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「断熱」が町を救う part2


公共建築の断熱ワークショップを開催 ⇒ 一か月後

中学生との断熱ワークショップから約一ヵ月。

断熱した「町長室」とそこに近接している「副町長室」に温湿度ロガーという「温度と湿度を定期的に記録する機械」を設置してきました。

2週間ほどの間、30分毎に記録する設定で様子を見ることにします。
この結果はまたどこかで。

サーモ画像でわかる断熱の効果

さて、設置の際に、サーモグラフィ画像を撮影してきました。

改修した町長室
床・壁・天井が26℃くらいで均一に
窓回りは約30℃
断熱した壁一面を杉板張りに
こちらも窓付近は約30℃、その周囲は26℃ほどで均一

これだけだとあまりピンとこないと思いますので、比較対象の隣接する部屋の様子がこちら。

室内下方に冷えた空気が溜まって上下で温度ムラが発生している

断熱改修をしていないこちらの室内は全体的に色ムラが激しめ=温度ムラが大きいのです。窓付近の温度も約40℃~50℃に。窓から入った熱が壁や天井に広がっています。

こちらの部屋は冷房(26℃設定)で動いていた部屋です。その上で窓や壁・天井の表面温度が高いということは、エアコンの冷気がいつまでもその付近を冷やし続けるエネルギーを負担していることになります。

一方、断熱改修した部屋で撮影した画像は、冷房がしばらく停止していた状態です。それでも、ほぼ均一な表面温度を保っていました。

ということで居心地の改善はもちろんのこと、空調負荷も減らせて、ひとにも環境にもやさしいのが「断熱」です。

実は、断熱は夏よりも冬の方がよりおおきな効果を発揮します。
また、そのシーズンになったときに撮影に伺う予定ですのでお楽しみに。

断熱改修に補助金がある今のうちに

ついに、国も非住宅の断熱に力を入れ始めました。
補助金があるうちに、是非断熱をすすめましょう。

また、この補助金にはZEBプランナーの関与が推奨されています。
オフィスや施設などの断熱改修の際はZEBプランナーの弊社にぜひご相談ください。

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