99.【要注意】ネットのプライバシーに気をつけよう!
15.掲示板が匿名であるから安全か?
Q15 子どもは自由に書き込みができて楽しいと言いますが、親としては不安です。「実名がでないので心配ない、大丈夫」とも言います。ネット上にある「掲示板」とは何ですか?特に危険だと思われる部分はどこにあるのでしょうか?
A これは文字通り、ネット上にある〈掲示板〉で誰でも自由に意見を交換できる交流の場(2チャンネル、その他など)のことです。
出会い系を含めて、誰もが自由に閲覧、書き込みができ、ありとあらゆる掲示ができる場所です。
ただ、ほとんどが「匿名」のため、実際の相手がわからないことと、わからないから言いたい放題である、という危険性のあるものです。
その書き込み内容によって、「名誉棄損」「誹謗中傷」「脅迫」といった罪にまで発展する場合があるのです。また、掲示板に実名を出し、メールアドレスなどを知られれば、住所、電話番号、メールアドレス、銀行口座など、プライバシーに係わる情報が流れてしまう場合があります。
日本最大と呼ばれている2チャンネルなどは一日のアクセスが十万件以上もあり、あっというまに拡散する恐れがあります。
最近では、「今週中に無差別に殺します。気分次第では、すれ違った人も殺します」「今週の日曜日に郵便局を襲います(実際の場所を特定して)」などの書き込みをした 二人の中学生が脅迫容疑で逮捕されています。
動機は、いたずらしてみたかったということでしたが、こんないたずらが赦されるはずもありません。
16.チャットのおしゃべりは安全か?
Q16 チャットは、「匿名」でお話ができて楽しく、心配のないものだと言われていますが、大丈夫なのでしょうか?家に帰って来てもケータイを離しません。防水ケータイを持ちお風呂場でもトイレの中でも、食事中でも夢中になって手放しません。依存症が心配です。
A 「チャット」は、文字(言葉)のおしゃべりと考えれば良いでしょう。
「チャット」参加者は同じ時間にパソコンの前にいて、ハンドルネーム(愛称)でお互いがおしゃべりをします。
「掲示板」は好きなときに見て、好きなときに書き込めばよいのですが、「チャット」では、その場の生の会話ができるため、見知らぬ者同士の会話を新鮮に感じ、普段言えないことでも自由に話せるという気安さがあります。匿名であるために、何でも話しやすくなり、別人格(変身)となる場合も多いのです。
匿名ということで、普段人前で言えないようなことも言えるので、歯止めがかからず、誹謗中傷の被害を受けてしまう場合もあります。
チャットを続けてしまう理由は、実際の人付き合いに煩わしさを覚えている人が、常に他人とのつながりや匿名による居心地さを求めるあまり「チャット依存症」となり、家での引きこもりが多くなる傾向があります。
このように、見知らぬ者たちが匿名で話し合い、おしゃべりといえば可愛らしく聞こえますが、一体誰と会話しているのでしょうか…恐ろしいことです。
やはり、ケータイを購入するとき、ケータイの機種変更をするときには、「時間利用制限」の条件付きで購入するのが良いでしょう。
17 出会い系サイトは大丈夫?
Q17 「出会い系サイト」は禁止されていると聞いていますが、それでも子どもたちはスリルを求めて利用しているのでしょうか?何かの犯罪に巻き込まれないかどうか心配です。また、「出会い系サイト」でなくともゲームやブログ、SNS、掲示板、プロフなどでも出会えるわけですから、どうすることもできないのでしょうか?
A 「出会い系サイト」は、男女の出会いを目的とした掲示板やチャットのことを指します。誰でも利用でき、純粋な「出会い系」と援助交際などを伴う「出会い系サイト」の二つに分かれます。
平成一五年九月に「出会い系サイト」規制法が施行され、援助交際に誘う書き込みは禁止されましたが、現実には、書き込みは後を絶ちません。
この「出会い系サイト」がきっかけとなり凶悪犯罪の被害が続出しています。
知らない者同士が、お互いの好みや趣味を通して出会い系サイトで知り合う。
最初から犯罪目的で利用する者も多く、レイプ、誘拐、恐喝などの事件性をはらんでいることもあります。被害者のうち、一八歳未満が八五パーセントを占め、その九九パーセントが女性です。大半が一八歳未満の女性ということになります。
「ネットの世界(バーチャル)」で「リアルな世界(現実)」とは違うから心配ないという考え方があります。
また、お互いが匿名なのだから怖いことはない、嫌になったら止めればいいのだから…、という人もいますが、リアルな世界もネットの世界も危険性は何ら変わりありません。
ただ大きな違いはリアルな世界は限定(対面)ですが、ネットの世界は不特定多数で広範囲だということです。世界中のどんなところへも侵入できますし、侵入される恐れのあるものだという意識を忘れてはいけません。
特非)著作権協会です。みなさま、ごきげんはいかがですか!
