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信じるか信じないかはあなた次第―2024年10月の北海道コンサドーレ札幌

 2024年10月のコンサドーレを振り返る記事だ。具体的には僕がコンサに関してXでつぶやいた内容を少し編集してまとめている。誰かの振り返りのお供になれば幸いだ。


1.今月の結果


【J1リーグ】
10/5 vsガンバ大阪(A) ×1-2
10/19 vs名古屋グランパス(A) ○2-0
→19位:8勝8分18敗、勝ち点32

2.試合の感想


 今季後半のコンサは「諦める理由はないし、信じる根拠もない」に尽きますよな。つまり「なるようになる」しかねえ!!

 選手同士の組み合わせが輝いた試合だった。高尾と近藤、白井と武蔵、中村とミンギュ等々。よい組み合わせはプレーを見ているだけでわくわくする。絶対に外せないピースが改めて明確になった試合でもある。今のチームはそう簡単に諦めさせない理由をギリギリのところで示してくるなあ。

 高尾が出ているときの近藤の突破率とか知りたくなるな。今のコンサで最強のコンビ説あるぜ。

 中村とミンギュって一見ミンギュを左CBにしないと後ろが不安になるでしょと思うんだが、CB中村WBミンギュの方がしっくりくるのは面白いなあ。発見。

 大﨑や深井らのプレーを見ちゃうと「本来中盤の底でプレーすべき選手が誰もいないときの絶望感」に二度と戻れなくなる。麻薬。

3.その他コンサのあれこれ


 「サッカークラブの経営」より「札幌のまちづくり」の方がうんと引きがあるということをとても実感する。当たり前なんだけど。

 コンサドーレを率いてみたいと思わせるどんな魅力が今のコンサにはあるんだろうかとぼんやり考えてしまう。まず地方にしては設備がいいよな。

 タイムラインで褒められてる監督より褒められてない監督の方が実は結果残してたり優秀だったりするのは意外とある話だと思ったりしてる。そんなもんよな。

 山下達也は、衝撃度がでかったんだよね。リーグほとんど出たことない若造が年下のバディを引っ張りながら入団1年目で昇格に貢献するって。いい衝撃があったから抜けた時の衝撃もその分大きかった。でもコンサの歴史には間違いなく残るCB。

 菅野がセカンドGKだった時代も今考えたらありえない話だけど、「コンサドーレ史上最高のセカンドGK」は間違いなく金山隼樹なんじゃないだろうか。ソンユンがいないときに出場した松本戦の活躍も含めて。

4.Xとサポーターライフ


 サッカー支店を作ってから本店との頭の切り替えが難しく、以前よりサッカーのタイムラインを追う機会が減った気がする。発信が主になった。そうなってから面白かったのは「サポーターがギスギスしてるかどうかすらまったく気がつかない」こと。でも実はこれが平常の感覚なんじゃなかろうか。

 (主に)おすすめ欄に飛び出ていて、Xで盛り上がってるサッカーの諸問題に触れなくてもサッカーは続いてくし、自分の頭でサッカーの諸々を考えることは可能なのだと思う。タイムラインを追ってると何もかも重要に見えるけど、自分にとって本当に大事なサッカーの問題は自分の中にあるのだろう。

 宮の沢に結構な観客来てたけど、果たしてこの中のどれだけがXで発信しているのだろうかと考えてしまった。もしかしたらほとんどいないかもしれないし、いるかもしれない。そう考えたとき、タイムラインで叫ばれる分断や連帯の正体とは何なのだろうか。

 誹謗中傷されまくった側に「誹謗中傷」と「適切な批判」を切り分けることを求めるのは無理だと思うんだ。仮に何もかも中傷に思えてたとしても「ちゃんと冷静になれ」と僕は言えないだろう。だからこそ誹謗中傷は何も生まないし、やっちゃなんねえんよ。

 一般メディアでの町田の扱われ方には、郵政選挙での小泉さんをちょっと思い出す。どんな内容であれ(仮に適切であっても)町田を批判する者は「抵抗勢力」。Jリーグをむさぼる既得権益者なのである。

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辻井凌|つじー
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