水を飲むことは体重減少の助けになるのか?:Does drinking water help you lose weight? Benefits and amount
こんにちは。
皆さん早起きしてますか。
休日の早起きはいいですよね。こちらは現在AM5:30。
さて、今日は水を飲むことはダイエットの助けになるのかという話です。
水は命の源。
現代では様々な味、香り、そして栄養が入った飲料があります。
そのおかげで栄養過多、つまり栄養の摂りすぎによる問題が増加しています。特に、カフェイン、アルコールそして甘い飲料による糖質。
昔は栄養不足による健康問題が主でしたが、現代は栄養過多による健康被害が主になっています。それは糖尿病、肥満症、腎臓病、心臓病などに代表され、認知症やがんなどとの関連も示されています。
まさに、過ぎたるは猶及ばざるが如し。
ということで、今回はこちらの記事を紹介。
この記事の中では水が体重減少の助けになる理由を主に6つ挙げています。
いくつか補足説明です。
1.水は自然な食欲抑制剤である
まずは水を飲むということが単純に胃のなかを満たすということ。
これは、水を食事に置き換えるということではありません。
食前などに水を多めに飲んでおくことで、胃のスペースを減らし、満腹感を感じやすくすることで食事量を減らすことが出来るということです。
2014年の研究では、50人の肥満女性が毎食の30分前に500mlの水を飲むということを8週間続けました。結果として、被験者の体重、体脂肪、BMIが減少しました。被験者らはまた、食欲が抑制されたと感じたようです。(Vinu Ashok Kumar Vij,2014)
3.水は身体からの老廃物排出を助ける
体から水分が抜けた状態、つまり脱水状態では体重の減少を経験するかもしれません。また浮腫みが一時的に改善されるため、ドライな状態は一見ダイエットに功を奏しているようにも見えます。
しかし、これは長期的には有益ではないことを理解する必要があります。
脱水状態では尿量の減少や便が硬くなることで排出が困難になります。さらに腎臓における毒素の排出や電解質および重要な栄養の再取り込みも阻害する。
結果として、体内には老廃物によるウェイトが残存し、体の浮腫みや疲労感を経験するというわけです。
ボディメイクなどで身体から水分を抜く場合がありますが、あれはある一定期間(数時間)のための一時的な調整であって、長期的に利用する術ではないことを理解しましょう。
4.水を飲むことは液性のカロリー摂取を全体的に抑える可能性がある
これは単純なことですが、非常に重要なことだと思います。
冒頭でも述べましたが、現代は栄養過多の時代です。
そして、手軽にカロリーを摂取できるものの代表が飲料です。
皆さんの生活ではどうでしょうか。
一日一本、ジュースやチューハイを買うのが当たり前になっていませんか。
ある研究では、研究開始時には肥満ではなかった15,765人の成人を対象として、彼らは一日一杯の砂糖入りの甘い飲料やビールを水に置き換えました。この小さな変化により4年間で体重減少の発生率が高いことと、肥満が少ないことに関連があることが数理学的モデル解析から分かっています(Ujué Fresán,2016)。
水でなくてもノンカロリー飲料ならよいのでは?という意見もありますが、
2015年の研究では、女性の被験者らが24週間の減量プログラムの間に、毎日昼食後250mlの水を飲み続けました。この被験者たちは、昼食後にダイエット飲料(ノンカロリー飲料等)を同じ量飲んで、かつ同じプログラムを行った人たちより13.4%も体重が減少したと報告しています(Ameneh Madjd,2015)。
以上、補足でした。
水分摂取の最適な量は、厳密には個人の体形、代謝、運動量(活動量)などによります。
ただ、普段よりコップ一杯水を多く飲んで、一日一杯だけ味付きの飲み物を水に置き変える。
多くの人にとっては、それだけでもいいのかもしれません。
それでは、今日はこの辺で。
またね。