✨nostalghia📖東京文フリ39📖ね‐31✨

現代詩innuです/2022年詩と思想投稿欄【最優秀作品】/2024年第8回現代詩人会投稿欄【新人】

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nostalghiaへのご依頼について

ときどき詩などのご依頼があるので(有難いことです)、こんな感じかな?というのを書いておきます。ご参考ください。 〇締め切り  詩 2週間前までから受け付けております。  小説・エッセイ 2ヶ月前から受け付けております。 〇お値段  個人様からは無償でお受けいたしております。 (個人様以外からご依頼があったことがないので個人様じゃない方はご相談ください) 〇連絡先  nostalghia2020@gmail.com  Twitterは現在運用していないのと、noteのコメ

    • 12/1文フリ東京に参加します

      こんにちは、nostalghiaです! いつもわたしの詩や文章を読んでくださりありがとうございます。 先日からたびたび告知しておりますが、12/1(日)東京ビッグサイト西ホール3・4にて12:00~17:00に開催される【文学フリマ東京39】に出店参加します。 ⬇以下お品書きです⬇ 2年ぶりの出店ですが、当日は何よりも楽しく参加したいと思っております。 新刊「超いぬ祭」は50部持っていきます。 取り置き希望の方は当日までにお知らせください🙇‍ ここからが大切なので

      • コーディの十一文字(詩)

        コーディは生きたいといった。こどもたちには無害な犬だった。ルースとオーデューの看取りのあとでは、コーディは豊かな余命だった。だからわたしは、えいえんに生きることになった彼らの座標を抱きしめて、ずれながら坂をのぼった。 小屋の内部において、あれののぞむかぎり老いていられた。ひとの願いばかり受け入れつづけた生きものがどうなるのか、どうなってしまうのか、あなたは知っていたはずだ。甘んじて毛髪は抜け落ちて、吸収を拒む餌は土のうえで発酵をつづけた。 コーディの墓は十一文字で発見され

        • ✏文学フリマ東京39お品書き✏

          ✨新刊詩集 「超いぬ祭(300円)」🐕‍🦺       148×148mmの正方形タイプ       28p6篇のいぬ詩集です📖       いぬについての詩を集めました🐶          50部持っていきます! ✨既刊詩集    「鳩の発見(300円)」🕊                             ※2021年に作りました。             新書サイズ42p15篇です。          在庫僅少です! ✨既刊詩集    「水棲(200円)」

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        マガジン

        • note小詩集
          3本
        • 詩作品
          19本
        • 小説作品
          8本

        記事

          おもむろにえいえんをさけぶための練習メソッド(詩)

          声。叫べば叫ぶほどにはずれ、ずらされていく音程の連続でしか、うまく歌うことのできない歌曲があった。ステージに針を落とし、柱時計の絶叫ではじまる伝えきるためのカーテンコール。おなじ手の叩きかた、おなじ喉のふるわせかたで、おなじだと伝える。みんなおなじえいえんだ。 苦しみのないピアノもある(あった、そうであった)苦しまずに記されたリタルダンド(<)、おもむろに強く、おもむろにリズムを間延びさせ、ここは安全だと伝える。安心してわたしたちの距離をゼロへ置き変え、一秒を百年に引き延ば

          おもむろにえいえんをさけぶための練習メソッド(詩)

          🐩12/1(日)文学フリマで詩集を頒布します!(ね‐31)🐩

          こんにちは、nostalghiaです! 12/1(日)12:00~東京ビッグサイトで行われる「文学フリマ東京39」に参加します!! 📖お品書き📖 ✨新刊詩集 「超いぬ祭(300円)」🐕‍🦺       148×148mmの正方形タイプ       28p6篇のいぬ詩集です📖       いぬについての詩を集めました🐶          50部持っていきます! ✨既刊詩集    「鳩の発見(300円)」🕊                             ※2

          🐩12/1(日)文学フリマで詩集を頒布します!(ね‐31)🐩

          犬とそのための日記(小詩集)

          いぬ。かわいそうな、服を着せられていない、犬。「生きていないね!」犬のなかには、いちども発光せずに閉じていく部分がある。えっと、ある、と思う。暴れまわる犬のイメージ・映画に登場させられている犬の知覚。目隠しをしたままに、右のかかとを軸にn回転したあとで、「きみはどこにいるでしょう?」おそろしい犬のいないところがいい、それがいい……。 犬の、存在しない種類のイヌの、名前。土俵にまぎれこんだ犬、戦争に使用される犬、ひとの役にたつ犬……いない、ということで、存在を忘れ去られる

          犬とそのための日記(小詩集)

          ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』(感想文)

          〇灯台へ向かうひと、陸にのこるひと あたらしい時代には、あたらしい生き方が渇望される。 ひとはひとつの時代という安楽の船が沈んだあとで、溺れないように必死にもがきながら、生き残るための手段を求める。 そのときに、もとの居場所であった古い時代に戻ろうと灯台へ向かうひともいれば、灯台に背を向けて一心不乱にもがき、か弱かろうとも一片の板切れにしがみつくひともいる。 第三部のラストシーンで交互に描かれる船と陸地は、父権的な社会的価値観を回顧し、そこに戻ることを求めてきたひと(ラ

          ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』(感想文)

          ボルヘスを読みながら(小詩集)

          蝶、のかたちをした骨がある。あってもいい。その、左上のところ。この部位がふるえたのはうまれてはじめてのことだった、しかも生きているひとのことばで。!。 だれだったか。肉体が土と等価になったひとをみおくるときに、魂のみおくりを平行して執り行った。えいえんにいきることを押しつけられたわたしたちは、夜のうちにひとつの椀から、定められた和語だけを起用して、ひとつずつ、ことばを啜った。 享日。ボルヘスを読みながら、つまらない、と。ただねむりのなかで、わたしは犬だった。犬ではない

          ボルヘスを読みながら(小詩集)

          自転車で三田へ〜北里柴三郎の乱〜

          自転車のメンテナンスをしてたら横倒しにしてしまい、スマホホルダーを破損。気を取り直して自転車に跨ったらサイクルグローブを忘れていることに気づく。蚊にあちこち刺されて痒い。さあ気を取り直して出発…と思ったら霧雨が降り始める。 (あ、これは今日ツイてないな…!) と確信したので、サイクリングの予定を変更。初めての道は止めて、走り慣れた道を走ることに。 具体的にいうと、ラーメン二郎のひばりヶ丘店に行こうとしたのだけど、切り替えて三田本店へ。 (いつも通り)甲州街道をばくしん

          自転車で三田へ〜北里柴三郎の乱〜

          インドラネットと波、

          ひとの弱いところを見せてもらうのが、とても申し訳なくなる。私にはさらけ出せるじぶんというものがあまりにも少なすぎる。 ひとと会話するとき、私は他者にとっての他者である。私という器のホストでありながら、他者という器のゲストである。インドラネットに連なる玉のひとつであり、他の玉を反射する。また、他の玉に反射される玉のひとつである。 ほんとうのじぶん、に悩むことよりも、そうした集合のなかで私はなんであるのか、なにをすべきなのか、について考えることは不毛だろうか。 ほかのたとえ

          読書会とボルヘスと鳩

          ボルヘスの「伝奇集」を読んでいる。 読書会の課題図書で、選んだのは私ではなく友人。 ボルヘスの語りには、よく夢が現れる。そして夢は単なる睡眠の副産物ではない。超越した次元に潜り込む行為であり、そこで人は無限を経験できる。 胡蝶の夢などと持ち出すまでもなく、私たちはいつだって現実が夢に飲まれないように、夢が現実と交わらないように、どこか緊張しながら生きている気がする。 「これは夢の話なんだけど」 と話す人の、 「これは旅先での話なんだけど」 と語る時の、おなじ興奮。

          自転車で羽田空港へ2回目

          自転車で羽田空港へ。 前回は第3ターミナルビル(西側から行くといちばん近い)のピアノを弾きましたが、今回はいちばん奥にある第2ターミナルビルのピアノを弾きに。 多摩川サイクリングロードをバクシンバクシーン!🏇 前回は穴守稲荷の鳥居についたところで「もうええわ…」ってなってました。暑すぎて。 あれから一ヶ月くらい経って今のクロスバイクに慣れてきたこともあり、「まだまだいける!」といい調子。 そのまま第2ターミナルビルへ。 暗すぎる!!(写真は通り抜けた逆側から) 歩

          sonatine.(小詩集)

          はしりながら、こっちにやってくる、わたしは 従属するプラットフォームのまんなかで、あなたを のぞきこんでいる。禁猟の区域から、まっすぐに 釣竿をかかげるひとの、鉛直におちていく、 やさしさ、くく、まいにちのにっき、あなたは いまがいちばんしあわせだからいま、 ここでしななければいけない。 1 piano sonataそれからsonatine.独奏のための準備として、 期待されるいくつかの、模倣された手指の動き。 「蜘蛛をころしたことがある」それでも祖母の赤子を 台所に

          12/1文フリ東京受かりましたので参加します〜取り急ぎご連絡まで。新しい私家版の詩集もってきます〜。

          12/1文フリ東京受かりましたので参加します〜取り急ぎご連絡まで。新しい私家版の詩集もってきます〜。

          黙殺されてきた怒り

          私がこういうことをいうと、必ず誰かに「いやそれはおかしい」といわれるのだけど。 正当なやり方ではなかったとしても、激しく怒ることや、感情を爆発させることでしか、伝えられない状況がある。 たとえば街中を行進するデモ。絵画を汚したり、建物を占拠したりする迷惑な行為。ひとの楽しみを奪い、突然批判的な言動を浴びせかけてくる類の行動。 それらが抱えているのは、だれにも知られることなく、ないものとして扱われてきた怒りなのだろう。 ヒステリーに見えるかもしれない。 正当な意見の表