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【詞】皐月

標識の先の空
薄曇りは伸びて青
皐月の上を飛ぶ鳥の眺め
広い雲模様
僕はここから待っている睡蓮の歌を携えて
僕はここから待っている睡蓮の歌を携えて


ヒューヒューと行く
心は風にのってヒューヒューと
切り抜いた夢に見る雲間に
歌を描いたはじまりを
そう 船出は近付いている春の水面は弧を描き
そう 静かにときめいている花の雫の弧を描き


ただ 走る皐月よ
気付いているだろう 気付いているだろう
ただ 戻らぬ日々に
見つめただろう 見つめただろう
また 駆ける月日に
空を見ただろう 空を見ただろう
 分かる距離に
風が来るだろう 風が来るだろう


信号の先は海
薄曇りはいつの日か
春の中 消える鳥の眺め
青く滑る雲模様
僕はここから待っている睡蓮の歌を携えて
僕はここから待っている睡蓮の歌を携えて


 微かに伝わる
声を聞くだろう 声を聞くだろう
ただ 一面咲く野に
見惚れただろう 見惚れただろう
 一抹の雲が
蠢くだろう 蠢くだろう
ただ 走る皐月よ
気付いているだろう 気付いているだろう


ただ 走る皐月よ
気付いているだろう 気付いているだろう
ただ 戻らぬ日々に
見つめただろう 見つめただろう
また 駆ける月日に
空を見ただろう 空を見ただろう
 分かる距離に
風が来るだろう 風が来るだろう

風が来るだろう


久しぶりの詞の新作です
今日から5月なので、「皐月」というタイトルの詞を投稿しました

"薄曇りは伸びて青" 好きなフレーズです

"ただ走る皐月よ 気付いているだろう" からの文章は、音楽におけるサビをイメージしています

全体的に爽やかな詞になったと思いました

"皐月" という言葉が出てくる詞は、
他にも「睡蓮」という詞があります



最近投稿した詞はこちらから!



1か月前は自己紹介記事を投稿しました!

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