つじー|サッカーが好きすぎる書評家
お知らせ(告知など)をまとめています。
映画、ドラマ、アニメ、舞台やライブの感想記事をまとめています。 不定期更新です。
月報です。
書評や読書記事のまとめ。書評を通して本のおもしろさと僕の考えていることを紹介します。「まじめにふまじめな」読書を心がけています。
北海道コンサドーレ札幌について考えた話をまとめています。不定期更新です。 コンサドーレを考えることは、僕にとって様々なジャンルや切り口に関心を持つことです。
ずっと感じていたことだ。みんな読書にまじめすぎる。だから読書が苦手になるのだ。なぜまじめか、どんなところがまじめなのか。この記事は、僕が唱える「ふまじめ」読書のすすめである。 1.好きがふまじめ、嫌いがまじめ 雑談で読書の話題になると、必ずといっていいほど読書が苦手な人や本を読みたくても読めない人に出会う。僕が読書好きで年に100冊以上読む人だと知ると、どうやったら本が読めるのか聞いてくるのだ。 話をじっくり聞いて気がついたことがある。ひょっとすると読書が苦手な人ほど
2024年1月から毎月一回、『宇都宮徹壱ウェブマガジン(WM)』で書評の連載を行っています。 『宇都宮徹壱WM』は、写真家・ノンフィクションライターである宇都宮徹壱さんが編集長兼主筆のウェブマガジンです。 今月配信の第11回では、「アメリカ大統領」をテーマにして西山隆行『アメリカ大統領とは何か』を選書しました。無料で読むことができます。 X(旧Twitter)のハッシュタグ「#宇都宮徹壱WM」をつけてつぶやいていただくと、僕もご感想やご意見を拝見しやすいです。よ
とにかくおもしろい番組がある。その中でつむがれるトップアイドルたちの言葉選びや言い回しに惚れ惚れした。「言葉の強さ」を思い知れ。 1.timeleszの「言葉」がすごい とにかく今「タイプロ」がおもしろい。 Netflixで配信されている『timelesz project -AUDITION-』のことだ。Sexy Zoneから改名した男性アイドルグループtimeleszが新メンバーオーディションを実施し、その内容を配信するというプロジェクト番組である。 見たことが
発信活動(特に書くこと)を中心とした10月の月報である。引っ越しもあってバタバタしたり気持ちが切れた結果、様々なことが滞った1ヶ月だった。 1.10月の出来事(1)帯広に引っ越しました 仕事の都合で北海道の帯広に短期間だけ引っ越すことになった。長くても滞在は年内。仕事納めと一緒に札幌に戻って来る予定だ。 新しい土地に住みだすと「引っ越しハイ」というものがやって来る。新しい住居に、新しい街に、新しい仕事環境に、新しい生活リズムに同時並行で慣れていかないといけない。で
2024年10月に読んだ本を感想と一緒に紹介する。本当は一冊ずつ書評を書きたいのだが到底追いつかないからだ。本選びの参考になれば幸いだ。 最相葉月『星新一』 父・星一の話から本人の晩年まで全部がおもしろい。キャリア終盤で創作を通して読者と対峙し続ける姿勢には書くことへの執念と書き続けることへの哀しみが込められており胸が苦しくなる。文章を書く人は読んで損はしない星新一の生き様と本の内容だ。 有間カオル『魔法使いのハーブティー』 自分と向き合って前を向くにはどうすればいいの
2024年10月のコンサドーレを振り返る記事だ。具体的には僕がコンサに関してXでつぶやいた内容を少し編集してまとめている。誰かの振り返りのお供になれば幸いだ。 1.今月の結果【J1リーグ】 10/5 vsガンバ大阪(A) ×1-2 10/19 vs名古屋グランパス(A) ○2-0 →19位:8勝8分18敗、勝ち点32 2.試合の感想 今季後半のコンサは「諦める理由はないし、信じる根拠もない」に尽きますよな。つまり「なるようになる」しかねえ!! 選手同士の組み合わせが
2024年1月から毎月一回、『宇都宮徹壱ウェブマガジン(WM)』で書評の連載を行っています。 『宇都宮徹壱WM』は、写真家・ノンフィクションライターである宇都宮徹壱さんが編集長兼主筆のウェブマガジンです。 今月配信の第10回では、「国際交流」をテーマにして済東鉄腸『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』を紹介しました。無料で読むことができます。 X(旧Twitter)のハッシュタグ「#宇都宮徹壱W
月報をはじめることにした。きっかけは最後に書くが、自分の1ヶ月を振り返るのにもすごく有効な気がする。ここでは発信活動(特に書くこと)を中心とした月報を書く。9月は自分の中で少し大きめなイベントと決断があった。 1.9月の出来事(1)「本にかかわる人の交流会」にいってきた 小説家の佐藤青南さんが普段横浜で主催されている交流会が5年ぶりに札幌で開かれた。参加資格は「本にかかわるあらゆる仕事をしている方」である。「つじーさんも書評家と名乗ってるからいけるっしょ」と友達の小説
