見出し画像

個別最適な学びについて考える(99)ー小金井正巳(1973)教育機器活用による理科授業ーから

お疲れ様です.本日も元気にアウトプットをしていきましょう!
平日からはなるべく朝投稿を心がけていきます。
記事自体のアクセスは夜の方が多いとは思いますが、投稿をしておくのは朝で気ままに確認していただければなと思います。

気づけば100まではあと1記事です。
続けて頑張っていきますので「いいね」などの応援をよろしくお願いします。

本日は「小金井正巳(1973)教育機器活用による理科授業.明治図書,東京」です。では,早速読んでいきましょう!

 ”映像理科”とが全く異質のものであるという観点に立って、映像のもつ特性を生かして、科学的な見方、考え方などを補うのがテレビの役割であるとしている。宮下氏は、2年「あま水のゆくえ」の実装例の中で、視聴中の子どもたちの行動(表情の変化、まなざし、発言)などからのフィードバックによって視聴後の学習を制御して行くととの重要性を指摘しておられるのも,上記のような考えのもとに,テレビの映像を一つのコミュニケーション・システムに組み入れようとする考えであろう。また、視聴後の指導における質問が、個々の内容の定着や記憶を期待するようなものではなく、子どもたちが、映像の流れを筋を追って視聴したかどうかという、視聴のしかたの線に沿ってなされるべきだという主張も、子どもたちが動く「画」の中でパターン認識をしているという、テレビっ子の特徴をはっきりつかんだ上での妥当な意見であろう。
 この学校では、視聴ノートを原則としては使用させていない。その理由は、上述のことからもわかるように、どのくらいよく理解し、おぼえたかというような角度からの視聴効果を重視しないからである。この点はよいとしても,子どもたちの映像に対する反応や,テレビを通しての変容を,フィードバックさせるという意味での視聴ノートの研究は必要があるように思われる。

小金井正巳(1973)教育機器活用による理科授業.明治図書,東京

こうした課題の蓄積が今の1人1台端末につながっていると思います。
AIドリルもすぐにできたいうよりは今までの研究の蓄積だと考えられます。

今回は「理科の授業における」という言葉が入っていますが、理科だけに限らずの課題だと思います。
特に1人1台端末の環境の中では、動画教材や番組の利用が増えているのではないでしょうか。

そうした動画教材や番組は子どもたちの興味をひくためだけなのか、それとも何か知識も入れてほしいのかと考えた時に活用の仕方は変わってくるのではないかなと思います。

以前読んだ落合陽一先生の本も動画で学習するなんていう話がありましたが、今後はもっと課題になるテーマではないでしょうか。
無料で学習できる動画教材が増えている中、そうした動画教材で勉強ができることはとても有意義なものだと思います。
活用の仕方については、少しずつ指導していくことも重要なのではないかなと私は考えました。

本日はここまで!また次回の記事でお会いしましょう!



いいなと思ったら応援しよう!

nanjolno
よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!