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クラシック 記事まとめ

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クラシックの楽曲・作曲家などについて書かれた記事をまとめていく公式マガジンです!主にハッシュタグ「#クラシック」が付けられている記事を自動で追加し、紹介していきます。
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2024年10月の記事一覧

イリーナ=メジューエワによるヴィンテージ・スタインウェイCD135リサイタル2024 in 長野を鑑賞する

本年も弊街でも公演 山猫の推し麗人ピアニストである、イリーナ=メジューエワ先生が本年も私の街の県立文化会館にいらして下さることは、もう昨年から決定しておりました。昨年分のレビューでは「音楽理論を座学できちんと補強してから、本年度分に臨む」と宣言したものの、かの「休復職」の沙汰があったために、きちんと時間を取ることが出来ませんでした。 チケットは夏のうちに、ホール事務局へ直接出かけ、対面にて購入しました。しかし、良い席のウェイトを最も多く占有していた業者は「ぴあ」さんであった

音楽で紡ぐ青春の煌めきと儚さ──新曲「文化祭のあの日」をnoteでリリースしました

こんにちは、池ちゃんです。この度、新曲「文化祭のあの日」をnoteでリリースしました。この楽曲は、ある瞬間に見つめた「青春」に触発され、その魅力と儚さを音楽で表現した一曲です。皆さんに、この曲に込めた思いをお伝えしたいと思います。 自己紹介については、下記記事よりご覧ください。 あの青春の煌めきを、音に宿したい先日、ふと訪れた後輩の文化祭。そこには、精一杯の情熱で青春を生きる高校生たちの姿がありました。輝く表情、無邪気な笑顔、仲間と共に過ごす一瞬一瞬。彼らの言葉や表情、空

ウィーン駅舎のヴァイオリニスト

Note公式企画にインスパイアされた投稿第三弾です。 3000字なのですぐに読めます。 最近フォローさせてもらった方なので、まだよく知らないのですが、亡くなられたお父様の遺品を整理していて、自分が知らなかった父の旅の記録をデジタル化して遺しておいてあげたい、と手記をこうして公開されていることに感銘を受けました。 「ゆう☆シニアライフハッカー」さんのお父様への思いが込められた、三十年前の1990年代に実際に行かれた旅の記録ですが、旅の内容は、ヨハン・セバスティアン・バッハ

クラシックコンサートとクリエイティブの共通点

前回のnoteの続きです。前回は僕が担当した2年分のコンサートのコピーについて書きましたが、今回はコンサートの感想や現場の写真を中心に書いていこうと思います。   29年目を迎えた「NTTDATA CONCERT OF CONCERTS」。弊社でコンサートツールのクリエイティブを手掛けさせていただきました。 前回のnoteでも触れましたが、この仕事は社長の西野が長きにわたってクリエイティブに携わっています。最初に手掛けたのが、なんと1998年(第3回目)。今の会社を設立した

ピティナステップに出てみた件

最近見るのも書くのもサボってました。。 レッスンとピティナの振り返りを。 【10/15 レッスン】 いつも通り通しでの演奏からスタート。ミスタッチも少なく個人的に一番の出来だったかもしれない。 先生からも「今までで一番纏まってましたね!」とコメント。改めて抑揚や強弱に気を付ける箇所を復習した上で、 「音楽は技術面半分、芸術面半分。ある程度の技術が身に付いたら、後は芸術性の上積みです。」 完璧じゃないにしても技術はそこそこ固まったので、もっと芸術性を高めましょう!とのこと

クラシック音楽の話(16)

ドボルザークの《交響曲第9番~新世界から》  私ら関西在住の人間にとって「新世界」というと、大阪市南部の下町、あの「通天閣」がある界隈のことです。しかし、初めて訪れた人は、おそらく「いったい何処が新世界なのか?」と怪訝に思われるでしょう。あそこは元々、パリやニューヨークなど欧米の大都市の風景を模して造られた街でして、凱旋門とエッフェル塔に見立てた通天閣のある円形広場を中心に、道路が放射状に伸びているんです。今となってはレトロな街並みですが、それと共に一種独特な雰囲気があり、

ピアノの基礎を固める名曲! クレメンティ ソナチネ Op.36-1 を楽しもう!

