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suuu
2020年7月9日 11:30
it's story of the Mr. 神島 蓮 初めて聞いた声があまりに綺麗で こういう時ってまず、 名前を聞いたりするのが普通なのに 話の筋書きもブッ飛んじゃうような まるで舞い上がった行動の俺、 あーんど 凄く頑張って冷静を装う俺に 自分で苦笑してしまう。 「日本人の奥
2020年7月12日 20:36
it's story of the Mr. 梛木 亜門 「いいよ お兄ちゃん」 「後ろに乗っけてくからコレ被って」 久々に見た白地に赤い花の浴衣 心羽がこれを最後に着たのは 何年前だっただろう… 「電車で行くからいいってば」 亜門「誰かと一緒ならまだしも 浴衣姿で混雑した電車に乗せられ るかよ」 心羽「だからって 浴衣でバイ
2020年7月12日 17:28
it's story of the Mr. 八木 快 ・ 快「浴衣とか、反則だろ」 蓮「いや、 浴衣持ってるって言ったら 目印にもなるし 着てきてって言われたから」 ・ いつもの公園は露店が並び いつもと全く違う世界を作っている 夕暮れは薄紫のグラデーションで 夜
2020年7月10日 23:50
it's story of the Mr.梛木 亜門 亜門「日に焼けるから入って来いよ」 心羽「 うん 」 ・ 心羽には忘れられない男が居る ・ その男と別れたのは随分昔の話だし 別れてから他の彼氏が出来た事も 知っているけど、 未だに心羽の心に焼き付いてるのは 高校時代のアイツだって事は 別に
2020年7月9日 09:24
it's story of the Miss 梛木 心羽 ・ 「もしもし 「ぁ、もしもし」 ・ 「えっと、こんばんは 改めて…神島蓮といいます」 胸が痛い程ドキドキと音を立てて 携帯を握る手に力が入ってしまう 「夜分の時間帯にかけちゃってるけど 今って時間大丈夫?」
2020年7月7日 21:44
it's story of the Mr. 八木 快 「マジで言ってんの それ!」 iPhone片手にビールに口をつけてたら 蓮のあまりに驚きの内容に衝撃を受けて 吹き出しそうになった。 「デカいんだよ声が」 「ちょっと待て! 早まるな! お願いだから一回考えよう」
2020年7月6日 21:42
it's the story 八木 快 コウと2人で暮らす事になってから黒一色でコーディネートされてたはずの俺の部屋はいつからかコウによって白の占める割合に圧倒されて 言ったらオセロで負けてくみたいに どんどん白にひっくり返されている。 もう物凄勢いで部屋が変わって行く そんな現在進行形の俺の部屋 いや、 2人の部屋
2020年7月6日 21:31
it's the story 神島 蓮 マウスでクリックして出た虹のカケラは ブログに書かれた「詩」のようだった ・ 塗り残したスケッチ 夕暮れの校舎 飛行機雲 自転車 ・ 文面を見つめて想いを馳せる これって… あの頃見ていた風景
2020年7月6日 21:29
♢ オレンジ色の雲 影を落としてく 夕暮れの校舎 そのまま あの頃見た夢が 確かに光って 風に吹かれて消えた 遥かな夢ばかり追いかけてたの? 羽の生えたシューズで 集めた煌きが眩しいねって 君は動く気持ち隠していた 例えば愛しさも冴えない昨日さえ 全て夢の途中のピースだから この腕に抱きしめて僕等は歩き出す
2020年7月7日 11:15
it's the story of 神島 蓮 カタン… マンションのドアを開けて 照明のスイッチを入れる 「ただ今…」 って言っても自分しか居ない訳だけど 首元のシャツのボタンを緩めて 洗面所で手を洗う 冷蔵庫の中のビールを探って ひんやりとしたプルトップに手をかける静かなリビングにプシュッと弾けた音を合図に
2020年7月7日 10:27
it's story of the Mr.神島 蓮 この会社に入社してもう7年になるのか パソコンのキーボードを打ちながら 自分を緩めるように息を吐いた。 ネクタイ結ぶのが上手くなって 人との距離も 上手く取れるようになった。 ・ 「神島さん、今夜ってご予定有りますか?」 ・ 振り向
2020年7月9日 17:57
《20××年7月》蓮「お前さ、あの頃なりたかったもんとかって有る?」快「あの頃?何だよ唐突に…」 ・社会人になって初めて行われた高校同窓会は あんまり変わってない仲間の笑顔で溢れ、 あんまり変わってない話題で終わった。 いつものメンバーで花火を調達して いつも集まる大通りに位置する公園歩いて来た俺達の頭上に吹く涼し気な葉音
2020年7月6日 21:22
「新婦様、ご準備が整いました。 私は別室にてお待ちしておりますので 後程お声をかけて下さい」 「心羽、カーテン開けていい?」 「… ちょっと待って …」 「なに、どした?」 「やっぱり、 さっきのベールの方が良かったかも」 「今回は衣装の仮決めだから そんなきっちり決めなくていいよ てかさ」