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「断熱」が町を救う part1


公共建築の断熱ワークショップを開催

2024年8月5日から8月7日までの3日間、公共建築物では(たぶん)初となる「町長室」を対象とした「断熱ワークショップ」が鹿児島県の錦江町で開催されました。

座学パートでは「なぜ断熱が必要なのか」を「健康」と「エネルギー」という点から紐解き、実践パートでは「壁の断熱」「窓の断熱」に取り組みました。

公共建築物、特に「学校」では断熱の重要度が高まっています。
現在は9割以上の普通教室にエアコンが設置されていますが、無断熱(あるいはそれに近い状態)の学校が大半を占める中でエアコンを使用しても「効きにくい」&「エネルギーの大量消費」に繋がっていることが全国的に問題になっています。

中学生たちでも大人の力を借りれば断熱できる!」ということをみんなが知ると、もっとこのような取り組みを広げられるのではないかと期待しています。

事前に準備した窓のパーツを組み立てていく。
壁の下地に合わせて断熱材をカット。

「これからの地方」で“断熱”が活躍する

これからの地方は人口減少がさらに進み、人もお金も減って、様々なインフラや公共建築物の維持管理は大変になっていきます。
そこで、今のうちに様々な建築物の断熱化を進めることで、建物で消費されるエネルギーの内の4~5割を占めている空調エネルギーが減りますし、空調機器を交換する際に大きな機器にする必要がなくなるので維持管理費が減ります。

そうやって地域の建物を少しずつ省エネ建築にしていくことが持続可能な地域づくりにも遠からずつながっているのではないでしょうか。

次回はその効果を「見える化」

次回は断熱ワークショップ開催から1ヶ月後、どのような変化があったかをまとめていきたいと思います!

つづきはこちら


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