ウサギとカメが伝えたかった本質
童話「ウサギとカメ」から得られる教訓は、過信(自信過剰)して思い上がり油断をすると物事を逃してしまう。 また、能力が弱く、歩みが遅くとも、脇道にそれず、着実に真っ直ぐ進むことで、最終的に大きな成果を得ることができることである。(wikipediaより)
童話「ウサギとカメ」の教訓は、上記のような才能に甘んじると敗北する、地道な努力は才能にも打ち勝つといったものが一般的です。
努力が重要な事はもちろんですが、私は努力は前提だと考えています。なので、この童話から得られる教訓も少し変わってきます。定説に逆張りする、そうする事で思考力を鍛えよう、今日はそんな記事です。
ウサギとカメが伝えたかった本質
私は、この物語の本質は、「自分が長距離選手なのか、短距離選手なのかを見極めろ」だと考えています。
つまり、ウサギは短距離選手で、カメは長距離選手でした。勝負を短距離で決着させた場合、ウサギは間違いなく勝っていました。単純に長距離勝負であったから、カメが勝ったのだと考えています。
言い換えると、ウサギが負けた要因は油断してサボったからではありません。長距離で勝負を受けてしまったからです。ウサギは、自分が何が得意かを見極められていませんでした。そこが1番の問題なのです。
人生は長距離勝負じゃないの?
確かに人生は長距離勝負です。だから、努力は前提です。それができなければ、それが出来る人には最終的に勝つ事はできません。
しかし、そうした「伸ばす努力」と同じぐらい重要な努力があります。それは、「選ぶ努力」です。
自分が得意な分野、好きな事を見つける「選ぶ努力」=「自分自身を知る努力」は、何よりも重要です。努力しているのに結果がでない場合、だいたいこの選ぶ努力を怠っている場合が多いです。
今回のウサギもこの自身を知る努力、勝負する場を選ぶ努力をしっかりとしていれば、結果は変わっていたはずです。
この記事の教訓
①努力には伸ばす努力と選ぶ努力の2種類ある。
②まずは自分自身が何が好きで何が得意かを知る為に色々な事に挑戦する事。そして、その上で勝負する場を選ぶ事。
③選んだ場で伸ばす努力を重ねる事。
短距離選手は、決してサボっている訳ではありません。その距離で0.1秒でも早くゴールできる方法を模索して日々努力を重ねているはずです。
まずは、自分自身を知りましょう。勝負の場を見極めまきょう。そして、選んだ勝負の場で、存分に暴れてやりましょう。
本日も気楽にいきましょうね。では。