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ヒトラー最後の12日間【・・・今から映画感想についての話をする。3人だけ残れ。「閣下、もう3人しかいません」  チキショーメ――】

これは知らぬ者なし大作映画。
ナチスドイツ最後の日々を、
総統大本営地下防空壕を舞台に描いた作品。

かつて「ブンカー」という映画が80年代にありましたが、
それの近代化リメイク版と言えるでしょうか。
(ちなみにヴィムヴェンダースの「ベルリン天使の詩」にその撮影現場が出てくる。そんなんあり?)
「ブンカー」検索しても出てこん。
まあこいつがあるから足りるか。

また名優ブルーノ・ガンツが怪物的な怪演を魅せ、
すっかり市民化された元ナチス親衛隊のおじいちゃんが、
「そ、総統閣下!? もしかしてわし、タイムスリップしてる!?」
とボケ始めてしまい「違うのよお爺ちゃん映画なのよ」となだめるのに一悶着あったとかいう都市伝説が残っているくらい、本物そっくりらしい。

さらっと観たい方は、総統閣下シリーズをどうぞ。
チキショーメ!(どうみても日本語にしか聞こえなくなったんだ)

あらすじはウィキペディアでご覧ください。
もう史実ですから、説明するよりそっちの方が早い。

この作品については・・・
もはや語ることなし。
役者とは。演技とは。
舞台を目指す人にとっては、もはや古典の一本。
俳優の演技力のすさまじさ、業の深さを、まざまざと思い知らされる作品。

若いころ、なぜかカルチャーセンターの演技の講座に行かされたことがあったんですが、
そこですっぱいくらいに言われたのが、「自分で演じているつもりでも、はたからみるとリアリティがまったくない」素人はそうらしいのです。

だから対象をよく分析して、
この役柄なら必ずこうなるはず・・・みたいなことを、考えないといけないらしんです。
ムズカシー

それに比してこのガンツ版総統閣下。

なろう系なのかな?

圧倒的な差を見せつけにきてるんか? 
素人が見ても怪演だと分かるくらいの凄み。
芝居を好きな人なら、いちどは観た方がいい。

これとあと、ケビンスペイシー。

このふたりは、素人が分かるレベルで、
戦闘力530億と戦闘力0.05(ふ、微粒子ゴミめ)くらいで、
役者の仕事がどういうものか、理解できるので。

いや、他の役者がすごくないわけじゃないけど、
このふたりだけ異世界転生レベルなんだ。

***
さて、ミリオタ歴オタ的な話をするときりがなくなるので、
この辺りで締めておきましょうか。
今回は怪物じみた演技力の話でした。

いやありますよ、
ゲッベルスだけ似てないとか、まあでもそういうのかまわんよとか。
あとユーゲントの少女兵が戦死しちゃうシーンとか。いやーすんげ。
モーンケSS少将がたそがれてたりとか。
いやあんたプリゴジンくらいはっちゃけてた過激派の人でしょとか。
イイ人ぶるなー。いいけど。

もうやめるんだ!
OTACは死なぬ。ただ消え去るのみなんだ。
大作すぎた。

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