株式会社おりなす設計室/タブチカズマサ

【建築デザイン×住環境×省エネルギーの専門家】 九州・鹿児島の建築設計事務所|住宅・事務所・福祉施設・宿泊施設etc.|高断熱高気密建築の企画・設計・シミュレーション|温熱環境・省エネルギー計画のアドバイザー|省エネ建築診断士|パッシブハウス・ジャパン賛助会員

株式会社おりなす設計室/タブチカズマサ

【建築デザイン×住環境×省エネルギーの専門家】 九州・鹿児島の建築設計事務所|住宅・事務所・福祉施設・宿泊施設etc.|高断熱高気密建築の企画・設計・シミュレーション|温熱環境・省エネルギー計画のアドバイザー|省エネ建築診断士|パッシブハウス・ジャパン賛助会員

マガジン

  • ドイツ・スイスから知る絶望と希望

    2024年4月、環境先進国ドイツ、そしてスイスへの視察の模様を書き溜めています。 日本の建築性能は世界に劣るのか。エネルギー自立できるのか。これから取り組むべき事はなにか。 住宅・建築・都市計画・エネルギー政策について、省エネルギー建築の設計に携わる建築家の視点からまとめています。

  • これまでの賃貸・分譲住宅はどうなる?

    賃貸・分譲住宅などの省エネ性能に関する法改正が2024年4月から施行されました。それについて省エネ建築を手がける側としての気づきなどをまとめています。

  • これからのオフィス、これからの職場環境

    設計・監理させて頂いた事務所建築の事例を通じて考えた「これから」のオフィスや職場環境についてまとめました。

  • 高性能建築イノベーションセミナー講演まとめ

    2023年10月06日に開催した「地域社会における高性能建築のイノベーションセミナー」の講演内容をnote用に再構成してまとめたマガジンです。 全7パートに分かれていて単体での購入も可能です。 序盤の2パートは無料なので単体でご覧ください(このマガジンに入れると無料で見れなくなる仕様なので外してあります)。 マガジンで購入して頂くとちょっぴりお得です。

最近の記事

  • 固定された記事

工務店様向けサービス「断熱サポート・ラボ」をスタート!

「これからの断熱計画」をサポート  おりなす設計室では自社での建築設計の他、工務店数社からご相談をいただいて高断熱高気密・パッシブ設計による住環境の計画をサポートしてきました。  はじめてお会いする工務店様に 「こんなこともお手伝いできますよ」と伝えると 「え、そんなことも頼んでいいんですか?」というお声をいただきます。 断熱の仕様をこれからの時代に合わせて変えていきたいという工務店様が多くいらっしゃる一方でその相談をできる相手がいなくて困っているというご意見・ご相談を元

    • 日本エコハウス大賞奨励賞の受賞

      11月22日、日本エコハウス大賞のシンポジウムが開催されました。 おりなす設計室が設計・監理を担当した「小平株式会社本社HARBOR(以下HARBOR)」は今年7月時点で「集合住宅・小規模施設部門」での奨励賞を受賞しました。 今回はその締めくくりとして、審査員によるシンポジウムや優秀賞などに選ばれた事例の表彰が行われました。 奨励賞を含め受賞者には、シンポジウム&懇親会の案内が来ていたので、「全国でエコハウスに取り組む方々とお会いしたいし、もし審査員の皆さんの講評を聞ける

      • 「断熱」が町を救う part2

        公共建築の断熱ワークショップを開催 ⇒ 一か月後 中学生との断熱ワークショップから約一ヵ月。 断熱した「町長室」とそこに近接している「副町長室」に温湿度ロガーという「温度と湿度を定期的に記録する機械」を設置してきました。 2週間ほどの間、30分毎に記録する設定で様子を見ることにします。 この結果はまたどこかで。 サーモ画像でわかる断熱の効果 さて、設置の際に、サーモグラフィ画像を撮影してきました。 これだけだとあまりピンとこないと思いますので、比較対象の隣接する

        • 「断熱」が町を救う part1

          公共建築の断熱ワークショップを開催 2024年8月5日から8月7日までの3日間、公共建築物では(たぶん)初となる「町長室」を対象とした「断熱ワークショップ」が鹿児島県の錦江町で開催されました。 座学パートでは「なぜ断熱が必要なのか」を「健康」と「エネルギー」という点から紐解き、実践パートでは「壁の断熱」「窓の断熱」に取り組みました。 公共建築物、特に「学校」では断熱の重要度が高まっています。 現在は9割以上の普通教室にエアコンが設置されていますが、無断熱(あるいはそれ

        • 固定された記事

        工務店様向けサービス「断熱サポート・ラボ」をスタート!

