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510.初めての売り込みでボロクソ言われたけれど、直接、編集者に会いたい。会って話したい。【出版論⑩】


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出版社さんとの付き合い方⑧


 
それに、読者は確かに、「有名・無名」によって左右されているが、一番大切なのは、その本を「読みたい」「読んでみたい」と思わせるかどうか?が重要点に思える。
 
つまり、
「売れるか?」
「売れないか?」
「売るためにはどうするのか?」が大切な部分。
もちろん、売ることは、当たり前のこと。
 
特に、ビジネス等の本が少ない出版社を数十社調べ続けた。
そして、この3冊を売り込む準備をはじめた...。
 
👆前号まで

 
どんな出版社にも必ず「売り込み」が存在する。
 
この「売り込み」というのは訪問販売に似ている気がする。
このデジタルの世界なのに、この「売り込み」というのは原始的、アナログに近い。
 
もちろん、お互いの手間暇を減らすために「メール」で原稿を送る人もたくさんいる。
出版のコンクール、本の懸賞付きコンクール。
何々賞のコンクールなどもメールで原稿をまとめて送るシステム時代となっているようだが、日々、出版人、編集者たちは膨大な原稿量をパソコン画面で校正、編集、修整等を行っている。
 
おそらく、彼らは書店での本を読む時間などないかもしれない。
もう、趣味ではなくて仕事。
日々、どのくらいの文字量と接しているのだろう?
 
もちろん、朝から夜遅くまでパソコンの前にいることがお仕事。
編集の人たちは、みんなどこかしら調子が悪い。
もちろん、目も疲れ放題。
傍から見ると、ブラック企業のような過重労働者のよう…。
しかし、出版に携わる者は本を発行し続ける以上、締め切りと言う時間に追われ続けている。そんな中で200頁以上のものをメール画面で読み続けられるとしたらまさにスーパーマン。
 
物理的に無理な気がする。
このnoteの世界のコンクールでも果たして自分の作品をちゃんと読んでくれているかなど誰もわからない。
 
もし、自分が逆の立場。
編集者や審査員だったらどうなのでしょう?
もちろん全部など見切れない気がします。
 
そこで、私はメール原稿を送ることはやめることにしたのです。
初めての売り込みでボロクソ言われたけれど、直接、編集者に会いたい。
会って話したい。
 
自分の作品に対する助言が欲しい。
 
そう、教えてもらいたい...。
 
しかし、最終的に会ってもらえなければ意味がない。
自分が選ばれなくとも、自分が選んだ出版社なのだから。
そして、第1番目の読者が売り込み先の編集者なのですから。
さらに、自分の作品ですもの。
 
そして、どうしたら、企画書を封筒から開けてもらうか?
どうしたら、読んでもらえるか?
どうしたら、ちゃんと検討してもらえるか?
どうしたら、会ってもらえるか?
どうしたら意見、助言をもらえるか?ばかり考え続けた...。
 
それが無理ならば膨大に出版されている本の中で自分の作品など誰も見てはくれないのではないか?と思うようになった。
 
そこで、自分の思い、自分の気持ち、自分をアピール、自分の作品のピーアールを兼ねて、すべての企画書(出版の検討のお願い)を手書きにした。
 
世の中パソコン文字だらけ。
誰も興味のないものは読もうとしてくれないし、読む気が起こらない。
 
でも、手紙文なら読んでもらえそうな気がした。
売り込み文なのですが「私信」にして見たのです。
おそらく、今の時代も年賀状ですらすべては印刷物、又は、メールとのやり取りばかり。
自分の心を伝えるには手書きが一番。
たった現在も原始的な、この手書きのお手紙は続いている。
 
そして、10社送るたびに必ず返答をいただけるようになった…。


👇次回に続く(次回、仮称【こんな売り込み方法を考えた】)
 
 
この出版論をはじめたら気が付いたことがある。
それは、丁寧に伝えようとすればするほど時間もかかり、膨大な連載になるような気がするようになった。
あくまでも、「売り込む側」の作者の立場なのですが、「売り込まれた側」の方々の思いや気持ちも同時に伝えないと、一つひとつの背後がわからない気がしたのです。
 
このnoteを読んでくれているみなさんが、どこまで読み続けてくれるかまるでわからない、生まれて初めての連載物。
 
noteの世界では連載物が似合わないと言われていますが、なるべく1話完結のシリーズを考えています。
これから出版を考えている人、出版したい人。
note作品を本にしたい人の皆様にお役に立つことだけを願い、膨大な失敗と共にお伝えする予定です。
ぜひ、読んでいただければ嬉しい。
 
また、日々の仕事の関係上、コメント返信がすぐにできません。
しかし、必ずご返信申し上げますので今しばらくお許しくださいね。
 


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※さて、毎回、過去作品ですが。「noteと著作権・noteの著作権」として、お役に立ちますよう5作品ずつご紹介いたします。もうすぐ600作品超えてしまうとバックナンバーから消えてしまいますので、(自分の「記事」には残ります)消える前に5作品ずつ掲載することにしました。その後は過去記事のバックナンバーマガジンを作成して保存します。それまでお時間がありましたら「著作権の基本編」をお読みください。みなさまのお役に立てば幸いです。



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ラインスタンプ新作登場~


「noteと言う世界」第3章書くnote「出版論」シリーズを始めました。どうか引き続きお読みください。
また、日々、拘束されている仕事のため、また出張も多く、せっかくいただいているコメントのご返事。お問い合わせメール、お手紙等のお返事がかなり遅れています。しかし、必ず読ませていただいて、翌週には必ずご返事させていただいていますのでどうかお許しください。

では、また(月)(水)(金)にお会いいたしましょう。
いつも読んでいただいて心から感謝申し上げます。


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※本内容は、シリーズ「noteの世界」というテーマで著作権等を交えて解説、感想及びnoteの素晴らしさをお伝えしていく予定です。
私たちの著作権協会は市民を中心としたボランティア団体です。主な活動は出版と講演会活動を中心として全国の都道府県、市町村の「著作権・肖像権・SNS等を中心」にお伝えし続けています。皆様から頂いた問題点や質問事項そのものが全国で困っている問題でもあり、現場の声、現場の問題点をテーマに取り上げて活動しています。
それらのテーマの一部がこのnoteにしているものです。ぜひ、楽しみながらお読みください。
noteの世界は優れたアーティストの世界です。創作した人たちにはわからないかも知れませんが、それを読む人、見る人、聴く人たちがリアルに反応してくれる場所です。もし、本格的なプロの方々が参入してもこの凄さには勝てないかもしれません。プロもマネのできないnoteの世界。これからも楽しみにして皆様のnoteを読み続けています。

私たち著作権協会では専門的なことはその方々にお任せして、さらに大切な思いをお伝えします。
本内容は、全国の都道府県、市町村、学校、NPО団体、中小企業、noteの皆様、クリエイター、個人の方々を対象としているものです。また、全国の職員研修での講演先のみなさまにもおすすめしています。
                    特定非営利活動法人著作権協会


「クリエイター著作権全般」特定非営利活動法人著作権協会(NCA)

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