11/18「朝活は『誰も活動していない時間から頑張っている』自分に酔うため」
「自分が何をしていて気持ちがいいか」を知っている人は人生の幸福度が高くなる。自称経営者、自称インテリに早く起きて活動する人が多いのはこれで説明できるのではないだろうか?
「人間が何に幸福を感じるか」
「幸福を感じるための条件」
これらを見ていく。
まず大前提として、『早く起きて暗いうちから活動することが気持ちいこと』という共通認識を持っておこう。
情景としてはこうだ。
だんだん明るくなる窓際
音のしない外界
自分の一挙種が世界を動かし始めるような静けさ
みんなが“本能”のままに眠る中自分だけ“理性”で活動できている優越感。
時間を無駄にしないを体現できている自分実現
ノイズがないことで集中できる自己制御感
これらが相まって「なんて自律的、活動的に動けているんだろう」と感じさせる。それがまた自己目標課題に集中できている自己を生み出し自己実現欲求が満たされる。
マズローの欲求段階の1番上()が自己実現欲求だ。
これは理性で思い描いた自己像がどれだけ現実に反映されているかではないだろうか。
そう言った意味で多くの人にとって朝活が気持ちの良いものとなるのではないだろうか。
朝活の情景で述べた通り、朝活で得られる快感には『優越感』『自律感』『自己実現』がある。
これはライアンとデジの自己決定理論で言われる『幸福度を高める3つの基本欲求』の2つを含んでいる。
3つとは
『自律性』
『有能感』
『関係性』
関係性は残念ながら朝活では得られないものだが、なんならそれとは断絶した“自分時間“を作り出して先の2つを満たすための活動が“朝活“なのだと言える。
また『フローに入ることで幸福を感じやすくなる』と言う研究もある。これも朝活で達成されていると言えるだろう。
関連する分析では『現在行っている活動に集中しているか』が幸福度を高めることもわかっている。
つまり“自分時間“にノイズが入らないことで最も集中できる時間が『朝活』なのだろう。
タイトルを『酔う』としてしまったあまりに批判的な印象を感じさせたかも知れない。
今回推奨したいのはみなさまにはこれらを理解した上で“朝活“を行うこと。
とは言っても早く起きることが生物学的に正しいわけではないから無理をしないように。
本日は以上。
六根清浄の小話
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