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記事一覧
フィンランドが高学歴だらけの理由
国際比較においては、「名」が同じだからといって「実」も同じとは限らないことには注意が必要である。例えば、現代の西洋諸国と日本(や東アジア)では「婚姻」のあり方が異なっているため、婚外子の意味合いも異なっている(西洋諸国でも婚外子の大半は共同生活を営む男女のカップルから生まれている)。
この件👇も、日本とフィンランドでは人口規模と大学のあり方が大きく異なることが根本にある。
フィンランドの人口
自称「性暴力被害」のほとんどは「コミュ障女性の生きづらさ問題」であるという不都合な事実
2記事連続で性暴力関連の話が続いてしまい大変恐縮なのだが、丁度いい具合にTwitterが炎上したこともあるので、これを機に性暴力被害やそれが生じさせるトラウマの実態について基本的なところをおさらいしてみようと思う。
なお本稿は性暴力被害について過大視することも矮小化することもなく、地に足のついた実情を根拠を提示しながら論ずることを目的としている。「レイプなんか微罪で良いだろ」式のミソジニーを期待
日本の教育格差の絶望的な現実
サンデルによるメリトクラシー批判が話題になっているようなので、このnoteにおいても日本の教育格差について自分が見た事情をお話させて頂こうと思う。
以下の文章は2014年に書いたブログ記事の改稿だが、教育格差はその当時から現在まで引き続き拡大し続けている。今はもっと酷いだろう。
ちなみにこの記事は自分が教育という営みに絶望する前に書かれたものだ。
教育困難者に向けた教育ボランティアを3年ほど
知識人はなぜ劣化したのか
知識人が劣化している。
そう感じているのは筆者だけではないだろう。
noteのようなテキストメディアに入り浸っている諸氏というのは、基本的に活字中毒者・猟書家が多く、同級生がサッカーやドッヂボールでワイワイと遊んでいるのを尻目に図書室で本を貪る生活を送ってきた人たちが多い。
彼らは古今東西の書籍から、「知識人」なる人々のきらめくような知性を浴びてきた。世の中にはこんな概念が、思想が、考え方が
幸福になるための「正しさ」を選べない人たち
反フェミニズム・反リベラル的な言論が、そろそろ一定数の人々に知られるようになってきたということなのだろう。「リベラル」の側からの反論が、ぽつりぽつりと表面化するようになってきた。
先日話題になったこちらの記事などはその筆頭かもしれない。反フェミニズム・反リベラル論壇の主張をある程度は取り上げながら、その上で「そんな異議申し立てをしても幸福にはなれないのだから口を閉ざせ」と結ぶ内容だ。
当たり前
「性的客体化」論の根底にある「弱者を排除したい」という女の欲望
もはや何度目かもわからないが、またしてもオタク系表現物がフェミニストに燃やされているらしい。
千葉県警が交通ルールの啓発動画に採用した「戸定梨香」なるVtuberの外見が「性的」で「女性蔑視にあたる」との抗議が全国フェミニスト議員連盟から送られ、千葉県警は啓発動画の削除を余儀なくされた。
フェミニスト議員連盟のロジックはいつもお馴染みの「性的客体化」論で、女性を性的な表徴として描くことは「女性
医師の仕事はなぜ「つまらない」のか
近頃SNSなどで公衆衛生にまつわる論争が過熱しつつあるように見える。
発端はもちろんコロナ禍における諸々の行動制限に関する議論だが、論争が深まるにつれ国民皆保険制度をはじめとする医療行政そのものに対する反対言論のようなものも生まれつつある。
「我々の生活に医療行政が介入することは必ずしも正義なのか?」という命題について、多くの人が疑問を抱きはじめたようなのだ。
ある意味で、これは極めて健全な