        マガジン

        • ドイツ・スイスから知る絶望と希望
          5本
        • これまでの賃貸・分譲住宅はどうなる?
          2本
        • これからのオフィス、これからの職場環境
          2本
        • 高性能建築イノベーションセミナー講演まとめ
          5本
          ¥2,500

        記事

          「ぼくらのくらしとエネルギー展」開催しました!

          ぼくらのくらしとエネルギー展  2024年08月24日(土)~25日(日)、鹿児島市の商業施設「マルヤガーデンズ」にて「ぼくらのくらしとエネルギー展」を開催しました。  ご来場いただいた皆様、そしてクラウドファンディングにご支援いただいた皆様、改めてお礼申し上げます。 できるだけやわらかく  このイベントは事前に以下の内容になることをSNSやプレスリリースで発信していました。  このイベントの前に「中学生向けの断熱ワークショップ」を経験したこともあって、展示のテキス

          「ぼくらのくらしとエネルギー展」開催しました!

          「ぼくらのくらしとエネルギー展」08/24(土)・25(日)開催

          ぼくらのくらしとエネルギー展 2024年8月24日(土)〜8月25日(日) 子供から大人まで、住まい・建築×環境×エネルギーについて楽しく学べる「ぼくらのくらしとエネルギー展」を開催します! くらしとエネルギーの「これまで」と「これから」 を知る  「ぼくらのくらしとエネルギー展」は、私たちが日々暮らしている住まい・学校・職場などの建築物の中で使われているエネルギーについて 「つかう・へらす・いかす・つくる」 という4つのフェーズに分けて紐解き、住まい・建築と環境と

          「ぼくらのくらしとエネルギー展」08/24(土)・25(日)開催

          「ぼくらのくらしとエネルギー展」クラウドファンディングが間もなく終了します!

          ぼくらのくらしとエネルギー展についてはこちら オススメリターン品をご紹介! 最終日目前ということで、リターン品の選択に悩まれている方へのオススメリターン品をご紹介! オススメ1:イベントレポートパンフレット 今回のクラウドファンディングにて人気のリターンのひとつが「イベントレポートパンフレット」です。 会場のコンテンツや、一部トークセッションを収録してお届けするA4サイズのパンフレット(10ページ程度)です。 特に次の方々からリターンに選んでいただけています。 ◇

          「ぼくらのくらしとエネルギー展」クラウドファンディングが間もなく終了します!

          鹿児島の「ドルフィンポート問題」を〈建築×エネルギー〉から考えてみる

          はじめに 「ドルフィンポート問題」について、ご存知ない方は一度検索してみてください。こちらは参考までに↓↓↓ これからの公共建築を〈kWh=¥〉で考える 「公共建築をこの場所(ドルフィンポート跡地)に建てることの是非」についてはここで議論しませんが、「公共建築とエネルギー」について考え、知っていただく良い機会だと思いました。 ここで大事な視点は「kWh=¥(キロワットアワー イズ マネー)」です。 ようするに「エネルギー消費=お金の消費」として捉えないとこれからの公共

          鹿児島の「ドルフィンポート問題」を〈建築×エネルギー〉から考えてみる

          鹿児島で唯一の「建築設計から省エネコンサルティングまで」行う「ZEBプランナー」として登録されました‼

          株式会社おりなす設計室 はZEBプランナーとして登録されました。 昨年、おりなす設計室を法人化する際に、やらなければならないと思っていたことがありました。そのひとつが「ZEBプランナー」としての登録を受けることです。 そして、2024年06月28日、ZEBプランナーの登録が決定しました。 ZEBプランナーってなに? ZEBプランナーとは・・・ ・・・です。 法人であることが必須となっており、個人事業の建築設計事務所ではZEBプランナーにはなれません。 鹿児島に窓

          鹿児島で唯一の「建築設計から省エネコンサルティングまで」行う「ZEBプランナー」として登録されました‼

          ぼくらのくらしとエネルギー展、クラウドファンディングがスタート!