2024年9月に読んだ本を感想と一緒に紹介する。本当は一冊ずつ書評を書きたいのだが到底追いつかないからだ。本選びの参考になれば幸いだ。 瀬戸内寂聴・訳『源氏物語 巻一』 桐壺〜若紫まで。「亡き母君さまとほんとにそっくり」という言葉が永遠の呪いの言葉になっていく物語とも読める。惟光がチャラいけど有能な家臣でクスクスしちゃう。『桐壺』は何度読んでも惚れ惚れするくらい完成されたプロローグ。美しい。 瀬戸内寂聴・訳『源氏物語 巻ニ』 怒涛の展開が待ち受ける巻だ。光源氏は「高けれ
2024年9月のコンサドーレを振り返る記事だ。具体的には僕がコンサに関してXでつぶやいた内容を少し編集してまとめている。誰かの振り返りのお供になれば幸いだ。 1.今月の結果【J1リーグ】 9/1 vs川崎フロンターレ(H)○2-0 9/14 vs東京ヴェルディ(H)×0-2 9/21 vsFC町田ゼルビア(A)△0-0 9/28 vs京都サンガ(H)○2-0 →19位:7勝8分17敗、勝ち点29 【ルヴァンカップ】 9/4 横浜F・マリノス(A)×1-6 9/8 横浜F
ある日突然、自分が応援していた何かが目の前から消え去ってしまったら?あなたはどうなるだろう。アイデンティティと日常を「喪失」したサポーターが「再生」によってそれらを取り戻すまでの物語。サッカーは社会を切り離せない。歴史において記録を残すことほど大事なものはない。 ※本作は、10/12(土)~18(金)に開催されるヨコハマ・フットボール映画祭2024にて、10/12と18に上映され、関連イベントが10/11(金)に開かれる。詳細は「4.映画の案内」を参照のこと。 1.描か
野球はまったく見ない。興味もさほどない。でも「野球本」は大好きなんだ。野球本は日本のスポーツ本の王様である。そんな王様たちの中から、ほとんど野球を見ないサッカー好きの僕も、ページをめくる手が止まらなかった本を紹介する。繰り返す。野球本は面白い。 1.野球より普通に野球本が好き 野球の話をしようと思う。でも僕は野球をほとんど見ない。友達に誘われたときだけ一緒にスタジアムに行くぐらいだ。日本中が熱狂したらしい2023年のWBCも周東の足が速かったことぐらいしか記憶にない。
2024年1月から毎月一回、『宇都宮徹壱ウェブマガジン(WM)』で書評の連載を行っています。 『宇都宮徹壱WM』は、写真家・ノンフィクションライターである宇都宮徹壱さんが編集長兼主筆のウェブマガジンです。 今月配信の第9回では、「ジェンダー」をテーマにして牧野百恵『ジェンダー格差』を紹介しました。無料で読むことができます。Jリーグ初の女性実況が登場し、WEリーグが開幕する今月にふさわしい本になっています。 X(旧Twitter)のハッシュタグ「#宇都宮徹壱WM」
文章は書き慣れてきたはずなのに、書くハードルがどんどん上がっている気がする。前例が増えるからこその弊害だ。そして、なぜ僕が「割に合わない」書評をコツコツ書いているのか。改めて考えてみた。 1.1000字でよかったはずなのに 2024年に入って毎週noteを書いている、はずだ。1週だけ書けなかった気もするが記憶が定かではないので毎週書けていることにしている。今年唯一続いている習慣かもしれない。 ここ2ヶ月ほどストレスが非常にかかる日々を過ごしている。息が吸いにくくなった
2024年8月に読んだ本を感想と一緒に紹介する。本当は一冊ずつ書評を書きたいのだが到底追いつかないからだ。本選びの参考になれば幸いだ。 笹公人『シン・短歌入門』 短歌の書き方やコツがポップに分かりやすく書かれているだけではない。歴史の文脈が根底にある解説になっており、短歌の歴史の重みや長さ、リスペクトを感じる本だ。すぐに実践して詠みたくなる一冊。最初の短歌本がこれでよかった。 阿部幸大『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』 シンプルな説明こそ実は一番わかり
かつてソ連から日本語でラジオ番組が流れていた。モスクワ放送だ。そこに勤務する日本人たちは何を夢見てモスクワへたどり着き、何を感じ、どんな生き様を刻んだのか。時代に翻弄されているからこそ前を向いて歩こう。そう思える一冊だ。 1.それは架け橋か?プロパガンダか? MOCTと書いて「モスト」と読む。ロシア語で橋や架け橋の意味だ。かつてソ連(現・ロシア)のモスクワから日本語のラジオ放送が日本に届いていた。モスクワ放送である。 そこで働く人々には当然日本人もいた。東西冷戦の時代