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第14号 写真集 『一路』
今号では、2017年の10月に刊行した写真集『一路』について触れる。この本は、私が2012年より参加している「GRAF Publishers」と『九州』をテーマの柱として掲げ、写真誌を発行し国内外で精力的に発表活動を行っているレーベル「写真同人誌 九州」の面々、そして私の師匠である写真家の権泰完らと共に作った写真集である。私のページでは天草各地の海岸を撮影した写真作品を11点掲載しており、来月に
もっとみる第11号 Switch Stance Riding
天草の中心地である本渡(ほんど)の北側に、とても気になるバイクショップがある。その店の名は「Switch Stance Riding」といって、皆「SSR」と呼んでいる屋号には「スタンスにこだわらず新しいものを取り入れ切り替えていこう」といった意味が込められているそうだ。ぱっと外観を見る分には町の小さなバイク屋さんといった風情。だが、このお店に集まるバイカー達は少しばかり癖のある方々が多いよ
第10号 天草大雪警報
今季はとにかく冷える冬だ。第10号は、ここ数年天草に降ることが多くなった大雪についてふれたい。九州の中央の西側に位置する天草は暖かいところだというイメージを持つ方が多く、雪が降るとは驚きだという人も少なくない。子どもの頃から数年に一度、1日限りの雪化粧をするくらいといった記憶しかなかったが近年はなんだか様子が変わってきたようだ。本場の雪国の方々からすれば、まだまだ騒ぐ程ではない積雪量かもしれ
第7号 アマクサローネ&天草大陶磁器展 2017
毎年11月3日の文化の日の前後5日間に開催される天草の一大イベント「天草大陶磁器展」がある。私は、その日程を同じくして「アマクサローネ」というイベントも開催されており、その実行委員&記録係として2013年より参加している。今号では今年で10回目となる「アマクサローネ」と14回目の開催を迎えた「天草大陶磁器展」の模様を私なりにまとめてみようと思う。
・アマクサローネについてテーマ
「理想の生
第5号 MITSUNAGA AUTO INTERIOR & DESIGN
この世の中に、格好良さにこだわってカスタムした車は数あれど、その内装の隅々までこだわり抜いた車というものはどれ程の数があるだろうか。今号の特集は天草郡苓北町で車のインテリアやバイクのシートを手がけ、数多くの高い評価を受けている『MITSUNAGA AUTO INTERIOR & DESIGN』代表・光永栄司(みつなが えいじ)さんの仕事に迫る。
・来歴
私と同じ苓北町出身の光永さんは、
第3号 白鶴浜海水浴場
今号の特集は天草市天草町高浜にある「白鶴浜(しらつるはま)」という海水浴場だ。何年か前に、天草各所の海水浴場を撮影する仕事がきっかけで沢山の海水浴場を回ったが、その中でも特に白鶴浜は私が好きな海水浴場のひとつとなった。
・その名の由来
天草下島の西側にある白鶴浜の由来は、天然の白砂の浜が1.3㎞あり、白い鶴が翼を広げたように見えることからその名がついたそうだ。ビーチの中央の岩場を挟んで
第2号 満天堂/城戸口 徹
第2号の特集は「満天堂(まんてんどう)」の屋号を掲げる大工の城戸口 徹(きどぐち とおる)さん。彼の出身地は山形で、2013年に北海道へと移住されたが、2015年にご家族で天草へと移住。昨年の師走に、ひょんなご縁がきっかけで徹さんの仕事を撮影することとなった、ご依頼人は徹さんの奥さん。なんでも、伝統的な工法の仕事ぶりを記録してほしいとのこと。丁度良く、現場があるそうなので数日間通ってみること
第1号 森山陶器/森山 至
第1号は熊本県天草市五和町手野に展示室と工房を構える「森山陶器」を特集する。窯元の森山 至(もりやま いたる)さんは、天草の老舗窯元にて9年間の修行の後、2014年に独立し、こちらの窯を開かれた。天草島内には30を超える窯元があるのだが、その中でも「森山陶器」は私が最も撮影している窯元だ。自らが撮影する人物写真には、とんと興味がなかったが、彼と出会ってからは一挙手一投足を撮らずにはいられない