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個別最適な学びについて考える(95)ー有田和正(1989)有田和正著作集「追究の鬼を育てる」5「書く力を鍛える」ーから

本日はここまで!また次回の記事でお会いしましょう!

お疲れ様です.本日も元気にアウトプットをしていきましょう!
最近は色んなところで本を買っています。教育だけでなく,ビジネス本なども買っています。
そう言った本からの個別最適な学びの視点なら記事にしていいのでしょうか。
すごく難しいです。笑

古本好きでやっているのであまり最近の本はとも思いますが,関連するアウトプット系の本とかは記事を書くようにします。

本日は「有田和正(1989)有田和正著作集「追究の鬼を育てる」5「書く力を鍛える」.明治図書,東京」です。では,早速読んでいきましょう!

1どのようにして問いをもたせるか
子どもが追究しないのは、切実な問題をもたないからである。問いをおこさせ、能力相応の問題をもたせれば必ず追究する。このため、いかにして切実な問題をもたせるかに頭を悩ませてきた。
問いをもたせるには、大きくわけて三つの方法が考えられる。
①新鮮な出会いをさせる(掘りおこし)
既有の知識や経験では説明できない新しい事実に出会わせることによって「驚き」をおこさせ、その驚きが「問い」を引き出すのである。「あれ!」という「驚き」をいかにしておこさせるか、それが教師に課せられた課題である。
② 固定観念のひっくりかえし(追い込み)
子どもの知識や論理と矛盾する事実を提示して子どもの固定観念をひっくりかえし、「そんなばかな」というような困惑をおこさせ、「問い」を引き出すのである。
子どもの考えや能力の実態をよくつかんでいないと、この方法はつかいにくいが、子どもを意欲的にすることができる。
③教材や他の子どもの考えによるゆさぶり(拮抗を引き起こす)
ユニークな考え方をしている子どもの考えや論理を他の子どもにぶつけて、そこに拮抗を引きおこし、一人ひとりの子どもに「葛藤」をおこさせ、「問い」を引き出すのである。
適当な子どもの考えがないとき、教材を提示する方法もある。

有田和正(1989)有田和正著作集「追究の鬼を育てる」5「書く力を鍛える」.明治図書,東京d

問いを持たせるようにしようとしても難しいのが事実です。
どのように単元として、学習意欲を持続させていくのかも考えていかなければいけません。
あまり、教師が言いすぎないようにすることも大事になるかもしれません。子どもを信頼して、主体に任せて学ばせるということが重要になるとは思いますが、つい口出してしまう、そこの塩梅が難しいです。

ただ、問いについてしっかりと考えていれば自律して学習を進めていくと思います。
教師が出している問いはどの問いなのか?と考えて、毎回が同じように取り組まなくてもいいのかなと感じる内容でした。

既習のことが多ければ、固定概念のひっくり返しが必要になると思われます。その単元や子どもたちの実態に応じて考えていけると、よりスキルアップしていきそうですね。

本日はここまで!また次回の記事でお会いしましょう!

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nanjolno
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