157日目 異動したい部下は1人だけだった
部下と今後のキャリアプランについて面談をするために、事前にキャリアプランを描いてもらい、それを元に面談をしていきます。
会社で用意したフォーマットに基づき、キャリアプランを作成し、面談前に提出してもらいました。
そのフォーマットには、異動したいか?今の組織に留まりたいか?という意思表明をする欄が存在するのですが、異動したいという希望を出したのは、1名だけでした。
異動を希望しない人は淡々とキャリアプランについて面談していけば良いですが、異動希望者についてはいろいろやっていかないといけません。
隣の芝は泥沼であることを伝えたり、本気度を測ったり、異動先候補の選定をしたり、部長に報告したりと一気にやることが増えますね。
若い人は少ない情報や一面的な見方で判断してしまうことがあります。
ちゃんと情報を与えて、悩むところは悩んで、将来の事も考えて決断してほしいです。
会社を辞めさせたくない人材なので、異動するとなった場合に、異動先の実態を知って嫌気がさして、やっぱり戻りたいとか、退職してしまう可能性がある場合はちゃんと事実実態を教えて、そういう事にならないように注意しなければなりません。
異動願いを出したり、社内公募に応募したりして異動した人で、それが2回続いている人で管理職になっている人はいません。
いくら前向きな異動願いであったり、社内公募の志望動機であっても、「前にも、異動を希望してるよね?また、異動したいの?」と環境適応能力がない、持続性がない、ストレス耐性がないと判断される可能性が高いです。
管理職は組合員と同じ職場で働いていますが、組合員には目に見えない部分でいろいろな情報が飛び交っていて、目には見えませんが環境はかなり変わります。
人間関係も目に見えない部分で結構ギスギスしてます。
そんな環境でも耐えれる人材でないと管理職にしようという気にはなりません。
組織の横に移動することは、自分の意思で決めれますが、組織の上に上がるためには自分の意思では決めれません。相手に決めてもらう、つまりは上司に選んでもらう必要があります。
相手に決めてもらうという観点で、異動することは本当にメリットになるのかどうか考えた方がよいです。