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個別最適な学びについて考える(109)ー堀田龍也・為田裕行・稲垣忠・佐藤靖泰・安藤明伸(2020)学校アップデートー情報化に対応した整備のための手引きーから
こんにちは!
ついつい、M1を何度も見直してしまう自分がいます。
それほど、この一年を楽しみに待っていました。
令和ロマンのくるまさんが考えている視点が面白すぎて本を買ってしまいました。笑
また,いつかレビューするかもしれません…題材が違いすぎて怒られそうですが。
切り替えて記事に入ります。
本日は「堀田龍也・為田裕行・稲垣忠・佐藤靖泰・安藤明伸(2020)学校アップデートー情報化に対応した整備のための手引きー.さくら社,東京」です。では,早速読んでいきましょう!
育てるべき人材像のアップデート(1):情報活用能力が身についた人材
少ない人数で社会を支える時代の人材には、どのような資質・能力が必要になるのでしょうか。
まず、個人の生産性が高いことが求められます。要するに「仕事ができる」人材であるということです。
みなさんの周りにも、「仕事ができる人」がいることでしょう。その人は、状況に応じてスマートフォンやパソコンなどからインターネットにアクセスし、あらゆる情報をいち早く得ているでしょう。得られた情報を必要に応じて整理したり、しかるべき人にいち早く、わかりやすく提示したりしているでしょう。また、どのサイトに書かれていることが適切か、誰から情報を得ると良いかなど、多様なリソースへのアクセスの信頼性についての判断力も持ち合わせていることでしょう。
このような人が持っている、「必要に応じてICTを適切に活用し、情報を適切に処理する能力」が、まさに情報活用能力のイメージなのです。このような人は、仮に別の仕事に就くことになったとしても、新しい仕事の場で情報活用能力を発揮して、またその道で「仕事のできる人」になっていくに違いありません。すなわち、この人の生活や仕事を支える「基盤」として情報活用能力が機能しているということです。
様々なメディアから情報を得ることができるようになったため、あらゆる情報をいち早く得ている人は今後も増えていきそうですね。
ここが少し難しいと考えられる「得られた情報を必要に応じて整理したり、しかるべき人にいち早く、わかりやすく提示したりしているでしょう」はどうでしょうか。
自分も上手くできているとは言えないので仕事ができない人だと思われます。笑
ただ、こういう経験を積み重ねなければ育つものも育ちません。
そのため、日頃から同じようなことに取り組んでいく必要があると思います。
どういう人物を育てていきたいかという教師の考え方もアップデートする必要がありそうです。
育てるべき人材像のアップデート(3):変化に負けないマインドを持った人材
社会の変化が激しく予測が難しいという現実があります。新型コロナウィルス感染症の大流行によって何ヶ月も学校に行けない日々が続くなんて、誰が想像できたでしょうか。
自分の適性を自分で把握し、自分のキャリアアップの方向を自分で決め、自分の意思でキャリアチェンジしていく時代です。自分の人生に責任を持ち、社会にどのように貢献していくのかを自分で決めるのです。誰かが何かをしてくれるのを待っている時代ではないのです。変化する責任は自分にあります。AIに職を奪われると恐れるよりも、AIにできない仕事で生き残ってやろうというマインドが求められるのです。
世界各国と同様に、日本でもすでに終身雇用はごくわずかの職業にしか残っていません。教員は終身雇用で身分保障されているので、社会の変化があまり実感できないのです。このことを教員は自覚しておく必要があります。
今後の時代は変化した時代に適応していくことが求められると考えます。
今教わったことが10年後も通用するかと言われれば、保障はできないと応えるしかないと思います。
そこで、あきらめてしまうのではなく、自分で何かを変えていく、自分で何かを成し遂げることを意識した動きが必要になると思います。
このようなことが個別最適な学びを通して培っていく力なのかもしれませんね。
ただ、個で終わるのではなく、人との関わりもより重要になると自分は考えています。
本日はここまで!また次回の記事でお会いしましょう!
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