クレメンティのソナチネ Op.36-1は、ピアノ初心者向けの代表的な曲として、ピアノ教室でよく取り上げられる名作です。 明るく軽快なメロディとシンプルな構成が特徴で、子どもたちが楽しみながら演奏の基礎を身につけるのにぴったりです。この曲を学ぶことで、リズム感や指使い、音楽的表現力が向上することも、大きな魅力と言えるでしょう。 作曲者 ムツィオ・クレメンティとは?ムツィオ・クレメンティ Muzio Clementi(1752年〜1832年)は、イタリア出身の作曲家、ピアニス

コンサート:トゥガン・ソヒエフ指揮ミュンヘン・フィル(10月20日、ミュンヘン・イザールフィルハルモニー)

10月20日、ミュンヘンのイザールフィルハルモニーでソヒエフ指揮ミュンヘン・フィルのコンサートを聴きました。 ミュンヘン・フィルが演奏するブルックナー《交響曲第8番》を聴いたのは2000年秋、ギュンター・ヴァントが指揮したガスタイクでのコンサートが最後でした。 それから24年の歳月が流れました。 そのコンサートはヴァントさんがNDR響と最後の来日公演を行う2ヶ月前でした。 当時、ヴァントさんの来日にあたって日本で反対運動がありました。 もしヴァントさんがそれを聞いたら、大

なんでピアノ練習してるんだっけと、不思議なことに助けられ

先月早じまいだった店に行ったら今度は予約でいっぱいな貼り紙 代わりに行った店も頼んだものも外の天気もまた同じ 気に入った席でおいしいものをゆっくり食べられたんだからいいんだけど ピアノ、先生から発表会でやる曲に注力するように言われ練習4月からずっと1曲だけやってるわけで 同じ曲を練習し続けるとこうなるのかとかいろんな基礎連的要素も含んでいてその後にも生かされるはずだと思うけれど、今年やった事がこれ一曲しかないじゃないかと思わないでもない。 来る日も来る日もおんなじ曲ばっかり

外来オーケストラの名曲プログラム化が止まらない

最近すっかりご縁がなくなった「外来オーケストラ」。😅 昔は名門オーケストラの最安席が8000〜9000円で買えました(KAJIMOTOで)。 いまは円安で青天井😱 凄い時代になりました……。 さて、近年私が非常に憂いているのは、 外来オケのプログラムが「名曲の花束」になっている! ことです。 クラシックの本場、欧米では現代音楽も取り交ぜた「粋な」プログラムが常態化しているのに、来日公演はお子様ランチみたいなプログラムばかり! 日本のクラオタはナメられてるのでは

旅と音楽と私の風景② 〜クラッシック音楽との出会いは映画Amadeus(アマデウス)〜

こんにちは! 前回の「旅と音楽と私の風景①NY編」 に沢山のいいねを頂きとても嬉しいです。 自己満足の日記ですが、 見知らぬ方に読んで頂けるとは 何と光栄な事でしょう。。 今回は、、、 「クラシック」と「オペラ」を 2回にわたりお届けしたいと思います。💕 寒くなってきましたね、冬は温かな劇場で オペラを見にいきたくなるのです。 オペラとの出会い私の始めてのオペラとの出会いは高校生の時。 授業の一環で新国立劇場に行き、 プッチーニの代表作 La bohème (ラ・ボ

30年たって入れた店と30年たって弾きたい曲

九州に行って最後の日は熊本で、朝から海へ向かい防波堤から顔を出すと 雲仙普賢岳 学生の頃休みの日にかなりな距離を自転車で走ってきて、ここでボーっと海を眺めた。あの時噴火していて時々火砕流が流れたり ただぼーっとしても何なので音楽を持って行って、イヤホンでオーケストラなんか聴けないのでピアノの こんな所で重い曲もなんだからドビュッシーとラヴェルのこぎれいな曲集とか ドビュッシーのアラベスク1番なんかを聴いてるとずっと頭の中に青い空と海と普賢岳が浮かぶ ピアノを習い始めて去年

クレメンティのピアノ(197)

1767年、クレメンティがベックフォードに買われてイギリスに来た頃、ジェームズ・ロングマンがロンドンのチープサイドで楽譜店を開業しました。1769年にはチャールズ・ルーキーが共同経営者となり、さらに1775年にフランシス・フェーン・ブロデリップが事業に参画しますが、ルーキーは1776年に死去し、その後の "Longman & Broderip" という社名が良く知られています。 ロングマンは自社で楽譜を出版すると共に、ウィーンのアルタリア社など外国の出版社とも提携し、あらゆ

弦楽器の種類と特徴(オーケストラ)

ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスは、「弦楽器」に属します。 いずれもマツやカエデなどの木材でつくられた胴体に、4本から5本の弦が張られています。 弦を弓でこすって振動させ、この振動が木製の胴体全体に「共鳴」することで、美しい音が大きく響きわたります。 弓には、馬のしっぽの毛が張ってあります。 オーケストラのなかでは、小さい順に、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスという4種類の弦楽器が演奏され、大きい楽器ほど低い音が出ます。 以降、4種類のそれぞ