだけじゃなかった。


でもそれ以上に、とっても幸せだった。


こまと彼の為に、仕事を頑張る自分。
こまの散歩がしたくて、早く帰宅する自分。
彼の喜ぶ顔が見たくて、家事をちゃんとする自分。

仕事に支障をきたすことは一度もなく、むしろうまく両立ができていたことに、喜びを感じていた。


何でこまはこんな動きをするんだ?
何で、彼はこんなことを言うんだ?

行動や言葉をそのまま受け止めるのではなく、その裏側を考えて対応することで、周囲にも優しくなれる自分がいた。


車がないと、スーパーにも行けない田舎街。

ビル一つない、緑に囲まれた街。

だからこそ、自由であふれている。
自分で色を付けていくあの街が、本当に好きだった。


こまと、ふうとといると、自分をどんどん好きになれた。



あの時の自分に戻りたい・・・



私はもう、名古屋にいない。

こまも、ふうともいない。

でも、守るべきモノは自分で創ることができる!!


「田舎で、白豆柴と暮らそう」



ホテルに戻り、インスタで白豆柴を調べると・・・

全く嫌な気持ちにならない。
白豆柴との田舎暮らしを想像すると、自然とにやけてきた。嬉しい気持ちだけが残った。

帰国翌日、初めて1人でペットショップに行った。
白豆柴ちゃんを抱っこすると・・・嬉しくて涙が出そうだった。


か、かわいい・・・


初めて0から飼う犬。
真っ白な犬だからこそ、私がたくさんの色を白豆柴ちゃんに教えてあげられるんだ・・・!

そして、こまと同じ犬にすることで、最後まで優しかったこまへの恩返しにもなる。一石二鳥だ!


■おさや
白柴ちゃん、名前は何て言うの?

■8歳の少女
”むぎ”だよ!

■おさや
可愛い名前!なんで”むぎ”にしたの?

■8歳の少女
犬の名前ランキングで1位だったから!

■おさや
笑笑笑

可愛すぎる。笑


思春期も来てない。

いろんな感情も知らない。

だから、質問に対してストレートに返事をくれる。
そんな彼女が眩しかった。


むぎちゃんは、最後にもう1つ教えてくれた。


白い犬にしたのはね
何を着せても、どんな背景でも映えるからだよ!
だからどこに行っても楽しいの!
これからも、たーっくさん思い出作るんだ^^


白い犬が好きだった私。
全く同じ理由だ。

濁ることなく、いろんな色を付けられる。



「よし!白豆柴を飼おう!」

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