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小学校の自由研究がプチ小説家のデビュー作になったおはなし📚

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自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなしの連載です📚 小学校1〜6年生まで綴りつづけた詩や俳句などの短編集を、今の想いとともにまとめました。 #子どもに教えられたこと
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#創作

【第9回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚

「人間にとってもっとも悲しむべきことは、病気でも貧乏でもない。自分はこの世に不要な人間だと思い込むことです」

これは、愛されるという喜びを人々に与え歩いたマザーテレサが残した言葉。私がはじめてマザーテレサの伝記と出会ったのは小学3年生の時でした。

こんばんは🌕文月ノベルです。

皆さまの中にも、小学校のころ、たくさんの伝記を読んだ経験がある方がいらっしゃるのではないでしょうか。私も例外なく、

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【第8回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚

【第8回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚

前号(⑦)でお話した、小学3年生の夏の迷い・・・。

そんなときに国語の授業で出会ったのが、あの有名な詩。金子みすゞさんの『私と小鳥と鈴と』でした。

あ~私は何に悩んでいたのだろう。私は私のままでいいんだ、と、友達だって友達のままでいいんだ、と、心のもやもやがすっと晴れたことを思い出します。

詩に悩み、そして、詩に救われた私なのでした。

こんばんは🌕文月ノベルです。

それでは本日も、小学

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【第7回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚

【第7回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚

「詩のボクシング」。声と言葉のスポーツともいわれるその存在を、みなさまはご存知でしょうか。  

こんばんは🌕文月ノベルです。

「詩のボクシング」とは、ボクシングのリングに見立てた舞台の上で2人の朗読者が自作の詩などを朗読し、どちらの表現がより観客の心に届いたかを競うイベント。

小学校に入学してからというもの、暇さえあればまるで石像のように動かず家や図書室で本を読んでいた私が、それと出会った

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【第6回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚

【第6回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚

河原で見つけた石ころやちょっと珍しい消しゴム、クマのぬいぐるみが大好きで、宝もののように肌身離さず持ち歩いていたあの頃ーーー。

突然、大好きだった担任の先生が入院をし、学校に姿を現さなくなりました。幼い私にはなにが起きたのか分からず、ただショックで、悲しくて、眠れない日々が続きました。

「先生に、早く元気になってもらいたい。。。」
「私にとって、本当に大切なものってなんだったのだろう」

こん

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【第1回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚

【第1回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚

6歳〜12歳のころのわたし。 27歳を迎えてから、なぜかふわりと思い出す、パステル調の、色味に例えるとおひさまのような淡いだいだい色の記憶。小学校6年間の、記憶。

こんばんは🌕文月ノベルです。

 わたしは小学校の6年間、俳句、詩、小説と、それはそれはさまざまな、(ーーおそらくはすべて文章にもなっていないの作品なのだけれど)、文章を書いてきました。

 周りの友だちが毎夏、自由研究として、水と

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【第2回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚

【第2回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚

常識なんていう考えのないあのころの、混じり気のない真剣な、壊れやすくて、痛いくらいの、真っ白さ。

こんばんは🌕文月ノベルです。

連載の前書きは、こちらからご覧ください(*´-`)
それでは、小学校一年生からスタートです。

◇1番じょうずな字お が じょうず
か が じょうず 
あ が じょうず
さ が じょうず
ん が じょうず

だって、おかあさん、だもの。
だから、ゆっくりていねいに書

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