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2024年5月30日 19:30
分度器の40°の近未来を測るそれは空から風に似て 通りをより色めく熱意分度器の上へ行くほどまっすぐな近未来時に犬など声に似て 歩く度にゆれる靴紐考えの色 知っている 手を伸ばせば 膨らんだ月とひとひらの夢から定規で線を引いては待ち焦がれ景色たちは まるでカラー 朝には消える色彩と時を刻んで5°上がる 分度器からより昇る光考えを刹那に呟いてみる 言葉を寄せるひとひらの文字か
2024年5月25日 19:30
カーテンを開けた瞬間がはじまりだとしたら閉めきったままでもいいと思えたり少し正直になれたら手を振る物もあるでしょ 物もあるでしょ歩き出す春を数えて どれぐらい風の数だけ 先を行く夢に見るまで もう少し佇む未来光にもなれるかもしれないね弧を描く音へと深く行けるかも あと少しだけ星を向く 顔を上げて風を呼ぶ青の花火鳴る日いつまでも胸に仕舞っていてよここからの握った手を
2024年5月22日 19:30
雨という名の針が降って道端のすべてが湿っていく頃宇宙の展覧会を見て回る銀河のような髪をなびかせた人も居るウルトラな軌道をめぐる風に似たら東を走る宇宙の展覧会はもうすぐ星を反射した滝の中に滝の中に滝の中対比してる広がる描写するwaterfallin瞳を開ける陽に鼓動とともに対比してる見つめる3時ごろclosingに目を閉じる陽
2024年5月13日 18:30
靴を鳴らしたら藍色空は明るくなるかな今ここから灯りを通る影だけを見せるゴースト夢のかたちで街をなぞって夜に踊った気付く自分は瞳を閉じてなにかを映す心の奥に開く花びら風を膨らませた茜の雲と思い浮かべた夏のゴースト変わることが次々と変わらない日々の間に移ろう時に目を開いたら音を立てる海とさらに星見上げた自分 見つめる冷夏影をゆらして佇むゴーストお久
2024年5月8日 18:30
僕らの最深部のあの夏は欲しがったって手に入らない最初から無いものだって思った方がいっそいいのかと思ったりもしたよよくある話を積み上げたその何気なさを振り返ることしかできないのだと自転車に乗ってどこまでも行けそうさ風に髪を泳がせて、全力で息を吐いたあの人の背はあの時のまま段々自分だけ大きくなって、街と変わって、あれから何年目の夏だっけ すっかり世界は別の物時には恍惚とした日々に笑っ
2024年5月6日 17:30
青い空を飛ぶ鳥をラムネ瓶と重ねて何となく 何となくだけど夏の音 近付くほど深くなってゆく 深くなってゆくエモーション 映しだして この地面草のゆれるほどのあの鳥の飛翔夏の音 遠のくほどやがて消えてゆく やがて消えてゆくこの先の さらに先の いつの日にかラムネのビー玉ほどに小さな世界で泳ぐ 丁寧 それは 遊泳カランカランと鳴る鈴の猫が座る歩き出したら 自分の手の平ほどの
2024年5月3日 19:30
1年前のことからつい最近のことまですべてを詰め込んだ茶柱はプカプカ浮いてまたゆらゆら揺れて何かを思い出すことが出来たらいい数年前の部屋からつい最近の掃除まで飲み干す緑茶 間の茶柱プカプカ浮いてまた生活に笑う人のことを思い出せればいい「おはよう」と言えないほど忙しい未来僕をいつか見つけ出す近未来に変わらないものが一つあればいいそれだけで明日に踏み出して(ゆらゆら
2024年5月1日 19:30
標識の先の空薄曇りは伸びて青皐月の上を飛ぶ鳥の眺め広い雲模様僕はここから待っている睡蓮の歌を携えて僕はここから待っている睡蓮の歌を携えてヒューヒューと行く心は風にのってヒューヒューと切り抜いた夢に見る雲間に歌を描いたはじまりをそう 船出は近付いている春の水面は弧を描きそう 静かにときめいている花の雫の弧を描きただ 走る皐月よ気付いているだろう 気付いているだろうただ