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政治系

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2023年6月の記事一覧

SNS時代の「いじめ」には空手もサッカーも通用しない

SNS時代の「いじめ」には空手もサッカーも通用しない

「男の子が生まれたら、空手や柔道などの格闘技をやらせたい」

そんな気持ちを抱いている男性は少なくないのではないだろうか。

特にいま30代から40代くらいの男性の子供時代は、お世辞に安全と安心が確約された環境とは言い難かった。1980年代のように校内にシンナーが蔓延し不良がバイクで廊下を走り回り…といったことは流石になかっただろうが、それでも「弱い男」は舐められるのが常であったし、男子同士の殴り

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オタクでもわかる「まともな服」の選び方

オタクでもわかる「まともな服」の選び方

最近、複数の読者から「服の選び方を教えてほしい」というDMを同時多発的に頂いた。なんでも夏に向けて一念発起し、服を買ってマッチングアプリに登録し、素敵な彼女を作って最高の夏をエンジョイしたい!ということらしい。

DMを送ってくれたのは大学生からアラサー社会人まで年齢層はバラバラだったのだが、6月半ばというこの時期、男たちは既に夏の疾走に向けウォーミングアップを始めているわけだ。まこと天晴れ。日本

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マガジン限定記事「ふたつのペテン、ふたつの分断」

マガジン限定記事「ふたつのペテン、ふたつの分断」

 世代が違えば、価値観も違う。

 ――「ジェネレーションギャップ」という言葉があるように、それは当たり前といえば当たり前のことだ。

 しかし、その世代間の価値観や社会観の違いは、ときに大きな「分断」や「軋轢」の種になってしまうこともある。

 今日のマガジン記事では、かつてないほど詳細に「ジェンダー平等意識」をめぐる世代間の分断構造が拡大していることを書いてくださった方からの手紙を皆さんと読ん

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マガジン限定記事「『強い女』は呪いである」

マガジン限定記事「『強い女』は呪いである」

 先月、あるツイートが投下され、大きな波紋を呼んでいた。

 「女、強くなれ。」から始まる、女性への激励文である。

 この五行詩は、女性目線で考える「強い女」がどのような姿をしているのかを、図らずもはっきりと言語化していた。これは男性の考える「強い女」あるいは「強さ」とは、まったく異なるものだ。

白饅頭日誌:6月19日「氷河期世代の痛みについて」

白饅頭日誌:6月19日「氷河期世代の痛みについて」

 近ごろにわかに「氷河期世代(ロスジェネ世代)」に対する風当たりが、世の中でもネットでも強くなってきているという。

マガジン限定記事「『悪さ』がこの世界を支えていた」

マガジン限定記事「『悪さ』がこの世界を支えていた」

 「悪さ」がなければ、つまらない。

 ――近頃とみにそう感じることが増えた。

 ここでいう「悪さ」とは、必ずしも犯罪行為とかそういうことを指しているわけではない。そうではなくて、ある個人がその身の健康や安全を求めるのであればすべからく避けるべきとされる「リスク」全般のことである。

サラリーマンは安定してるとかいう大嘘 #86

子供がユーチューバーになりたい!とか言い出したらあなたならどうしますか?きっとそんな仕事安定してない!ちゃんと勉強して安定した良い会社に入りなさい!と言うと思います。ですがサラリーマンが安定しているなんてはっきり言って嘘ですという話です。

まずサラリーマンというのがどういう状態であるか改めて考えてみましょう。サラリーマンというのは生活の全てを会社へ依存してしまっている存在です。株の資産で生きてい

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埼玉県営プール水着撮影会一律禁止の問題:性嫌悪フェミニズムと女性表現者の自由

埼玉県営プール水着撮影会一律禁止の問題:性嫌悪フェミニズムと女性表現者の自由

埼玉県の県営公園で開催予定の複数の水着撮影会が会場都合で急遽中止となった。

中止発表が出る直前の6月8日には、日本共産党埼玉県委員会ジェンダー平等委員会と日本共産党埼玉県議会議員団が、埼玉県に対し、「「県営公園における過激な「水着撮影会」の貸出中止を求める申し入れ」を行っており、ネットでは、水着撮影会の中止はこの申し入れの影響があるのではないかとざわついている。

後出しルールで裁かれる・「わい

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