          クラウドファンディング スタートしました! 6/26(水)17:00、先日告知した「ぼくらのくらしとエネルギー展」のクラウドファンディングがスタートしました! こちらのクラウドファンディングのページでは、これからクラウドファンディング終了までの間の約1ヶ月、そしてその後も定期的に日々の活動報告をアップしていきますので、是非「お気に入り登録」をお願いいたします。 開催への想いやイベントの詳細についても様々な情報を掲載している他、追加予定のリターン情報も随時更新されますので

          ぼくらのくらしとエネルギー展、クラウドファンディングがスタート!

          【告知】ぼくらのくらしとエネルギー展を開催します!

          ぼくらのくらしとエネルギー展! 2024年8/24(土)・25(日) 子供から大人まで、建築と環境とエネルギーについて楽しく学べる「ぼくらのくらしとエネルギー展」を鹿児島県鹿児島市で開催します! 「ぼくらのくらしとエネルギー展」は、私たちが日々暮らしている住まい・学校・職場などの建築物の中で使われているエネルギーについて 「つかう・へらす・いかす・つくる」 という4つのフェーズに分けて紐解き、建築と環境とエネルギーの「これまで」と「これから」を子どもから大人までみんなで学

          【告知】ぼくらのくらしとエネルギー展を開催します!

          ドイツ・スイスから知る絶望と希望⑤

          このnoteはこんなあなたにオススメ。 1:これから住宅・建築の新築やリノベーションを予定している。 2:欧州のエネルギー政策について知りたい。 3:欧州の建築や都市計画について知りたい。 ヴォーバン地区 フライブルクの中にはヴォーバン地区というエリアがある。このまちには車がほとんど走っていない。正確に言うと住宅街に駐車スペースがない。 街の入口となる場所に大型の立体駐車場があり、住民はそこに車を停めて、基本的には徒歩や自転車でエリア内を移動する。車の危険性がないので住宅

          ドイツ・スイスから知る絶望と希望⑤

          ドイツ・スイスから知る絶望と希望④

          このnoteはこんなあなたにオススメ。 1:これから住宅・建築の新築やリノベーションを予定している。 2:欧州のエネルギー政策について知りたい。 3:欧州の建築や都市計画について知りたい。 フライブルク市役所 街を歩き、フライブルクの歴史について伺いながら、市役所に向かう。 フライブルク市役所は、この視察の中でも最も刺激的な存在のひとつとなった。 再生可能エネルギー(ここでは太陽光パネル)をファサードデザインに見事に落とし込んだ事例。 市役所のエネルギー需要が大きい時間

          ドイツ・スイスから知る絶望と希望④

          ドイツ・スイスから知る絶望と希望③

          このnoteはこんなあなたにオススメ。 1:これから住宅・建築の新築やリノベーションを予定している。 2:欧州のエネルギー政策について知りたい。 3:欧州の建築や都市計画について知りたい。 フライブルク 視察初日はフランクフルト空港からフライブルクへ。 フランクフルトからバスで約3時間。 フライブルクはドイツの南部。スイスとの国境に近い。 フライブルクという場所は建築と環境について理解を深めるには絶好の場所と言える。 しかし、せっかくなのでその事例を紹介する前に欧州のま

          ドイツ・スイスから知る絶望と希望③

          ドイツ・スイスから知る絶望と希望②

          このnoteはこんなあなたにオススメ。 1:これから住宅・建築の新築やリノベーションを予定している。 2:欧州のエネルギー政策について知りたい。 3:欧州の建築や都市計画について知りたい。 フランクフルトの街並み 成田発フランクフルト着。約14時間のフライト。 フランクフルトに着いたのは夕方でまだ外は明るかったので、電車でフランクフルト中央駅へ。中央駅はドイツ国内やその他欧州都市へのハブになっている主要駅で大変混雑していた。 意外だったのは、道端にポイ捨てされたタバコの吸

          ドイツ・スイスから知る絶望と希望②

          ドイツ・スイスから知る絶望と希望①

          このnoteはこんなあなたにオススメ。 1:これから住宅・建築の新築やリノベーションを予定している。 2:欧州のエネルギー政策について知りたい。 3:欧州の建築や都市計画について知りたい。 ドイツ・スイスへ行く 2024年04月、ドイツ・スイスに視察に行く機会を頂いた。 都市計画・再開発・公共建築・戸建住宅・集合住宅・循環建築、そして最新の断熱材事情まで、1週間ほどかけて様々な視察先をまわる。 ドイツはフランクフルトに到着してから南部のフライブルクへ。 スイスはチューリッ

          ドイツ・スイスから知る絶望と希望①