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ハイモジモジのこと

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フリーライターが立ち上げた、メーカー兼デザイン事務所のことをすこし。
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記事一覧

いい仕事は、壁から生まれる。

いい仕事は、壁から生まれる。

かつて、夫婦げんかがありました。

共有デスクに妻の書類が散らかって、ワークスペースの境界線が曖昧になり、領土を侵略されたことがあったのです。

あれをきっかけに「WORKERS'BOX」が誕生したのが2017年のこと。

「お片づけが苦手な人でも、書類を案件ごとにポイポイ放りこむだけであっという間に片づく箱があったらいいのにな」

そんな個人的な動機から開発され、実際に使い始めて「これはいいぞ」

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あのブルートレインがよみがえる

あのブルートレインがよみがえる

鉄道ファンも「これは!」とうなるレベルで、実在する鉄道車両を忠実に再現するマスキングテープ・シリーズ「TAPE STATION」。

これまで東京、渋谷、新宿、上野駅を走る電車や、人気の「ドクターイエロー」などを臨時列車「extra」シリーズとしてラインナップに加えてきました。

そう、いずれの車両も「現役で走る車両」を商品化してきた経緯がありました。

しかし今回の「特急富士・はやぶさ」は一味違

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2023年のハイモジモジをふり返る

2023年のハイモジモジをふり返る

今年もそろそろおしまいですね。

2023年のハイモジモジは、なんだかんだでさまざまなトピックがありました。主な出来事を簡単にふり返っていきます。

1月
手紙社さん主催「紙博 in 神戸」に出店。2023年はとにかくイベント参加が多かったのですが、その幕開けとなりました。

今回、神戸の地には珍しく雪の影響で開催が危ぶまれる可能性もあったのですが、無事に開催されてほっとしたのを思い出します。

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今日からきみも「貼り鉄」に

今日からきみも「貼り鉄」に

何かに夢中になれるひとはすごい。

マニアやヲタクと呼ばれる熱狂的な方々がある分野を掘り下げ、脇目も振らず夢中になってる姿はどこかうらやましい。特定の何かにハマれないタイプの人間にとって、熱意をそそぎこめる対象がある時点で尊敬の念を覚える。

たとえば身近にいるのは、鉄道に心酔してるひと。

「乗り鉄」「撮り鉄」といった「○○鉄」の名で細分化されたジャンルが多数ある中で、その方は「模型鉄」なのだけ

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クリアホルダーの正解が見つかった

クリアホルダーの正解が見つかった

クリアホルダーと言えば、透明のプラスチック製が一般的ですよね。中に挟んだ書類が見えるので、昔からとっても便利。

書類を案件ごとに整理できる WORKERS'BOX もA4サイズのクリアホルダーが収まるサイズでデザインされていて、個人的にも「ボックス内での書類の仕分け」に活用してきました。

ただ、せっかくプラスチックではなく紙の質感にこだわった WORKERS'BOX なのに、中のクリアホルダー

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書類の「住所」が決まるラベルで、職場や自宅を美しく

書類の「住所」が決まるラベルで、職場や自宅を美しく

あの書類どこいったっけ? たしかあの棚にあったはず。いやいや、こっちのファイルに挟んだのでは。おかしいな、こっちの棚だっけ。

そうこうしているうちに、あっという間に時間は過ぎていきます。

仕事にかけられる時間、いや人生において与えられた時間はそれほど多くありません。ほんとうにやりたいことに時間と情熱を注ぐためにも、不必要な時間のロスは避けたいものです。

そこで役に立つのが「WORKERS'B

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2022年のハイモジモジをふり返る

2022年のハイモジモジをふり返る

気づけば2022年も大みそか。note の更新頻度は少なめでしたが、今年一年どんな活動をしてきたか、主なトピックを簡単にまとめたいと思います。

1月
書類収納ボックス「WORKERS'BOX」のプロモーションムービーを公開しました。これまで写真中心の見せ方をしてきましたが、本格的な動画をアップするところからこの一年が始まりました。

