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もしConton Candyの「ファジーネーブル」が古典和歌だったら
「インスタを開くと、ファジーネーブルの匂いでどこかに行けそうな女子ばっかり」
そんな風に揶揄されるほど、女子たちが今こぞってSNS投稿のBGMに流すこの曲。
そんなに流行っているなら、ぜひ和歌にしてみたい!
そう思い、先日YouTubeで初めてきちんと曲を聴いてみたのです。
YouTubeで天才的なコメントを発見
曲を聴きながらなんとなくコメント欄を眺めていると、やたら高評価数の多いコメントを発見。
夏に聴いたら涼しくなって、冬に聴いたら暖かくなりそうな曲
これは…天才すぎる…!
この曲を一度でも聴いたことのある人なら、「ほんとだ…分かるー!!」とつい共感してしまうのではないでしょうか?
「ファジーネーブル」だけに、のど越しのひんやり感もあるし、ほろ酔いのポカポカ感もありますもんね…!(って、そんな物理的な話だけではないんだろうけど!笑)
思わず私も高評価ボタンを押してしまったのでした。
「飲み干してしまいたい」の意味は?
そうこうしているうちに曲が終わり、全体的に切ない恋の歌なのかな?という印象は受けました。
…が、気になるのはサビの最後の一行。
ファジーネーブルの匂いで
私どこかに行けそう
甘い苦い切ない想いを
飲み干してしまいたい
この「飲み干してしまいたい」が何を意味するのかいまいち分からず。。(自分の読解力のなさを恨む)
そこで今回も、ネットの考察記事に力を借りることに。汗
要約すると、どうやら「叶わない恋だと分かっているので、自分の淡い期待も思い出も全て飲み干して忘れてしまいたい」ということのよう。
ちなみにYouTubeのコメント欄には、公式アカウントによるコメントが固定されていました。(以下抜粋)
甘さも苦さも飲み干してしまえば全て忘れてしまう。いつか私のことも忘れてしまうのかな。
なるほど。
飲み干す=忘れる、ということなのですね。
言われてみれば、何か忘れたいことがあるとき、ついお酒でグビッといきたくなること
ありますよね…!笑
「匂ふ」=美しく映える
まさに“インスタ映え”なこの曲に、ぴったりの初句を思い付いてしまいました!
…と言っても、元の歌詞にある「匂い」という言葉をほぼそのまま使っただけなのですが。笑
まさか「匂ふ」に「美しく映える」という意味もあったとは初めて知りました…!
さらに「甘し」「酸し」「満つ」など、個人的にロマンチックで可愛いらしいと感じる古語を、めいっぱい盛り込んでみたつもりです。
ファジーネーブルの、あのふんわり甘酸っぱい雰囲気を、和歌から感じ取っていただけたら嬉しいです…!
匂ひたる ファジーネーブルの 甘く酸き
満たぬ思ひぞ 忘らまほしき
※解説は冒頭のインスタ参照