ohagi
柴犬おはぎの日常です。
絵も工作もからきしだが、昔から文を書くことがとても好きだ。 きっかけは特に覚えていないけれど、いちばん古い成功体験を引っ張り出して言うと、中学の修学旅行で長崎を訪れた際、平和学習をした後の感想文を担任の国語の先生がいたく気に入ってくれ、褒められたこと。自分の書く文章で生まれて初めて褒めてもらえたのがそれで、やけに強烈に覚えている。そんなに褒められることがなかった、特に秀でた部分がなかった子供であったということも大きいのかもしれない。 昔から本を読むのは好きだったが、すごくた
年に何度か、豊島美術館に行く。幸い香川に在住しているので、船が欠航していたり休館日ではない限りは思い立った時に行くことができる。 しかしながら、コロナが広がってからはそこはかとなく家で過ごす時間が増え、昨年は行けずじまいだった。 毎年、気候が良くなってくると「よし、行くか」となるのだけれど、昨年はどうにもそういうわけにもいかず。今年の春も見送ったけれど、本格的な夏が訪れる前に一度行きたいな、という気持ちはあった。 夏の瀬戸内海はとても美しいが、いかんせん過酷だ。なるべく外を
今日は愛犬の日ということなので、愛犬の日かあ、なんて思いながら帰路についた。 仕事帰り、ざあざあ雨。カッパを嫌うくせに濡れるのも嫌だという難しい注文を毎度押し付けてくる犬は、今日さぞかし散歩を嫌がっただろう。そんなことを思いながら。 五年前、先代犬を亡くしたばかりの我が家には、二代目を迎える予定はまったくなかった。 長生きした先代犬を亡くした悲しみがなかなか癒えなかったことも大きかったし、ふたたびいつか、あの悲しみがやってくるのであれば飼わない方が、なんて気持ちも大きく。両
ドーナツの波が来ているらしい。 たしかに最近ドーナツをよく見かけるなあと思いながら、味な副音声を聞いてにまにましている。 ドーナツといえばチョコレートのかかった、ミスドでいうチョコファッションを思い浮かべる方も多いと思うけれど、声を大にして言いたい、ドーナツ、素朴なドーナツがおいしくない? カラフルなチョコスプレーやあまいチョコがとろりとかかったドーナツも可愛くておいしいけれど、中にクリームがぎゅっと詰まったドーナツもとても美味しいけれど、やっぱり素朴ドーナツを愛している
子供の頃、繰り返し読んでいた絵本がある。 きのしたあつこさんの『はんぶんあげてね』と、西巻茅子さんの『わたしのワンピース』、なるみやますみさんの『ふうみん池にワニがでた』。どれもとても好きで、大人になったいまも手元に残してある大切な本だ。 なかでもわたしにとってはんぶんあげてねはとても大切な一冊で、余裕がなくなったときやひとに優しくできなくなったとき、かならずひとりで開くことにしている絵本だ。 くまくんのおばあちゃんが焼いてくれたおおきなおおきなパンを、お友達ののぞみちゃん
平日の映画館に人はまばらだった。 上映時間の少し前に劇場につくと、両手でじゅうぶん足りるほどの人がぽつんぽつんと座っていて、前日両隣に誰もいないことを確認して予約した席は、両隣どころか前後も誰もおらず、貸し切りみたいでうれしくなった。 実のところ、映画を見にいくことはそうない。映画館に足を運ぶのはよくて年に4、5回か。映画館に行くことが億劫なのではなく、わざわざDVDを借りたり配信を買ったりすることもめったにないから、おそらく映画というものに元来興味が薄い方なのだと思う。
美術館が好きだ。ひやりとした空気と、しんとした静けさと、あれだけ広い空間に贅沢に絵や物が飾られて計算し尽くされた間の取り方をされているのを見ると、いつだって「ああ、素敵だな」と思う。 ごちゃごちゃした空間もすきだし、自分で部屋をつくるなら好きなものを好きなだけ詰め込んだごちゃごちゃしたというか、生活感と愛おしさがあふれた空間がすきなのだけれど、美術館のあの、短い紹介文を書いたポップひとつ、ポストカードひとつ、まるでそれ自体も作品だとばかりに広い空間にちょこんとおさまっている、
しあわせ、と言われて、二度寝ができる休日の出がたいふとんとか、犬をぎゅっと抱きしめることとか、好きな服を着て出かけることだとか。とにかくありがたいことに幸せってなに?と聞かれると片手で足りないほどにいろんな幸せが浮かぶけれど、中でもいちばん多いわたしにとっての幸せは、「おいしいもの」だと思う。 クリームがこれほどかとばかりに詰まったシュークリームに、パン屋さんのちょっと焼きすぎなくらいにこんがりしたクッキー、ぷりんぷりんの水餃子におおきなおむすび。好きな食べ物と言われたら軽く
