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ドイツ・スイスから知る絶望と希望①

このnoteはこんなあなたにオススメ。
1:これから住宅・建築の新築やリノベーションを予定している。
2:欧州のエネルギー政策について知りたい。
3:欧州の建築や都市計画について知りたい。




ドイツ・スイスへ行く

2024年04月、ドイツ・スイスに視察に行く機会を頂いた。
都市計画・再開発・公共建築・戸建住宅・集合住宅・循環建築、そして最新の断熱材事情まで、1週間ほどかけて様々な視察先をまわる。
ドイツはフランクフルトに到着してから南部のフライブルクへ。
スイスはチューリッヒ、ルツェルン、バーゼルを巡る事になっている。

なんでドイツ・スイス?

ドイツやスイスといえば、省エネルギー建築の最先端をいく国々。
ドイツ:パッシブハウス基準
スイス:ミネルギーハウス基準

それぞれ世界トップレベルの建築エネルギー性能の基準として20年以上も前から存在している。

建築の省エネルギー性能ももちろんだが、再生可能エネルギーの普及促進でも良く知られている。

・・・などと言われているが、その実態はどうなんだろうか。極端に美化された情報なんじゃないか。一部の自治体・企業の取り組みでしかない可能性も。

そんなわけでその実態を知ることはもちろん、その学びを持ち帰り、自分の暮らす九州・鹿児島で少しでも良い建築・エネルギー・環境づくりに活かしたいという想いで乗り込んだ。

ドイツ・スイスのアテンダント

ドイツとスイスのアテンドとしてそれぞれ現地在住の日本人環境ジャーナリストが同行してくださる。

まず、ドイツでは村上敦さん。
半年ほど前に北海道のニセコ町に視察に行ったときもお世話になった。
著書「キロワットアワー・イズ・マネー」「ドイツのコンパクトシティはなぜ成功するのか」は有名。
ドイツをはじめ欧州の都市計画やエネルギー政策などに精通されており、日本でも様々な取り組みに活かしている。

そして、スイスは滝川薫さん。
以前からスイスやその隣国の建築・環境などの情報を日本に提供してくれている存在で、コロナ禍でオンラインセミナーが当たり前になってからはZOOM配信でスイスの建築家の講演の司会・通訳をしてくれたりと、貴重な情報を提供されている。
著書「欧州のビオホテル」や共著「エネルギー自立と持続可能な地域づくり~環境先進国オーストリアに学ぶ」は非常に学びが多い。

絶望と希望

タイトルのとおり、この視察からは「絶望」と「希望」の2つを得る結果となった。ありがたいことに絶望からも希望からも学びになる事が多くある。
次回からは少しずつドイツ・スイスの視察を通して見えてきたものとそこからわかった絶望と希望をご紹介。
ぜひご覧あれ。


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