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楽譜を階名(移動ド)で読む

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私が移動ドで楽譜を読む時の方法や、楽譜から感じとっているとこを、なんとなく不親切に解説します。
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#読譜

臨時記号に対応する(調号なしの場合)

楽譜の左端ではなく、音符の直前に書いてあるシャープ♯とフラット♭(と、ナチュラル♮を合わ…

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臨時記号に対応する(調号7個の場合)

まず、調号がシャープ7個の場合の臨時記号の読み方である。 ダブルシャープに出会ったら半音…

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だいたいハ長調な調

前回は「ほとんどハ長調でおk」という調の読み方だったが、今回は「ちょっとズレてるような気…

臨時記号に対応する(調号1〜6個の場合)

調号が1個から6個の場合は、音によって調号があったりなかったりするから、調号がない音につい…

ハ長調から線1本分離れた調

前回までで調号15種類のうち半分近くの7種類まで移動ドで読めたことになる。残りは8種類。 前…

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F・Gあたりがドになる調

これで調号15種類のうち、11 種類まで移動ドで読めるようになっているはずである。残りは4種類…

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ト音記号・ヘ音記号の読み替え

移動ド読みの応用で音部記号の違う楽譜を我が物のように読むことができる。 音部記号とはト音記号とかヘ音記号とか言ってるやつのことで、この他にあまり見慣れないハ音記号というやつがいる。音部記号は五線のどこがCになるかを決めている大変重要な記号である。飾りではないのだ。五線を書いたらまず音部記号を書くべし。 ト音記号はその名の通り、ト=Gの位置を示している。英語ではG clefである。どこがGになるかというと、ト音記号の渦巻きの始まり部分である。だからト音記号は渦巻きから書き始

ト音記号・ヘ音記号の読み替え(調号がある場合)

調号がある場合は、音部記号が違ってもやることは同じである。楽譜に書いてある調号(調号だけ…

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ハ音記号の読み替え

この調子でハ音記号も行けてしまう。 ハ音記号というのだから、もちろん音部記号なのだが、普…

移動ドの鬼門:転調

曲の途中で調号が変わる、すなわち調が変わることを転調という。 転調は移動ドが固定ドに比べ…

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調号なしの転調(臨時記号による転調)

移動ドの鬼門、転調の2回目。転調は楽譜の上では一大イベントなので、例えばイ短調から2小節だ…

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シャープ系-フラット系間の転調

移動ドの鬼門、転調の3回目。前回の最後の方の説明の補足である。 前回、シャープ系からフラ…

転調まとめ(調号の増減と転調度数)

他に誰か書いてると思うけど。ついでに度数も少し解説。 調号の数から転調度数 シャープ方向…

ト長調なのにハ長調っぽい、でもハ長調じゃない(教会旋法)

ト長調の曲なのに、なんかやたらとFisにナチュラルが付いていて、臨時記号でハ長調に転調してるように見えるけど、最後はきれいにGで終わっているような曲に出会ったことはないだろうか。もしかしたらそれは教会旋法かもしれない。 教会旋法の説明をする前に、少し音階というものを整理しておきたいと思う。まず、ピアノの鍵盤を思い浮かべて欲しい。黒いのと白いのが並んでいて、黒いのは二つ山・三つ山が交互に規則正しく並んでいる。この、山と山の間の平野になっているところで切ると、白黒まとめて数えて