2月ロジファクトさんと共同で開発しているリアルな鉄道マステ「T

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同業他社は敵か味方か

同業他社は敵か味方か

これまで文具をたくさん作ってきて、文具関係の方々と接点を持つことが多いのだけど、痛感するのはメーカー同士の仲がいいということ。

文具以外の業界から転身されてきた方も、以前こんなことをおっしゃっていた。

「私が前にいた業界では、こんなに仲がいいのは絶対あり得ない」

同業他社とは会話もなければ、意見交換もない。ただの「敵同士」であり、会社間で仲良くするなんて考えられないという。

もちろん「敵」

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ハイモジモジが創業12周年を迎えました

ハイモジモジが創業12周年を迎えました

ふとカレンダーに目をやると、今日は4月28日。

オリジナル文具を企画・開発したり、デザインのお仕事をさせていただいているハイモジモジが、おかげさまで創立12周年を迎えました。これまでの応援、誠にありがとうございます。

それにしても、当日まで創立記念日を忘れていた年が今まであったでしょうか。創立10周年をひとつの目標にしていましたので、それを過ぎてしまった今、自分たちの「誕生日」を祝う気持ちはほ

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「実物に触れてもらう」が一番売れるの法則

「実物に触れてもらう」が一番売れるの法則

私は普段、主に文房具を企画・開発・販売まで行うメーカー業を営んでいるのですが、モノが売れる秘訣をひとつだけ知っています。

「これをすれば確実に売り上げが伸びる」という魔法のようなテクニックがあるんです。

それは「商品の実物に触れてもらうこと」です。

すみません、当たり前すぎて魔法でも何でもないですね。

ただ、オンラインで簡単にモノが販売できるようになった昨今、商品の実物に触れてもらう機会が

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約2年ぶり!あの紙博が帰ってきます

約2年ぶり!あの紙博が帰ってきます

何度、中止になったことでしょう。

新型コロナウイルスの蔓延により、さまざまな経済活動が足踏みを余儀なくされたこの2年間。物販イベントも例外ではなく、あらゆる分野で開催の延期が検討なされ、中止に追い込まれたものも少なくありませんでした。

手紙社さんが主催する「紙博」もそのひとつ。

私たちハイモジモジもすべての開催に連続参加してきましたが、2019年の福岡開催を最後にイベント自体がストップ。

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孤独なんて、何ひとついいことがない。

孤独なんて、何ひとついいことがない。

ずっと友達がいなかった。

学生時代は関西学院大学という、ちょっといい感じのキャンパスに通っていたのだけれど、腹を割って話せる友達が全然できなかった。

外国から来た先生に「ここはリゾートのようだね」と半分揶揄されたくらい理想的なキャンパスで、うらやましいほど学内カップルも多く、同じ学部に500人も同期がいたからひとりくらい親友が見つかっても良さそうだったのに、誰とも心を通わせられなかった。

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「受賞しました」は誰のため?

「受賞しました」は誰のため?

世の中にはいろんな賞があります。

ノーベル賞や芥川賞など多くの人に知られる賞がある一方で、その業界でしか知られていない「知る人ぞ知る賞」もたくさんあります。

そして個人も法人も、何かの賞を受賞したときはSNSやウェブサイトで「○○賞を受賞しました」とアナウンスするのが一般的だと思います。

しかし冷静に考えてみれば、いったい何のための報告なのでしょう。誰に、何を伝えようとしているのでしょう。

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カミテリアさんのブランド継続に寄せて

カミテリアさんのブランド継続に寄せて

先日、文具ブランド「kamiterior(カミテリア)」を運営されていたぺーパリー株式会社の吉澤光彦代表が急逝されました。

それを受け、同社が破産手続きに入ったという帝国データバンクの報道がありました。11月10日のことでした。

kamiterior はその名のごとく「紙を使ったインテリアのような文具」を標ぼうしたブランドです。

トレーシングペーパーでできた「tef-tef」や、クルっとまる

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