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「読んだら忘れない読書術」速読・多読する前にまずは深読を!

「読んだら忘れない読書術」
著者 樺沢 紫苑
出版社 サンマーク出版

こんな人にオススメです!

・本を読み始めたけど全然記憶に残らない方。
・多読、速読にとらわれて、本の内容をすぐに忘れてしまう方。
・読書のアウトプット方法を知りたい方。

速読という面では自分も2~3日で1冊は読めるようになったので、遅くはないのかなと思う反面、読んだ本の内容をしっかり記憶し、普段の生活に活かせているか、と聞かれると・・・頭の上に❓❓❓マークがいっぱいになります。

速読、多読よりまずは「深読」することが大切ということを学ぶことができました。

○本の概要

①記憶に残る読書術
1週間に3回アウトプットで記憶力UP!


アウトプット方法として具体的に下記4つが候補として挙げられています。
1.本を読みながらメモ・マーカーを引く
2.本の内容を人に話す・勧める
3.本の感想などをFacebookやtwitterでシェアする
4.レビューを書く

著者は下記のように述べています。

1つ目のメモ・マーカーを引くについては

「マーカーでラインを引いたり、メモしたりしながら本を読むだけで、脳は何倍も活性化され、それだけで本の内容が記憶に残りやすくなるのです。」

2つ目の人に話す・勧めるについては

「複数の切り口で人に紹介するためには、複数の視点で本を読むことが必要です。それによって、本を深く読み込んでいく能力も養われるのです。」

3つ目のシェアするついては

「人間は、楽しいことは続けられます。SNSに本の感想を書くというのは、とても楽しいことなのです」

4つ目のレビューについては
3つ目の発展系として位置づけています。


②スキマ時間読書術
読む時間に制限を設けて記憶力UP!

制限時間を設けることにより集中力がアップし、脳も高いパフォーマンスを発揮する。
高い集中力が維持できる限界・・・15分
普通の集中力が維持できる限界・・・45分


この15分という時間をスキマ時間と考え読書の時間に当てることが有効だと述べています。


③深読読書術
内容について説明、議論できる読み方を!

「本を読む以上、それが自分の血となり肉となるような読み方をしなければいけません。成長の糧にならないような浅い読み方では、意味がないのです。深読できるようになってから、より速く、よりたくさん読む、速読、多読を目指せばいいのです。」

自分は多読・速読と同時に深読を一緒にしようと考えてしまっていたことに気付かされました。


④超実践編
読む目的を設定!
知りたい部分から読む!

本を読む前に目的と読み方を決める。そして目的を達成できそうなページへワープする「ワープ読書術」をすることにより、モチベーションが維持され記憶にも残りやすくなる。


印象に残った言葉

「記憶に残る読書術」とは、言い換えると「自己成長につながる読書術」であり、「人生を変える読書術」です。

読書とは人生を変える力があると自分自身も思います。
しかしながら読んだだけでは何も変わらないのも事実。

読書で1番大切なことは「アウトプット」これに尽きると思います。

10冊読んでも全く記憶に残っていなければ1冊を深読出来ている方が十分に意味があり価値があるということを改めて気づかされました。

読書をしていると、とかく速読・多読に気が向きがちではないでしょうか。

しかし本を読む本来の目的は、自己成長へとつなげる為のもののはずです。まずは深読。そう気付かせてくれた本でした。

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