毎回、お読みくださっている、みなさんに心から感謝申し上げます。
いよいよ、次回で著作権note100回記念(100作記念)となります。
おつきあいよろしくお願いします。
note記事のみなさまへ
note記事って、すべては著作権のかたまり。
そして、プライバシーも含まれる。
これだけnote記事も拡大し続けると注意が必要になります。
いろんな人たちのnote記事を見ていると心配な部分があります。
これが個人でなくて会社(法人)のnote記事なら「別人格のある者」ですと、やや安心もあるのですが、「個人」の場合「匿名(別名)」の場合と「本名」の方がいます。
それが何らかの形で、住まいや場所が特定されてしまう怖れがあるからです。
これは、フェイスブックも同じ。
つまり、「個人情報」をさらけ出してしまうことです。
「顔写真」なども同じ、友だちや子どもの写真も同じ。
特定されそうな表現は避けた方が安心だと思うのです。
これだけ複雑なネット社会ですから、
私たちにいつ危険が襲うかは誰にも予測ができないからです。
このnote記事も「読者を意識している作品」と、
「私的な内容」のものなどがありますが、特に「私的な内容」は要注意です。(私的な内容はプライベートの話が多いため)
特定されてしまう場所、特定されてしまう個人名、家族構成や経歴なども支障のないものは問題ありませんが、不安だと思う部分があれば再確認、再検討する必要もあるかもしれません。
とにかく悪い奴がいるものです。
他人の作品の批評は良いとしても批判や中傷、脅かしや威嚇などもっとも悪質なものです。
もし、そんな輩がコメントに登場したら「一切の無視」をしましょう。
また、おかしなコメントは必ず証拠としてスクリーンショットで保存しておくことをお勧めします。(スマホで保存してもいい)
私も注意をしていますが、おかしなコメントをした相手が反論したらすぐさまそれを消してしまう証拠隠滅を図るからです。
言葉は、簡単に人を傷つける武器です。
その言葉によって人が支えられたり、
救われる場合もあるのですが、
言葉はその人の使い方によって、
人にダメージを与える恐れがあるからです。
たくさんの人たちが、その言葉で傷ついている現代社会。
本人は、意識していなくとも、相手がそれで不安を感じたり、脅かされたと感じるだけでそれは「恐喝」「脅迫」になるわけですから、実際に自分はそんな気持ちはない、と言ったからと言って、相手が恐れているわけですからと程でなければ通用はしないでしょう。
では、次回【著作権note保存版】約15000文字の分量ですが、
100回記念に合わせてまとめたものですので、ご一読をお願いします。
いじめにあって悲しくなったり、
死ぬことを考えるほど困ったりしたら
〈24時間いじめ相談ダイヤル〉 0570-0-78310(電話)
自殺対策支援センター ライフリンクhttp://www.lifelink.or.jp/hp/link.html
全国どこからでも、夜間・休日を問わず、いじめ等の悩みを相談できます。
※特非)著作権協会おすすめ電子書籍〈~激化、僭状するネットいじめから、子どもたちを守り、救うための法的制裁~「ネットいじめ撲滅著作権」①〉全3巻まで好評発売中!note記事には書ききれない物語満載。お時間がありましたらお読みくださいね。下記を検索して見てください。
■警察庁:インターネット安全・安心相談
http://www.npa.go.jp/cybersafety/
■各都道府県別相談(サイバー犯罪)
https://www.npa.go.jp/cyber/soudan.htm
■文部科学省
「24時間いじめ相談ダイヤル」 0570-0-78310
http://www.mext.go.jp/ijime/detail/dial.htm
■総務省電気通信消費者相談センター
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/top/madoguchi/tushin_madoguchi.html
■法務省 人権侵害の窓口
http://www.moj.go.jp/JINKEN/index_chousa.html
■インターネットの人権相談
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/200808/3.html
相談できる内容:インターネット人権相談受付、みんなの人権110番など、人権相談窓口があります。インターネットによる人権侵害のほか、様々な人権問題についても相談を受け付けています。
■インターネット人権相談受付窓口
パソコンからの相談はこちら / 携帯電話からの相談はこちら
■全国共通人権相談ダイヤル(みんなの人権110番)
電話:0570-003-110(ゼロゼロみんなのひゃくとおばん)
最寄りの法務局につながります。
■子どもの人権110番(フリーダイヤル)
電話:0120-007-110(ぜろぜろななのひゃくとおばん)
「いじめ」や虐待など子どもの人権問題に関する専用相談電話です。
■女性の人権ホットライン
電話:0570-070-810(ゼロナナゼロのハートライン)
女性の人権問題に関する専用相談電話です。
■内閣府
児童虐待、いじめ、ひきこもり、不登校についての相談窓口
http://www8.cao.go.jp/youth/soudan/map.html
■国民生活センター
相談できる内容:消費生活全般に関する苦情や問い合わせ。高額請求、ネット詐欺など
■JADMA通販110番
http://www.jadma.org/DM110/index.html
相談できる内容:通信販売のトラブル全般
■違法・有害情報相談センター
相談できる内容:インターネット上の違法有害情報相談窓口
■迷惑メール相談センター
http://www.dekyo.or.jp/soudan/
相談できる内容:迷惑メール全般
■セーフライン/一般社団法人セーファーインターネット協会
■通報フォーム
https://www.safe-line.jp/report/
できる事:違法・有害情報を通報→場合によっては削除
■インターネット・ホットラインセンター http://www.internethotline.jp/
相談できる内容:インターネット上の違法・有害情報の通報受付窓口
■一般財団法人インターネット協会 http://www.iajapan.org/hotline/dantai/1-039.html
相談できる内容:インターネットのルール&マナーに反すると思われること ■著作権情報センター/著作権相談室 http://www.cric.or.jp/counsel/index.html#soudan
相談できる内容:著作権全般
■web100
■google情報削除の通報フォーム
https://support.google.com/websearch/troubleshooter/3111061?hl=ja
検索結果から削除してもらう場合の通報フォームです。必ず削除されるとは限りませんし、元のサイトの情報はそのままです。元サイトが削除されなければ、さらなる情報拡散もあり得ます。
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