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楽譜を階名(移動ド)で読む

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私が移動ドで楽譜を読む時の方法や、楽譜から感じとっているとこを、なんとなく不親切に解説します。
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記事一覧

はじめに

合唱団の音源係をやっていて、特に楽譜の読み方について色々と考えるところがあり、教える側・…

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器楽と声楽の譜読み

私自身は吹奏楽もやっていたことがあり、譜読みは器楽・声楽とも部活動などで教えた経験がある…

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楽譜は読めなければダメなのか?

楽譜が読めなければいけないかどうかは団の性質によると思う。 たとえば学校の校内合唱大会の…

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器楽と声楽の楽譜の違い

当たり前だが合唱の楽譜には歌詞がある。 もちろん、学生時代に音楽の授業で合唱したことはあ…

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器楽と声楽の楽譜の大きな違い

吹奏楽の楽譜はパート譜である。 トランペットはさらに1st・2nd・3rdと3パートに分かれること…

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楽譜が読めるとうれしいこと

まず、楽譜が読めると音取りの時間が減る。 楽譜が読めない場合、練習用の音取り音源を聞いて…

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音取り音源の正しい使い方

音源係というのは、新しい曲を練習するにあたって、その楽譜をDTMソフトで打ち込んで、各パートの音取り音源を作る係である。団員はその音源を聞いて各自音取りして練習に臨むことになる。 楽譜が読めない人は音取り音源が頼りなわけだが、楽譜を見ずに音取り音源だけ聞いて覚えてくるのはダメである。算数ドリルに例えるなら、答えを見て丸暗記してるだけ。書き写してすらいない。ただの数字の羅列を記憶してもなんの意味もない。それではいつまで経っても楽譜の読み方を覚えられるわけがない。 いや、楽譜

楽譜が読めるまでの段階

楽譜が読めるといっても色々な段階があると思う。 最初は、音符からドレミを言えること。これ…

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リズムの読み方

リズムは音符の塊をパターンとして読んでる人がほとんどだと思う。 最初のうちはゆっくりきち…

移動ドが気持ち悪い人へ: 時差に例えてみる

世の中、移動ドが気持ち悪いという人がいる。同じドなのに音程が変わるというのが馴染めないら…

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固定ドと12調スケール

固定ドで読んだ時に長和音・短和音の判断とかはどうしているのだろう。 嬰ト短調の場合、旋律…

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移動ド読み前夜

今回は移調楽器と移動ド読みの意外な関係について書こうと思う。 器楽と声楽の譜読みで書いた…

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まずは調号なしを読めるようになる

楽譜の左端に#も♭も書いてないやつ、つまり、ハ長調をきちんと読めるようになりましょう、と…

読んだドレミを歌えるようになる

音符をドレミにできても、歌えなければ意味がない。 ドレミを歌うのは基本的には数をこなせば感覚がつかめるものだと思っている。ただ、大きな跳躍は大変だし、難しい音程があるのも事実で、そういう音程はあまり出てこないので、練習しないと初見は難しいだろう。 とにかく簡単な、好きな歌をドレミで歌うこと。 だけではアレなので、少しだけ助言みたいなのを書いておこうと思う。 前回、楽譜の読み方として、ドとソを基準に読む方法と、前の音符のひとつ上下・ふたつ上下を読む方法を書いた。前者を基