朝ごはんがすきだ。 周りにはわりと、「朝は忙しいし食べない」という友人も多いのだけれど、わたしはどんなに眠い日も忙しい日も、朝ごはんを食べないと気が済まない派。朝ごはんを抜くなら化粧に手を抜く、というほど。なんなら、朝食べたら昼はいらないってくらい。 元来食べることがだいすきということもあり、食事というものに対する執着はわりかし強い方なのだけれど、三食の中でどれがすき?と言われると、絶対に朝ごはん、と答える。 わたしは低血圧も相まって、とにかく朝に強くない。寝れるなら寝
しばらくこちらに顔を出していなかったけれど、久しぶりに何かを書きたくなって筆を取った。 2020年の三月が残りわずか。世間はコロナで相変わらず騒がしい。 コロナに関しては、日本でさまざまなものが自粛されはじめた当初は、正直「そんな大袈裟な」と思っていたし、楽しみにしていたさまざまなことを奪われる悲しみに打ちひしがれたりしていたけれど、いよいよ日本も爆発的に感染者が増えるのでは?という実感と、「正直インフルに毛が生えた感じなんでしょ?」という認識の甘さを打ちのめすような他国
ひっくり返った犬がすきだ。 写真のように、おはぎをごろんとひっくり返すのがとにかく好きすぎて、そしてかわいすぎる。むちゃくちゃかわいくないですか?かわいい。 先代犬メルさんは、「ごろん!」と言うと自ら腹を見せる芸を取得していた。おはぎにも教えよう、と思いながら根気強く続けているが、未だできた試しはない。なので「ごろん!」と指示した人間が手動で犬をひっくり返すことになる。 犬が人間に腹を見せるのは信頼の証だと言うが、言われたときにはめったにしないが、おはぎはよく視界の隅っ
今年のバレンタインは職場と家族にせっせとクッキーを焼いてクッキー缶作りに勤しんだ。バレンタインらしくココアのアイスボックスクッキーに、刻んだチョコを入れたチョコクッキーに、定番化した紅茶のクッキーに、すこしだけレシピを変えたプレーンサブレに。 何を隠そう、クッキーという食べ物が青い怪物か??ってくらい好きなのである。 バターの風味がしっかりしていて、ザクザクというよりはなめらかで舌触りがよく、薄すぎず、過度に甘すぎず、そういうものがいい。ディアマンといえば周りに砂糖をまぶ
東京に一泊二日で行ってきた。香川から新幹線で約5時間。夜行バスだと10時間ほどかかると思えば半分だけれど、ふだん東京に行くのにめったに新幹線を利用しないので、なんだかとてつもなく長く感じた。新幹線、快適だけれどやっぱり隣の人との距離が近いので、ちょっとしんどいところがある。それでもふだんはバスで3時間かけて行く関西があまりに近くてびっくりした。 おいしいもの、というより、食べることそのものがすきだ。 旅行に行けば大体隙間なく、ほとんど食べている。お土産も気になったものを片
夕方の散歩を、「雨が降りそうだから」という理由でいつもより少し早めに行った日のこと。 おはぎの散歩コースはいくつかあって、その日おはぎが行きたがる方に行ってもらうことにしているのだけれど、その日の散歩コースには、途中三つの公園があった。そのうちふたつの公園は犬立ち入り禁止なので、おはぎはいつもそこで遊ぶ子供たちを羨ましそうにみているのだけれど、ときたま公園の中から小さな子どもが「わんちゃん!」と声をかけてくれたり、犬が入っていい比較的広い公園では、小学生たちがたまに、「一緒
厄除けに行ってきた。今年31歳。前厄である。 厄といっても、ぴんとこない。ちゃんと自分の意志で厄除けに赴くのははじめてのことだった。来年が本厄ということで、前厄で厄払いしなくてもいいのかな〜〜という気持ちもあったのだけれど、年明けすぐの新年会で友人と、「まあ行って何もなかったらそれはそれでいいし、行っといてもいいんじゃない?」「確かに」という話になり、それでその日のうちに一緒に飲んでいた友達と週末に厄払いに行く約束を取り付け、今日行ってきたわけだ。 何かで読んだことがある
超絶かわいい指輪が届いた。 Twitterで知った、つえたにさん(Twitter:@tsuetani)の手作りの指輪がどうしてもほしくて、勇気を出してDMして、送っていただいたもの。 みて。かわいい。完璧にかわいい。 ほんとうは実物を見て選びたかったけれど、東京が遠すぎて、お手数おかけしちゃうな……と思いつつ、配送していただいた。 発送の連絡をいただいてから毎日ポストを覗いて、まだかな〜〜まだかな〜〜って待っていた指輪が、とうとう!!届いたのです。 これだけあります